みなさん、閏年ってどうしてあるのかご存知ですか?
私は恥ずかしながら、4年に1度、2月末に1日追加されることしか知りませんでした。実際、この閏年っていったいどんな意味があるのでしょう。
今回は、私のように本当は知らないけれど、今更他人に聞けないとこっそりお悩みの方々のためにも「閏年が何のためにあるのか」「閏年の出し方について」ご紹介していこうと思います。
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閏年って何のためにあるの?
1年は365日!!
2月の日数は28日まで!!
4年に1度、2月の最後に29日がある年を閏年!!
ここまでは知っている方が多いかと思います。
では、なぜ2月を4年に一度増やすのか・・・
地球が太陽の周りを1周するのに、約1年かかります。厳密には、地球が太陽の周りを一周するのに必要な時間は365日より少し長く、実は1年は365日ではないのです。
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閏年の意味と由来は?いつから始まったの?
自分の誕生日、誰かに祝ってもらえたら嬉しくていいですね。 しかし、毎年誕生日がくるわけではない人たちもいるのです。 どういうことか分かる方はいますかね?(笑) その人たちとは・・・そうです!4年に1度 ...
少しとはいえ、もしこのまま何もしないでおくと、地球の位置が毎年少しずつ遅れ、何年も経つと日付はもちろん季節までもがずれてしまうのです。
そうならない為に・・・
4年に1度、2月に1日増やして、このズレを微調整しているのです。
閏年の出し方
1年は365日じゃないのです!
1年とは、地球が太陽の周りを一周した時間を意味します。
これでいうと、精密には一年は365.24日あるので、1年=+0.24日多いことになるのです。
このわずかな時間が、4年経過すると積もり積もって約1日になるんです!
計算すると0.24×4 = 0.96日
このため「4年に1度1日増やす=閏年が必要」となるのです。
うるう年の定義とは
- 4で割り切れる年
- 100 で割り切れる年は対象外
- 100 で割り切れても400で割り切れたら閏年
この理論から・・・
2016年は閏年になりますが、2100年は閏年にはならないんですね。そして、2400年は閏年になります。
この理論の100とか400って一体???どこから出てくるのでしょうか。
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4年で1日を増やし続けたとすると…
先ほどの0.24×4 = 0.96日の計算で、4年に0.96日多くなるとなっていました。
しかし、これもまたより正しくいうと、4年で1日増やすことで、0.04日不足する結果となるのです。
そのため、真面目に4年に1度を閏年としていると、1年で0.01日不足することとなります。
しかし!!
実は、その不足分は100年でちょうど1日分になるのです!!
ですから・・・
閏年の定義では、100で割り切れる年は対象外としているのです。
400で割る時も、なぜうるう年?
最後に残る疑問・・・
なぜ400で割り切れる時も閏年になるのでしょう。
実は・・・
分かりやすく説明にするために「1年は365.24日」としていましたが、実際には「1年=365.2422…と端数がある」のです。
その端数を考慮に入れると、100で割り切れる年でも400年経つと、1日多くする必要があるのです!
わずかでも、積もり積もると400年で1日もの時差が出てしまうのには驚きですね!
最後に
閏年についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
地球が太陽の周りを一周する時間のわずかな誤差を、そのままにしておくと季節とがずれていってしまうのですね。
それにしても、このうまくできた暦って誰が考えたのですかね?
暦や閏年を整備し、考え出してくれた人がいたおかげで、毎日、何事もなく季節や時期を判断して生きていく為に計画を立てて、どう行動したらいいかも分からなくなるのかもしれませんよ。
今回、ご紹介した閏年についての情報を使って何年が閏年なのかを調べたい方は、今回の内容を参考にしてみてくださいね。