年末年始が近づいてきました!
お歳暮やお年賀を用意しなければ!!
結婚して初めての年末年始を迎える方は「お世話になっている両親に」お歳暮やお年賀で感謝を伝えようと考えている方も多いことでしょう。
特に義両親へは失礼がないようにと不安かもしれませんね。
年末にお歳暮を送ったらすぐにやってくるお正月。贈る時期が近いので両方とも贈る必要があるのかなと迷ってしまいますよね?
お歳暮とお年賀の違いや、マナーについてはきちんとご存知ですか?
そこで今回は、
お歳暮とお年賀の違いとマナー、それぞれ両方贈る必要があるのかどうか?ついてご紹介します。
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お歳暮、お年賀の違い
お歳暮とお年賀は似たような時期に贈る贈り物ですが、込める意味に違いがあります。それぞれの違いをみてみましょう。
お歳暮
お世話になった方々へ、今年一年の感謝の気持ちを込めて贈るものです。
主に恩師、仲人、仕事の取引先関係、職場の上司、かかりつけ医などに贈るのが一般的です。
贈る時期は、12月上旬から中旬に贈るのが一般的です。あまり遅い時期に贈るのは失礼に当たります。
お歳暮は、日頃お世話になっている方へ 感謝の気持ちを表すためのものです。お祝い事ではないのでどちらが喪中の場合でも贈ることに問題はありません。贈り方ですが、直接手渡し・発送、どちらでもOKです。
お年賀
元々の由来は、お正月になると各家庭に訪れるとされる「歳神様」へのお供えの意味だったのですが、現代では新年の挨拶回りに持参する品の事をお年賀と呼ぶようになりました。
つまり、両親や親戚など、普段お世話になっている方々へお正月の挨拶に伺う際の手土産です。
基本はお正月の三が日(1月1日の元旦~3日)の間に贈るものなのですが、それを超えてしまう場合でも関東では1月7日まで、関西では1月15日までの松の内であればお年賀として贈ることができます。
それ以降になる場合、2月3日までの間であれば表書きを「お年賀」ではなく「寒中見舞い」または「寒中お伺い」とします。
お宅にお伺いした際に直接手渡しするのが基本です。発送はしません。
お年賀は新しい年を祝うという意味もあるので、どちらかが喪中であれば控えるようにします。
しかし、喪中だからといって年始に手ぶらで挨拶に伺うわけにはいかないですよね。
その際、1月8日~2月3日くらいまでの間なら寒中見舞とするか、もしくは熨斗をかけず通常の手土産とするのも良いでしょう。
両方渡すべき?
お歳暮とお年賀、実際には1ヶ月も離れていません。時期が近いだけに、両方すべきかどうか悩みますよね。
「お世話になっている方には両方贈っておいたほうが良いのでは」と思われる方もいらっしゃいますが、お年賀は年始の挨拶に伺う際の手土産なので訪問しない場合は特に必要ありませんし、あえて発送する必要もありません。お歳暮を贈っていればそれで十分です。
また、年始に伺う予定がある場合は、お歳暮をせずにお年賀を持参すれば問題ありません。その際は、お年賀にかける予算を少し高めにしておくのもよいでしよう。
しかし、こういったことは、その相手とのお付き合いの深さなどによっても変わってきますし、地域による風習や個人個人の考え方によってもかなり違いがあります。
贈る側としては、
「これからもお世話になる方だし、両方しておいたほうがいいだろう。」
「お歳暮だけでは失礼と思われるのでは」
といった気持ちもあるでしょう。
また、嫁いだ先の義両親などに非常識と思われたくないため、「とりあえず両方しておけば間違いない」と考えていませんか?
確かに、後々まで気になるようでしたら両方ともするという選択も悪くはないですが、受け取られた方に必要以上に恐縮してしまったり、かえって、お礼などに気を遣わせてしまうことにもなりかねません。
「なにか良い断り方はないものか」と、思われているかもしれませんよ。
あまり過度な贈り物は 相手の負担になることもありますので注意しましょうね。
お歳暮を贈ったとしても年始に訪問するのであれば、菓子折りなど簡単な手土産を持参しましょう!
結婚すると贈答関係には何かと頭を悩ませますよね!?
日頃からお世話になっている両親へ感謝の気持ちを伝えたい!その気持ちも分かりますが、品物さえ贈ればよいというものではないと思います。
お歳暮やお年賀は毎年のことですから、相手の習慣・考えに合わせながら、ご自身の家庭にあった無理のない範囲で贈りましょう。