何年も同じ会社で働いていると
新人さんの教育係を任されることがあるかもしれません。
頑張っている新人さんを見て
自分もこんな時代があったなーと、懐かしい気持ちになったり、
つい応援したくなることもあると思います。
でも、もしもあなたの新人さんが
とんでもなく非常識なモンスター新人だったら?
ゆとり世代とも言われる最近の新入社員。
ここではモンスター新人のびっくり発言や、
彼らが何を考えているのか、
その原因や彼らにどうやって接していったら良いかについて
紹介します。
新人なのに働かない!?今どきのモンスター新人のびっくり発言!
「ヤバい」「ウケる」などの若者言葉を使う
「あの商品ヤバイですよね~」「マジウケる!」
学生気分が抜けていない証拠ですね。
このような言葉は取引先の人や顧客にも出てしまうので、
日頃からきちんとした言葉を使ってほしいものです。
「すいません、今日デートなので定時で上がります」
仕事よりプライベートを優先する今の若者。
気持ちは分からなくもないですが、
新入社員の分際でこのような発言はNGですね。
「メモ取らなくても調べれば分かるので大丈夫です」
こういう人に限って、何度も同じ質問を繰り返すので、
本当に困りますね。
「今日雨なので仕事休んでもいいですか?」
これに関してはやる気があるのかと疑いたくなってしまいます。
働かない新人にはどう接すれば?困ったモンスター新人の対処法!
叱ることは絶対NG!冷静な対応がカギ
まず今の若者は、叱られることに慣れていません。
ひと昔前と違って学校での体罰などもってのほかですし、
親に叱られたことさえない人もいます。
私自身ゆとり世代ですが、やはり怒られるのは大の苦手です。
頭ごなしに叱ることによって
次の日から会社に来ない、そのまま会社を辞めてしまう、
ということも十分あり得ることでしょう。
それでも悪いことは悪いこと。
そのまま見過ごすわけにはいきません。
そんなときは感情的にならず、
冷静に、何が悪いのか、
相手が納得できるように説明することが大切です。
まずは相手の話に耳を傾けてみる
新人さんにも新人さんなりの考えや、
事情があるのかもしれません。
一方的にお説教する前に
「どうしてこうしようと思ったの?」と相手の話にも
耳を傾けてみましょう。
きっと「この先輩は自分のことを分かってくれる」と
あなたのことを頼りにしてくれるでしょう。
褒め上手になって相手の心をくすぐろう!
たとえどんなに非常識で仕事をしない新人さんでも、
一つくらいは長所が見つかるはず。
褒められて嬉しくない人はいません。
私も褒められて伸びるタイプなので、
どんどん長所を褒めて、やる気を引き出しましょう。
雑談力で信頼関係を結ぶ
会社といえども、新人さんも一人の人間。
たまには業務の話だけでなく、
家族や友達、趣味の話などプライベートな話もしてみましょう。
信頼関係を築くことが、業務を円滑にするコツです!
モンスター新人が増えた理由!時代背景が関係している!?
モンスター新人と呼ばれる彼らですが、
彼らも好きでそうなっているわけではありません。
一説には「教育改革」「インターネットの急速な発達」
「モンスターペアレントの出現」が原因と言われています。
ゆとり教育は、2002年から2010年まで実施された、
「生徒の自主性と個性を尊重する」ことを目的とした
教育改革です。
これまで土曜授業のあった学校は週休5日制になり、
学習内容も大幅に削られました。
通知表は相対評価から絶対評価に変わり、
運動会では順位をつけずに皆が平等にゴールインするという
奇妙な光景も見られました。
そのため、今のゆとり世代である新人さんは、
競争意識が薄く、出世欲がないとも言われています。
確かに私の周りのゆとり世代の友達を見てみても、
バリバリ仕事をしよう、というタイプよりも
プライベートを楽しみたい、というタイプの方が多い気がします。
もう一つの要因は「インターネットの急速な発展」。
今のゆとり世代は、物心ついた時から
インターネットが身近にありました。
分からないことはすぐに調べて解決できるため、
「自分の頭で考える」ことをしない傾向にあるようです。
彼らの生みの親である「モンスターペアレント」も
原因の一つと言われています。
モンスターペアレントは、
学校や教師に対して理不尽な要求をする親のことです。
このような親のもとで過保護に育てられた子供たちは、
叱られることを知らないため、メンタルが弱く、
少し上司に注意されただけで
会社に来なくなることもあるようです。
非常識な発言や、働かない困った新人に頭を悩ませている
社会人の方は少なくないと思いますが、
悪いのは彼らだけではないようです。
まずは、頭ごなしに否定するのではなく、
彼らの言うことにも耳を傾けてみましょう。
彼らにもきっと言い分があるはず。
彼らの長所を見つけ、時には立てることも
うまくやっていく秘訣です!