秋が深くなってくると、インフルエンザの時期に入ってきます。
インフルエンザは非常に感染力が強いので特にお子様は免疫力も低く、重症化する恐れもあります。そうなるとご両親も心配になってくるでしょう。
そして13歳未満のお子様は
インフルエンザの予防接種は2回受ける事が推薦されています。
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しかし、ただ単に2回受けたらいいのではなく、インフルエンザの予防接種を受ける意味、効果などをしっかり把握していきたいと思います。
そこで2回受けるにあたって、1回目との間隔はどの様にすればいいのかなど、インフルエンザの予防接種についてお話が出来ればと思います。
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子供のインフルエンザの予防接種はどのくいの間隔が最適?
まず、インフルエンザは亜種があるものの、大きくA型とB型に別れます。
それぞれ鼻や口から侵入し粘膜で増殖してインフルエンザを発病します。
一般的な風邪と違う点は、
高熱をともなうことと、爆発的に流行することです。
潜伏期間が1,2日で感染力も強く流行の山ができます。
健康な子供や大人が
インフルエンザそのもので重症化することはないです。
ただ、幼児期に怖いのが脳症を引き起こすことなのです。
インフルエンザに感染すると、身体の免疫が働きます。幼児の場合は、まれにこの免疫が脳の組織までも破壊してしまうことがあります。
これが、インフルエンザ脳症です。
助かっても、後遺症が残るケースがありとても重い病気です。
予防は手洗いうがいの他に、加湿などもあるのですが、流行する前にしっかりとワクチンの効果や間隔をしっかり理解して予防接種を受けることが大切なのです。
まず、インフルエンザの予防接種1回目の時期は
だいたい10月下旬から11月上旬のあたりが一番よいタイミングです。
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1回目の接種による効果の持続期間はおよそ2~4週間と言われています。
間隔が4週間を超えた場合、免疫効果が薄れるため、接種を受けてから持続期間中に予防接種を受ける事を勧めます。
10月下旬から11月上旬に1回目の接種をし、4週間後の11月下旬頃までに2回目の接種をすれば12月頃にピークに達し、その後、翌年の2月から4月くらいまで効果が期待できると思われます。
2回目の接種をすることで、ブースト効果が生まれ効力が増します。
ワクチンの効果を接種する時期や
1回目と2回目の間隔を間違わない様に予防接種を受けて下さいね。
2回目までの間隔が空きすぎるとどうなる?
例えば、1回目の接種を終えてからしばらくして風邪をひいてしまって、2回目の接種が4週目までに間に受けられなかった。
あるいは、インフルエンザの予防接種の予約がいっぱいだったので2回目が5週目でないと取れなかった。
・・・など、様々な事情により4週間以上間隔が空いてしまう場合があります。
色々調べてみたところ、
一応規定上は1~4週間隔で2回という事になっていますが、5週目や6週目になったからといって効果が無いわけではありません。
事実、アメリカでは原則1か月以上あけることになっています。
2,3ヶ月も空くとなれば1回目としてやり直すという事も考えられます。
しかし2,3ヶ月も空けてしまうとインフルエンザのピークは過ぎてしまいますよね…。
実際に、2回目の予防接種を受ける前に子供が風邪にかかってしまい、効果のある4週間までに受けられない場合があります。
しかし、気を付けて欲しいのは、3歳未満の場合、間隔が空いたとしても「過去に接種していれば1回接種でも」という選択は絶対しないで下さい。
そして2回目の予防接種のタイミングは必ず主治医と相談してください。
特に、3歳未満の子供は、インフルエンザワクチンの効果が弱いので、ブースト効果を最大限に発揮させるために2回接種を受けるほうが良いのです。
1ヵ月以上あけても全く問題ありませんので、是非2回目も必ず受けるようにして下さいね。
注意しなければならないのは、
子供本人の予防接種だけでは不十分だということです!
予防の教訓としては、子供の予防接種のみではなく家族そろって受けて下さい。
環境を整える事によって、インフルエンザの予防に対する効果が上がります!
予防接種だけでは100%防ぐ事は出来ませんが、この記事内容を参考にインフルエンザにかからないようワクチン接種について検討して頂ければ幸いです!