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三色団子の歴史を知りたい!なぜ食べるようになったの!?

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買い物に行くと、スーパーやコンビニで、年中三色団子が売っていますよね。子共が喜ぶので買って帰る事もたまにあります。

そこで・・・

今まで子供に三色団子の意味を聞かれたことはありませんか?

季節関係なく気軽にいつでも三色団子を買えてしまうので、団子の歴史や意味も解らず、なにげなく食べているのが事実だと思います。

三色団子の歴史や意味をお母さんが子供に語りながら食べてみると楽しいかもしれませんね。

そこでお母さんにも役立つ、

三色団子の歴史とは?

三色団子はどんな意味があるのか?

の2つの解説をしていきたいと思います。

 

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三食団子の歴史とは?

まずは、団子の起源からみていきたいと思います。

団子」は丸いという意味の「」と「」が組み合わされて、「団子」という言葉になったという説もあるようです。

そもそも「団子」とは、

穀物の粉と水やお湯を練って丸め、蒸したり茹でたりして火を通したものを指し、小さい団子を串に刺したものは「串団子」と呼びます。

起源は諸説ありますが、縄文時代にドングリやくぬぎなどをすり潰した粉を、粥状や団子状にして食べるようになったことが始まりと言われています。

現在では、蒸した米粉やモチ米粉を搗いて丸めたものが多く、永く日本人に愛されている身近な和菓子ですね。

三色花見団子」や「月見団子」、お彼岸やお盆にご先祖様のお供えとして使われる「積み団子」など、季節の歳時で用意される「団子」のほか、「よもぎ団子」や「きび団子」など材料や風味でも分類され、多くの種類があります。

髪の毛を丸く結ったものや、泥を丸めたものなど、食品以外で丸いものも「お団子」と呼ぶこともありますね。

お花見という風習はかなり古くからあったそうで、812(弘仁3)年、嵯峨天皇の時代には既にお花見が行われていたと『日本書紀』に出てきます。

しかし、この頃のお花見は現在のように庶民が宴会をするものではなく、一部の貴族たちが和歌を詠み合い、雑楽や舞などの風習を楽しむ遊びであったそうです。

お花見が現代のように宴会をともなって、飲食に舌つづみ打つようになったきっかけを作ったのが、実は豊臣秀吉であったと言われています。

それは1958(慶長3)年に秀吉の命で開催された『醍醐の花見』と呼ばれるものです。

そして『醍醐の花見』で振舞われる食事も豪華で、各地の銘酒が揃い、見た目も美しく珍しいものが揃えられました。この時にお茶団子として振舞われたのが「三色(花見)団子」でした。

この頃の団子は白一色で、甘くない団子に醤油などをつけて食べるのが一般的でしたが、団子好きだった秀吉が見た目も美しくほのかに甘い「三色(花見)団子」を考案させたと言われています。

これをきっかけに、

お花見には宴会、「三色(花見)団子」という風習が全国的に広まっていきました。

しかし、当時は一般庶民がお花見をする風習はまだなく、お花見が庶民に広く広まっていったのは江戸時代で、徳川吉宗が江戸の各地に桜を植えさせたのがきっかけだと言われています。これが三色団子の歴史となります。

 

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どんな意味があるの?

三色団子には名前の通り三色の団子で出来ています。それぞれには意味があり、いくつかの説があります。

それでは三色団子の順番とそれぞれの色に込められた意味は一体どのようなものなのでしょうか。

まず三色団子の意味を見ていきましょう。

 

色で季節を表してる説

・ピンク(赤)…桜の色なので春

・白…雪の色なので冬

・緑…新緑に色なので夏

季節を表しているのに秋が無いのは、「秋がない=飽きない=商い」という意味が込められていて、「いくら食べても飽きない、だから商売繁盛する」という団子屋さんのユーモア説です。

京都では「四色団子」として「秋をあずき色(茶)」で表していて、京都の商売人はお金(商い)よりも風流を大切にする、プライドを表したものだそうですよ。面白いですね。

 

三色で春を表している説

・ピンク…桜・太陽

・白………白酒・残雪

・緑………よもぎ

(・茶…大地)

だんだん暖かい日差しに雪が溶けだし、緑が芽吹き、桜が咲き始める春の様子を表現されていると言われています。

白は桃の節句に飲まれる白酒の説もあります。京都のあずき色は「大地」を表現されています。

本当に風情がありとても日本らしい表現の仕方ですね。

 

縁起の良い食べ物という意味を表している説

・ピンク…紅白の紅、運気を上げる色

・白………紅白の白 、清浄を表す色

・緑………邪気を払う色

(・茶………運気を育む色)

すべておめでたい色なので、縁起のいい食べ物という意味になります。

色の意味は沢山ありますがどれをとっても縁起物であることには変わりはないようです。それでは次に「順番について」語っていきましょう。

 

桜が咲く様子を表している説

赤いつぼみがついた後、白い花が咲き、花が散った後、緑の葉が成長していく様子を表している説です。お花見と言ったら桜です。うまく表現されていますね。

 

 

早春の大地を表している説

空には太陽、まだ少し残る雪、その雪の下には新緑が芽吹いているという、大地の様子を表してる説です。この表演も三色団子らしい表現だと思います。

この2つの順番の説もとてもロマンティストですよね。次から三色団子を食べるときには、しっかり味わいながら食べたいと思います。

 

まとめ

いかがでしたか?

はるか昔から代々引き継がれた三色団子の歴史と、三色の意味と順番について解説してきました。

どうしてこの三色団子になってきたか知っておくと、これから三色団子を食べる時に、お子様と楽しみながら味わえそうですね。

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