皆さん、閏年についてどれくらい知っていますか?
多くの人は、オリンピックと同じで4年に1度、2月29日があるということでしょうか。
知っていてもその理由が1年は厳密にいうと365.24219日でその端数を調整するのに閏年があるというくらいしか知らないかもしれませんね。
閏年にはどんな歴史や由来があって、現在の4年に1度、2月29日を1日増やすことになったんでしょうか。
また、閏年が誕生日の人はどのように年齢を計算すればいいのですかね?
閏年が誕生日の人は、このことについても知りたいところではないでしょうか。
さて、今回は・・・「そもそも閏年の由来って?」と「年齢の起算方法」についてご紹介致します。
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そもそも閏年の由来って?
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閏年って、歴史を紐解くととても古く、紀元前の古代のローマ時代まで遡ります。
そんな、昔から暦と季節のズレに気づいていて、暦を補正することを考えついた昔の人に感服です。
4年に1回の閏年を取り入れ始めたのは、あの有名な古代ローマの将軍「ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)」でした。
暦はこの彼にちなんでユリウス暦と言いました。ユリウス暦は太陽暦の一つです。
このユリウス暦が今の閏年のルールと、一緒かと思われるかもしれませんが、実は違います!
4年に1回の閏年を設けた場合には、毎年0.25日補正していることにななります。
しかし、本当は1年=0.24219日。ユリウス暦では1年で0.00781日分ずつ多くなる計算になるのです。
え?ちょっとした差じゃん!って思われますよね。しかし、これが長く使われ続けるとズレが影響するんです!
ユリウス暦が使われて1600年近くも経った1582年、その頃のローマ教皇だったグレゴリウス13世が、当時の有名な天文学者たちを集め、新しい太陽暦である「グレゴリオ暦」を作り、これが徐々に世界に広まっていきました。
日本でも明治5年に採用され、現在使われている暦となっています。
グレゴリオ歴での閏年のルール
①西暦年が4で割り切れる年
②ただし、西暦年が100で割り切れる年は閏年ではない ③西暦年が400で割り切れる年 |
となっています。
②があることにより、閏年は必ず4年に1回あるとは限りません。
次回、②が適用されるのは2100年です。
ほとんどの方が・・・多分生きてませんね(笑)
③は滅多にないことなので、西暦2000年は歴史的にもすごく珍しい年だったんですね。
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年齢の起算方法
次に、2月29日生まれの閏年が誕生日の場合の計算方法を説明します。
閏年の2月29日が誕生日だからといって、閏年以外の誕生日が消えてしまうわけではもちろんありません。
基本的に2月29日に誕生日の人でも、うるう年以外は、
2月28日の午後12時(または、3月1日の午前0時)に1歳増えます。 |
区役所への出生届も、誕生日をずらして28日生まれ(または3月1日生まれ)として届けを出すことも可能です。
つまり、2月29日生まれの人は、2月28日、29日、3月1日の好きな日を誕生日にできて、この間の好きな日に祝ってもらえばいいのです。
閏年は、暦の誤差を調整するため4年に1度1日設ける必要があり、しかも、微調整のために必ず4年に1度とも限らないんですね。
最後に
もし閏年のことを詳しく知らない方が周囲にいたら、なぜなのか説明するのもありかも・・・。
ちょっとした一目置かれるかもしれませんよ・・・