秋はインフルエンザの時期に入ってきます。ご両親としては、我が子には絶対かかって欲しくないですよね。その時期に、お子様に予防接種を受けさせることも少なくはありません。
ちなみに・・・
子供はインフルエンザワクチンを2回摂取した方が効果的だと言われていますがご存じですか?
そこでお子様のインフルエンザの予防接種の回数に対して
「子供はなぜインフルエンザの予防接種を2回受けた方がいいのか?」、「何歳から1回で大丈夫なの?」といったところを調べてみました。
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なぜ子供はインフルエンザの予防接種を2回受けた方がいいの?
私たち大人の予防接種は1回のみ受ける事が多いですが、6ヶ月~13歳未満のお子さんは2回摂取する事を勧められています。
接種量はみな同じかと考えがちですが、6ヶ月~3歳未満までの予防ワクチンは大人の1回の量を2回に分けて摂取しています。3歳以上~13歳未満の場合は0.50mlを2回摂取します。
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インフルエンザワクチンの接種量と感染リスクを表してみました。
年齢 | 接種量・回数 | 合計摂取量 | 感染リスク | 重症化リスク |
6ヶ月以上3歳未満 | 0.25mL×2回 | 0.50mL | 低~中 | 高 |
3歳以上13歳未満 | 0.50mL×2回 | 1.00mL | 中~高 | 中 |
13歳以上 | 0.50mL×1回 | 0.50mL | 低~中 | 低~中 |
上の表からも傾向がみてとれるのですが、6ヶ月以上3歳未満の感染リスクは低い反面、大人に比べて感染した場合に重症化するリスクが高いです。
3歳以上13歳未満は保育園や幼稚園、小学校どは外での活動が増えるので感染リスクは高まります。
よって感染リスクと重症化リスクからみると予防接種の回数の必要性が分かると思います。
インフルエンザワクチンの効果については、「1回目の接種で50%」、「2回目の接種で80%」の効果が期待できると言われています。
1回の接種では全く効果が無いとは言えませんが、2回摂取すると効果がかなり上がります。
「じゃあなんで大人は1回でいいの?」となりますが、もちろん、大人も2回摂取しても問題ありません。
予防接種のワクチンの1回目の効果は約1か月持ちます。
よって、効果的な接種の期間は10月頃に1回目の接種、2~4週間後に2回目の予防接種を受ける事をオススメします。
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2回目のワクチンを接種する事により、
1回目の効果と比較して約10倍の効果があると言われています。
発症リスクよりも、
発症した場合の重症化リスクを抑える効果の方が高いと言われているインフルエンザワクチンですが、受ける事の意味や効果が分かると大人と比べてこういったリスクの高さと、13歳未満の子供の接種回数の多さが関連します。
「予防接種しても結局は感染してしまった」ということもあるかとは思いますが、特に子どもは重症化を避けられるということであれば2回受ける価値はありますね。
何歳から1回でも大丈夫?
1回目のワクチン接種で、
体内で1度作られた免疫機能が、再度、抗原に接触することによって更に免疫機能が高まることを生物学用語で「ブースター効果」といいます。
13歳未満の場合は、2回ワクチンを接種する事によりブースター効果で免疫機能を高めているのですが、インフルエンザワクチンには一度かかって得た免疫を呼び戻す効果があるため、13歳以上は1回目のワクチン接種でブースター効果が生まれます。
13歳未満の場合、2回摂取するのは、より効果を得るためで、1回の予防接種だけでも構わないようです。
予防接種のために何回も病院に通うのも大変ですし大人料金で2回分の費用も馬鹿になりません。
でも、少し面倒ではありますが、可愛い子供のために13歳までは推薦通り2回の接種がベストかと思います。
そして13歳以上からは
ブースト効果により1回の接種でも大丈夫と言う事になります。
しかし、大人の場合には例外があり、新型インフルエンザなど、成人の方でも経験のないものが流行した場合は成人でも2回接種となることもあります。
特に、糖尿病など疾患のある方などは、重症化を防ぎ、長期間寝込まない様にする為にも2回接種する事を勧められる病院もあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
これまでインフルエンザの予防接種の回数や理由を述べましたが、予防接種はインフルエンザに対しての免疫力を高めるためであります。
万が一、発症してしまった際には症状の軽減や重症化を防ぐ事が出来るので13歳未満の子供は2回受けることをお勧めいたします。
しかし、インフルエンザの予防接種はあくまでも任意接種なので、予防接種を受けようと思っている方は、しっかり主治医と相談して予防接種を受けて下さいね。