まだまだ寒い時期が続いて、身体には堪えますがあと1か月もすれば、すぐ春ですねぇ♪
春と言えば『桜』!きれいに咲きほこる桜を見ながら、美味しい行楽弁当やお酒を楽しむ!お花見でないと、外で飲食する機会もなかなかありませんよね。
昼間から飲むお酒は最高です(笑)日本に生まれて良かった~!
そこで、ふと思いました・・・
「外国でも同じように桜は咲くの?」
「お花見はするの?」
今回は、そんな外国の桜についてあれこれ調べてみました。
桜は外国でも楽しめる
桜を楽しむ日本人!
春が近づくと、桜の開花が待ち遠しくなり、日本では連日、開花情報が流れます。
桜の木の下で友達や仕事仲間と食事を囲みながら、騒いだり、話したりするのは格別ですね。毎年、このお花見を楽しみにしている人も多いことでしょう。
「桜」とつく名の曲も数え切れないほど多くあり、日本人が本当に桜が好きなことが伺えます。
美しい満開の桜に感動しつつ、ひとたび風が吹けば一斉に散りゆく儚さとを両方兼ね揃えるところが、繊細な日本人に愛される理由のひとつでしょう。
また桜が咲く春といえば、「出会い」と「別れ」の季節でもあり、日本人は特に思い入れが強くなるのかもしれません。
桜を愛する日本人の中には、「桜は日本だけのもの!」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
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桜が好きなのは日本だけ?なぜお花見をしたり桜を楽しむの!?
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実は、桜は日本にだけ咲く花ではなく、海外にも日本の桜が咲いている国があり楽しまれています。
中国や韓国は桜の木が自生していますが、ヨーロッパや北米、オセアニアなどは、昔、日本から桜の木が贈られて植林されたのです。
ヨーロッパや北米は、開花時期は日本と大差ありませんが、平均気温が日本より低いため日本より開花期間が長いのが特徴です。
日本にはない品種もあるので、いつもと違った桜を見に、海外に足を運んでみるのもいいかもしれません。その際は、せっかくなのでお花見スポットに訪れましょう。
桜が楽しめる国は?
桜は現在、ヨーロッパ・西シベリア・日本・中国・米国・カナダなど、主に北半球の温帯に、広範囲の国々に分布しています。
そんな中で、海外でも代表的な桜が楽しめるスポット(国)4選を紹介します。
【ドイツ】桜通りのピンクのアーチ
ドイツの古都ボン(Bonn)にある桜並木です。
ボンには、あのベートーヴェンの生家「ベートーヴェン・ハウス」があるのですが、桜の名所もそのすぐ近くにあります。
実は普通の住宅街なのですが、1980年代に通りの両側に八重桜を植えたことで世界的に有名になりました。歩いて15分程度の桜のトンネルがあり、開花時期には世界中から観光客が訪れます。
綺麗な桜が咲くと「桜祭り」を開きたくなるのは世界共通のようで、この住宅街の桜並木でも毎年お祭りが開かれています。北海道より緯度が高くて寒いドイツのボンでは、桜の見ごろは4月の下旬ごろです。
カフェやレストランでも楽しめるアトラクションが計画されています。ドイツの街並みを背景に桜を楽しむのも、いいものですよ!
【韓国】街を挙げての一大イベント「鎮海軍港祭」
首都ソウルから列車で約3時間半ほど南下した慶尚南道(キョンサンナムド)鎮海(チネ)には、22万本以上の桜があります。
鎮海は軍港の街でもあり、毎年3月下旬から4月初旬頃に「軍港祭」(グナンジェ)というお祭りが開催されます。
40年以上の歴史を持つこの軍港祭は、昔は16世紀の軍人「李舜臣」将軍の追悼式でした。時とともに、この桜祭りが同時に開催されるようになり、いまでは、国内外から200万人以上が訪れるお花見イベントになりました(軍事イベントもまだ開催されています)。
慶和(キョンファ)駅から線路に沿って800m続く桜並木の中での電車ウォッチングは、大人気です。
確かに線路と列車と桜のコラボレーションは、インスタ映え間違いなく鉄道ファンではなくても撮影したくなりますよ。
鎮海で見られる桜は、王桜(ワンポッコッナム)という種類のもの。
先ほどのドイツの濃い桃色の桜とは異なり、薄ピンクから白の花をつけ、日本人も親近感を覚える桜です。
【カナダ】「グリーンシティ」バンクーバーに咲き誇るピンクの桜
北米大陸では米国ワシントンDCの桜が有名ですが、隣国カナダのバンクーバーも、近年桜の名所として急速に存在感を増してきています。
桜の名所がもれなく開催している桜祭りもバンクーバーでは2005年スタートで、2011年には3000本も桜を追加で植樹されました。今では、バンクーバー市内の50を超える公園で桜がみられます。
トリップアドバイザーのランキングで「世界で1番良い公園」に選ばれたスタンレー・パークにも、煙るような桜並木があります。カナダの公園は広いので、見応えがありますよ。
【アメリカ】ワシントンD.C.でも桜が咲き誇る!?
1912年、当時の東京市長、尾崎行雄が3000本の桜の木を、日米の友好関係を記念してアメリカに贈りました。
それからというもの、これらの木は常に両国の友好関係を象徴するものとして、日本政府は、その後もさらに3000本以上にのぼる桜の木を贈りました。
今日では、ワシントンDCの桜は日米友好のみならず、春の訪れを象徴する存在になっています。
ワシントンDCでは、毎年3月から4月にかけて『全米桜祭り』が行われます。2週間にわたる祭りの期間中は70万人を超す人々が集まり、桜の美しさと、様々な催し物を楽しみます。
このお祭りで最も大きなイベントの一つは、コンスティテューション・アベニューを練り歩く大きなパレードで、マーチングバンドやダンサー、山車、そして有名人のゲストが見どころです。
また「さくら祭り」と呼ばれる日本人によるお祭りも、このフェスティバルの期間中に行われ、相撲や日本の一流職人による寿司の実演、それから和太鼓のパフォーマンスなどで盛り上がります。
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まとめ
外国の桜の名所4か所、いかがでしたか?
今回はご紹介できなかったものの、実際、まだまだ多くの素晴らしい桜スポット(国)があります。
桜が多くの国々で受け入れられ、親しみ楽しまれていることは日本人として嬉しいかぎりです。
もっともっと、桜の素晴らしさが世界中に桜が広がるといいですね!