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「なん」や「ね」は方言?標準語と沖縄の使い方の違い

投稿日:2018年11月25日 更新日:

旅先は、一度行ったら何度も行きたくなってしまう場所ってありますよね。
誰でも特に思い出深い場所、また絶対に行きたいと思う場所、そしてそれを実行している方って意外と多いかも。

そして旅に出た時に、その地で聞いた現地の言葉に混乱したり、なるほどと感心したりします。
また、大学生や社会人になって様々な土地の出身者と付き合うことになると、そこで方言について知ったりすることになりますよね。

そこで自分では方言と思っていなかった言葉が実は方言だったことがわかったなんてことも。
話のいいネタにもなる方言、言い回しは、可愛い響きとか面白い表現とかお互いの出身地についてなお興味を持つトピックにもなります。

そこで今回は、沖縄の方言について調べてみたいと思います。
沖縄には独特な言い回し、表現があることで知られていますね。

例えば、
• ハイサイ「こんにちは」
• めんそーれ「いらっしゃいませ」
• にふぇーでーびる「ありがとうございます」

などは沖縄に旅行に行ったりすると耳にする言葉ですね。
とても温かみを感じる表現、そしてイントネーションが耳に心地いい沖縄言葉。
では、ここで地元の方が実際に使っている表現をいくつかご紹介したいと思います。

ゆくる「休憩する」という意味
「ちょっとゆくってくる」というのは、「ちょっとタバコを吸ってくる」という感じで、喫煙者が特に使うようです。

ウチナーンチュ「沖縄県民」という意味
内地に住む人、ということから、ウチナーンチュという響きになっています。
「ウチナーンチュ?」と初対面の人に聞いたりします。

意味よー「意味がわからない」という意味
難しいことを言われて、わからない、返事ができないときに「意味よー。」と返事をします。

知ったかー「知ったかぶり」という意味
何となく想像できますよね。相手が間違っている話をさも知っているかのように話し出したら、「知ったカーしないで、全然違うよ。」と返します。

ガチヤマ「食いしん坊」という意味
たくさん食べた人に「ガチマヤーだね。」となります。

テーゲー「適当」という意味
だいたい、という感じのニュアンスで、料理をしていて、塩はどれくらい入れればいいの?と聞かれたら、「テーゲーでいいよ。」と答えます。
これは、だいたいで大丈夫ということです。

という感じでまだまだたくさんある沖縄言葉。旅に行ったら様々なところで聞くことになるかもしれません。
また、周りに沖縄出身の方がいたらちょっと聞いてみるとより使い方のニュアンスがわかりそうですね。

「なん」はどういう使い方をされているのか?

沖縄言葉で、「なんくるないさ」というのもよく聞きますね。
「なんとかなるから大丈夫」的な意味で使うことが多い言葉ですが、真面目に一生懸命自分ができることをしていけば、最終的にはなんとかなるよ、という意味。

なんくるないさ、は自分も努力してこそなんとかなるという深い意味があったのですね。
「まくとうそーけー」という言葉をつけて表現することも多く、これには、正しいことをすれば、という意味
この二つの言葉をつけて、「まくとうそーけー、なんくるないさー」が、よく使われる言い方。
頑張らなくちゃと励まし、励まされるような言葉ですね。

また「なん」が出てくる他の言葉として、「なんでかねー」というのはあります。
文字通り、なんでだろうね、という意味合いではありますが、ちょっとニュアンスが違います。

例えば、
A:「ねえ、ここのあった私のチョコレート黙って全部食べたでしょ?取っておいていったのに。」
B:「あー、なんでかねー。」

となります。
これは、何か責められて、本来なら理由、いい訳を言うところなのですが、ここで自分にはなんの関係もない、というニュアンスで、なんでだろうねーととぼける感じです。
こう言われてしまうと、もっと問い詰めたくなるところが、「もういいわ」となってしまうというというもの。
なんかうまく逃げたい時に使えそうですね。

語尾に「ね」をつけるときのビミョーな意味の違い!

もう一つ語尾に「ね」をつける表現。
_______しましょうね、などという感じで、こちらも沖縄に行くとよく聞く表現。

一般的に語尾に「ね」をつけるというのは、_____しましょうね、という意味に捉えますよね。
例えば、「今度一緒に、映画を見ましょうね。」という感じです。
でも沖縄では、この言葉は、「________しますね」という意味になります

例えば、飲み会などでグループで集まっている時に、そろそろ終電近くなった時間に、一人の人が、
「先に帰りましょうね。」と言うと、沖縄言葉では、「一緒に帰りましょう。」という意味ではなくて「先に帰りますね。」という意味。
_______しますね、を柔らかく言った表現になります。
わからないと一緒に帰ろうと誘われているかのようですよね。

方言って難しい

その土地の言葉は表面だけ、意味だけわかっていても使うとなると難しいですよね。
関西出身ではない人が、関西弁をちょっと使ってみても、地元の人にとっては、それなんか違うよ、となりますよね。
微妙なニュアンスは実際表現するのは本当に難しいもの。

沖縄にもそのような言葉がたくさん。
沖縄に旅に出て、体験してみたくなりますね。

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