皆さんは旅行が好きですか?
遠出したりする旅行はもちろんのこと、近場の温泉に行って時々はリラックス感を味わうという方もいるかと思います。
旅はいつでも人の心を癒してくれるものですよね。
特に、大自然に触れ合う旅はそう感じさせてくれるのかもしれません。
そこで、今年は旅行に行く予定はありあすか?
海外旅行もたまにはいいけれど、日本国内にはたくさんの訪れるべき場所がありますよね。
最近は、日本自体も世界の中で有数の観光地となりました。
季節によっても人気スポットは変化がありますが、夏に訪れる場所として人気なのが沖縄。
美しいビーチの景色は、完全に日常の世界から解放してくれる癒しのスポットとして、たくさんの人から長い間愛されているリゾート地。
同じ日本にもこんなにもリゾート感でいっぱいなところがあるのだと、改めて思わせてくれるようなところですね。
また沖縄グルメも大人気。
地元で食べる地元のものはやはり説得力があるというか、本物だなと感じるかと思います。
沖縄に行こう、と思われるきっかけは様々ありますが、やはりこれらの理由が多いのではないでしょうか?
そこで沖縄旅行を計画、また、候補の一つに入れている方、沖縄の方言について知っていますか?
例えば、「めんそーれ」は今は「歓迎」の「いらっしゃい」の意味ですが、本来は、「来てください」という意味。
と、これぐらいは聞いたことがあるかもしれませんが、他には?
それが結構あるのです。
その一つ「ヌー」についてご紹介いたします。
「ヌー」とは何のことだと思いますか?
普段あまり使わない言葉ですが、アフリカに生息する、大きくてあの牛っぽい動物を想像するではないでしょうか?
でも沖縄では違うのです。
沖縄の方言「ヌー」とは?
沖縄で「ヌー」というと、と「何?」という意味になるのです。
しかも、直訳では「なに?」ですが、ニュアンス的には「なによ?」「なんなの?」
という意味です。
あまり丁寧な言葉ではないので、男の人同士が使うことが多いようです。
地元の人でも、目上の人や、知らない人にはあまり使わない言葉。
「ヌー」は、自分の機嫌が悪い時とかに使うことが多く、人に話しかけた時に「ヌー」と返されると、ちょっと「こわっ、機嫌悪い」という雰囲気になります。
気の置けない仲間内でよく使われるようです。
ヌーの正しい使い方!?
では実際どう使うのでしょうか?
A:「ちょっと!」
B:「ヌー」(なに!)
A:「部屋掃除してよ!」
という感じです。
また、「ヌー」に見られるように、沖縄言葉には、1文字で通じてしまう音がたくさんあるのです。
例えばこちらのように、
「エー」
「ター」
「ヤー」
「ヌー」
「ダー」
「べー」
で、何と会話になるのです。
どんな意味になると思いますか?
答えは、
「ちょっとすみません」
「私ですか?」
「はい、あなたです」
「何かしましたか?」
「それをいただけませんか?」
「いや、それはちょっと」
となるのです。
こんなに簡潔に終わってしまうなんて、さすがに方言がわからないと何のことか全くわからないですよね。
では、他にもある沖縄の方言についてご紹介いたします。
まずは、感嘆詞から、
• あいっ「あら、おや、あれ、やぁ」
• やっさー/やさ「そうだ]
• だー「ねぇ、どれ、おい」
• とー「それ、さぁ」
• はぁーや「へぇ、まさか」
• だーなー「しまった、あぁ」
• んじ「そう?そうなの?」
• じゅんになぁー「本当に?」
• あがー「痛い!あいたたた~」
そして挨拶にも色々あります。
• はいさい「やぁ、はーい、こんにちは」
• いめんしぇーびり「いらっしゃいませ」
• がんじゅーい「元気ですか? 元気ね~」
• みーどぅさぬ「久しぶり」
• にふぇーでーびる「ありがとうございます」
• ぐぶりー・さびら「失礼します」
• んじちゃーびら、んじめんそーれー 「行ってきます、いってらっしゃい」
• いーそーぐゎちでーびる 「よい正月でございます 、新年明けましておめでとうございます」
などなど。
本当にたくさんありますね。
しかもほぼわからないかも。
沖縄旅行に行かれる前に、ちょっとチェックしてみるとより親しみを持って旅ができそうです。
方言を知れると、その土地がより身近に
いかがでしたか?
その土地の独特の言い回し、イントネーション、方言を擦れると、より親近感も湧いて身近になってきますよね。
そして沖縄の方言には、心がほっこりするような暖かくなるような表現もあります。
「ナンクルナイサー」というというのは聞いたことがありますか?
これは、「挫けずに正しい道を歩く努力をすれば、いつか良い日が来る。」という意味です。
なんだか励まされているとともに、頑張らなきゃと、自分を勇気付けてくれるような素敵な言い回しですね。
みなさんがお住まいの地域には独特の表現はありますか?
地元民だからこそ使える、わかるもの、時が流れても変わって欲しくないですね。
言葉、方言の魅力はその土地に住んでいるとなかなか気がつかないこともあるかもしれませんが、これを機会に振り返ってみては?