自分の誕生日、誰かに祝ってもらえたら嬉しくていいですね。
しかし、毎年誕生日がくるわけではない人たちもいるのです。
どういうことか分かる方はいますかね?(笑)
その人たちとは・・・そうです!4年に1度しか誕生日がこない閏年の2月29日生まれの人たちです。
閏年って聞くと、4年に1度でオリンピックの歳だな~って感じで思い浮かぶ人がいるんじゃないですかね。
そもそも、閏年っていつ誰が考え付いたんですかね?なぜ、2月に1日設ける必要があるんでしょうか。
今回は、そんな閏年について「閏年とは?」「閏年の由来は?」を取り上げたいと思います。
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閏年とは?
閏年とは、通常よりも1日多い、1年が366日になる年をいい4年に1度訪れるのです。
普通は、2月は28日までですが、閏年は1日増え 2月29日 まであり、この29日を閏日と言うのです。
この閏日がある年のことを閏年と言います。
うるう年はなぜ必要?
なぜ、4年に1度、1日多くするんでしょうか?
みなさん、ご存知の通り、1日の時間の長さは24時間で、これは地球が自転して1周する時間です。
そして、1年は365日あり、これは太陽の周りを地球が公転して1周した時間です。
それが実際には、ぴったり365日ではなく365日+6時間でこの6時間分が多いのです。
この状態をこのままにすると、毎年6時間ずつずれてしまうため、この修正が必要となってくるのです。
例えば、400年経過すると100日足りなくなり、3ヶ月以上、暦が早まるのです。
寒い季節のクリスマスが、3ヶ月前だとまだ暑い季節になってしまうのです。なので、このずれを調整するため4年毎に閏年を設けているのです。
閏年の由来は?
では、どうして「閏年」と呼ばれているのでしょうか。
「うるう」を漢字で書くと「閏」となりますが、その由来は中国から来ています。
これは「王」が「門」に閉じこもる意味が込められており、暦からはみ出した「閏年」は門の中に閉じこもった王が、政務をしない事が由来になっています。
まあ、確かに本来ないはずの日に、働く必要はないのかもしれないですけど(笑)
閏年の考え方の元となっているのがグレゴリウス暦で、その歴史は1579年に遡ります。
その時の教皇グレゴリウス13世は新しい暦を作るために、その時代、代表する天文学者などを集め、そこからなる委員会で検討させました。その暦は1582年に発布されました。
日本でも明治6年(1873年)にそれまで使われていた太陰太陽暦に代わって、グレゴリオ暦が使われるようになり現在に至っています。
日本のそれまでの暦は、天保暦と言われる太陰太陽暦でした。
これは、太陽の軌道を計算して、その軌道を元に24分割されていたのですが、実際の太陽暦と暦のずれを防ぐための閏月の計算が難しかったようです。
結果、明治維新に入って、グレゴリオ暦を導入することになったということです。
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まとめ
閏年について詳しく知りたい方にとって今回の情報はお役に立ちましたでしょうか?
閏年の起源ってとても古くて、紀元前の古代ローマ時代まで遡るのですね。
その頃に使われていた暦はユリウス暦といい、1600年近くも使われていたそうです。その後、グレゴリオ暦に移行していったんですね。
しかし・・・はるか昔の遠い時代から、こんなに正確な暦が考えられていたのが驚きです。昔の人たちって凄く頭が良いですよね。
暦を考えた人たちがいた時代にも、ひょっとしたら今のようなテクノロジーがあったんじゃないかって思うぐらい。
閏年のことを調べていて思ってしまいました♪