消費税率が5%から8%に引き上げられてからかなり経ちますが計算には慣れてきたでしょうか?
お店によって、サービスによって、価格の表示の仕方も違いますのでややこしくないでしょうか。
税込み価格と税抜き価格が混在している状況でもややこしいですし、5%ならまぁパッと見で計算もしやすかったのに。
8%となってはこれまた計算がやりずらいのなんの・・・。
なかなか慣れませんよね(;´∀`)
税込みや税抜きの価格をどう考えていけばいいのか。
税込みや税抜きの価格を簡単に計算できる方法はないのか。
さらに、これにサービス料まで加算されて頭がパンクしそう。
そんな声が聞こえてきそうですね~(´―`*)
でも、おまかせあれ!
「消費税率についてはこう考えればいい!」というのを、色々ご紹介していきたいと思います(`・ω・´)ゞ
税サとは?
「税」は税金、「サ」はサービス料を意味する。
税サ込は税金とサービス料を加えた料金であることを意味する表現。
税サ別は税金とサービス料が別の料金であることを意味する表現。
ホテルや旅館などの宿泊料金や、レストランのコース料理の料金などに併記されることが多い。
海外でよく聞くことのあるチップというのはサービス料のことです(´・∀・`)ヘー
ちなみに一番別サ料金が使われるのはキャバクラです。
誰もができるだけ安く済ませたいと考えるキャバクラ遊び、あまりにもケチな遊び方をしては、女のコが振り返るはずもなく結果として面白いこともないです。
それでは、行く意味すらなくなって本末転倒なので、ある程度の出費は覚悟しつつも余計に払ってしまっているものはないかを考えてみては?
キャバクラのセット料金は、税・サ込みというシステムが一般的だが、中にはこれが別料金になっている店もあります。
別途にしているお店のセット料金は、主にチャージと飲み物だけの料金表示ということになります。
この設定に関しては、お店側の問題なので総額が高いか安いかは客側が判断すればいい話なのだが、問題になるのは平成16年に法律で施行された『総額表示』の義務化で、広告や値札では、税金などを含んだ総額表示をしなければならないのです。
税込み価格の商品を目にすることは多いと思いますが、飲食店の料金表示も例外ではなく、当然キャバクラの看板もこれに含まれています。
そして、会計のときに別途で税・サを請求された場合、法律上は拒否することが可能となるわけだが、実際にはどうなのでしょうか。
匿名で答えてくれた某キャバクラ店長によると、「正直言えば、痛いところを突かれてます(笑)。
確かに表示価格と違うので、払わないと言われれば、応じるかもしれませんね」
お店側としては警察などが介入するトラブルはできるだけ避けたいため、折れることもあるだろうというわけです。
ちなみに、総額表示は義務化されてはいるが、怠ったからといって罰則などはありません。
そのため、お店に対して不当請求と認めさせるには、やや弱い効力しかないのです。
しかし、キャバクラなどの場合、『不明瞭な料金表示』を突き詰めていくと、今度はぼったくり防止条例に該当する可能性が出てくるため、店側はトラブルを避ける対応をするだろうということなのだが、店長氏はこんな忠告もしてくれました。
「中にはチンピラみたいなのも多いですし、またウチでも若い店員が対応したときや、お客様の言い方や態度によっては、つまらないモメ事に発展するケースもあるでしょう。
言えば必ずこちらが折れるわけではない、と思っていてください」
法律で勝っていても、そのまたその後にイヤな思いをすることにもなりかねないということです。
さらに、店長氏はこう続けた。
「会計時ではなく、入店時に交渉していただければ、そのくらいの割引は検討しますから、わかっているなら最初に言って欲しいです」
つまり、法的には余計な出費であるということだけ覚えておいて、看板に『税・サ別』という表記があるお店でも、交渉すれば表示価格で込み込みくらいまでは値引きしてくれると考え、事前交渉の材料にするのが、賢い節約術と言えますね。
長文失礼しました。
税サ抜き価格の出し方
消費税率が8%になってから外税表示が増えてきました。
今後の消費税率は8%→10%→〇〇%になるかもしれません。
お店や会社によっては便乗値上げもされているでしょう(・∀・)
そうなった場面に出くわした時に適正に消費税が転嫁されているか見抜くためには、本体価格を知っておけば良いということがわかります。
例えば、5%税込み価格が1050円だった商品が、8%税込み価格1134円で売られていたとします。
1050×1.08=1134
こんな風に単純に計算してしまうと便乗値上げされているのでお気をつけください。
こんな時も税抜き価格に慣れていれば、1050÷1.05=1000ということで、1000円が本体価格でこれに8%の消費税が乗せられて1000×1.08=1080これが正しい税込み価格(支払う価格)となります。
決して1134円にはなりません。
お気をつけください。
たった54円の差ですが、されど54円です。
消費税率が今後どんなに変わっても、税抜き価格で考えるクセをつけていればスムーズに価格と価値を比べることができます。
と、簡単に言いますが普段から電卓なんて持ち歩きませんし、どうやって計算すればいいのでしょうか。
スマホの電卓( ^ω^)・・・
もし買い物に行った先で値札が8%税込み価格で表示されていたとします。
その時、本体価格(税抜き価格)は次のように表せます。
本体価格=税込み価格÷1.08 ← ①
例えば税込み価格が1080円と表示されていれば、1080÷1.08=1000となるので本体価格は1000円となります。
スマホや携帯の計算機能を使えば簡単に答えは出ますが、これくらい暗算でできるようにはなっておきたいところ(´ε`)
まず消費税額は次のように表すことができます。
消費税額=本体価格×0.08 ← ②
これをちょいと変形させて
本体価格=消費税額÷0.08 ← ②‘
②‘を①に代入すると、
消費税額÷0.08=税込み価格÷1.08
さらに変形させて、
消費税額=税込み価格×0.08/1.08
この0.08/1.08の部分を約分すると2/27になります。
なので、消費税額=税込み価格×2/27となります。
上の例でいくと税込み価格が1080円なので、消費税額=1080×2/27=80で、消費税額は80円です。
本体価格=税込み価格-消費税額
したがって 本体価格=1080-80=1000円となります。
ここでクセモノとなるのが2/27の存在
27という数字に注目。
実は27とは3の3乗なのです。
27=3×3×3ですので27で割るということは3で3回割るのと同じです。
上の例でいくと、1080を3で割って360。
360を3で割って120。
120を3で割って40。
2/27なので最後に2をかけて40×2=80円が消費税額となります。
まとめると、税込み価格でしか表示されていない時に本体価格を知りたいのなら、税込み価格を3で3回割って、2をかける。
出たもの(消費税額)を元の数字(税込み価格)から引く。
こんな風に考えてみてください。
いかがでしたか?
5%の時はもっと簡単でしたが、さすがに8%はややこしいですよね(;´・ω・)
この方法に慣れればおおよその消費税額と本体価格がわかるので覚えておいて損はありませんよ!
ぜひお試しあれ。
それでは良い別サ料金ライフを(/・ω・)/