節分に恵方巻きを食べるという習慣も全国的に定着して来ましたね。
皆さんのご家庭でも手作りで作ったり、またお店でも様々な具材で巻かれたものがたくさん売られていて、食べたくなる美味しそうなものを見かけることと思います。
恵方巻きといったら豪快に丸かじりするというのが一般的。この食べ方の意味についても気になります。また、小さな子供に食べさせるときにお行儀が悪いし、なんといっても食べにくいですよね。
今回は、恵方巻きについて、そして実際に食べ方にきちんとした決まりはあるのか?というところをご紹介いたします。
節分前にチェックしてみてくださいね。
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恵方巻の由来とは?
節分に恵方巻きを食べるという習慣は、もともと関西で行われてきたもので、ここ数十年の間に全国的に広まったものです。実際私の住んでいる仙台では、このような習慣は子供の頃はなく、とても新しいイベント、のイメージがあります。
それゆえに、なぜ節分に食べるのか、丸かじりするのかなど色々とわからないこともたくさんあるのでここで確認してみたいと思います。
まず恵方巻きの由来は、諸説あります。
- 江戸時代の末期から明時代の初期にかけて、大阪の商人が「商売繁盛」と「厄払い」の祈願として行ったという説。
- 1800年代の節分の日に大阪近郊に住む人たちが集まり、巻き寿司を食べるときに、切るのが面倒だったのでそのまま丸かじりしていたということが発祥になったという説。
などがあります。残念ながらどれが正しいのかは不明とされています。
また「恵方巻き」が全国的に広がったのは、大手コンビニエンスストアの広報活動と言われています。
私自身もこれで「恵方巻き」について知りました。
せっかくですからイベントとしても楽しみたいですね。
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なぜ丸かじりするの?
恵方巻きには特別な食べ方がありますよね。
例えば、食べているときは話さない、恵方を向いて食べる、恵方巻きを切って食べてはいけない、など、がそうです。お店で買ったりすると「今年の恵方」についてわかりやすく記されています。
では、この食べ方に意味はあるのでしょうか?
まず「食べているときには話さない」というのは、食べているときに話をすると、太巻きのと口の間から福が逃げてしまうということからです。
「恵方を向いて食べる」というのは、恵方の方角には「歳徳神」というその年の「福」を司る神様のことで、その神様がいる方角を向いて願い事をしながら食べるというもの。
また福を切らないように、ということから、「切らずに一本食べる」のがいいとされています。
普段巻き寿司を丸かじりするなんてことはないので行儀が悪いと思ってしまいますが、特別な機会なのでこういう食べ方もあってもいいでしょう。
またお子さんには今日は特別こういった食べ方をするのよ、と話してあげればお子さんも、イベントを楽しみながら食べてくれますよ。
ただし、小さなお子様やお年寄りには大きな太巻きは食べるのが大変ですよね。
その場合は、「恵方巻き」には大きさ、長さの決まりはないので小さめのものを作ったりしましょう。また、食べるときに願い事が終わったら口からはなしてもいいとされていますし、食べやすいように切っても構わないという話もあるので、ある程度自由に楽しんでいただくといいと思います。
恵方巻きを楽しくいただきましょう
恵方巻きを食べるときに、
- 恵方を向いて食べる
- 願い事をしながら食べる
- 食べているときに話はしない
ということを抑えておけばいいですね。
そしてなるべく一本食べられるように、大きさを調整してみると家族全員が食べやすくそして楽しめそう。ルール通りにしないと願い事が叶わないというわけではないので、とにかくイベントとして楽しむという気分で恵方巻きをいただきましょう。