子どもが生まれると気になってくるのが
「みんな、習い事どうしてる?」という
話題です。
早く始めた方が才能を開花させられそう
という親の思いや、近所に子どもが少ない
から習い事に行かないとお友達ができない
といった、現代の子どもを取り巻く環境も
あって低年齢から子どもを習い事に通わせる
お家は増えているようです。
「子供が初めて習い事を始めたのは何歳の時
ですか?」※2というアンケートでの結果は
以下の通りです。
0歳…11.8%
1歳…8.7%
2歳…10.0%
3歳…13.7%
4歳…15.8%
5歳…13.7%
6歳…9.5%
7歳以上…16.8%
ママが育休中の0歳時は、比較的習い事に
通いやすく0歳児の習い事需要は年々増して
います。
保育園に通う年齢になると、習い事を新たに
始める子は少し減るようですね。
そして、2歳以上で年齢を追うごとに習い事を
始める子は増えていきます。
まだ体力のない幼児のうちは、幼稚園や保育園
と習い事の両立は難しいけれど大きくなるに
つれて、体力もつき、本人の希望もはっきり
してくるので習い事を始めるお家が増えてくる
ようです。
園での課外授業をきっかけに、習い事を始める
という声も多く聞かれました。
幼児の習い事事情として、人気のある習い事ラ
ンキングでは次のような調査結果が出ています。
未就学児「今、習っている習い事ランキング」※1
1位…水泳
2位…体操
3位…英語・英会話
以下、ピアノ、リトミック、学習塾・英会話と
ランキングが続いています。
小学校で英語が必修になることもあり、数年前に
比べて音楽系やバレエ・ダンス系が優先される
傾向にあります。
子どもにはいろいろな経験をして欲しいし、何か
特技を身につけて自分に自信を持って欲しい。
そんな思いで始める習い事ですが、ママ達を
悩ませるのは習い事を嫌がる子どもの姿です。
時期が過ぎて嫌がらなくなるのなら、このまま
続けようかな?
こんなに嫌がるならやめたほうがいいのかな…?
一度始めたことを簡単にやめるのは良くない!
と、ママ達の気持ちも揺れてしまいます。
子どもが習い事に行くのを嫌がる時、どのように
対処するのがベストなのでしょうか?
幼児の頃から習い事をたくさんやってる子が多い!習い事アンケート結果
今どきの子ども達は習い事で忙しい!
というのが、都市部に住むママ達の
イメージではないでしょうか。
実際に、都市部での低年齢の習い事需要は
年々増加していて、習い事のバリエーション
も豊富です。
なかには、小さいうちから毎日のように
習い事に通うという子もいます。
子どもが少なくなっている分、一人当たりに
かける費用も増加していて、子ども一人あたり
の習い事費用は1ヶ月平均14670円。※1
一人あたりの習い事数は未就学児で1.7個と
増加傾向※1という調査結果が出ています。
0~7歳の子対象「現在、いくつ習い事に通って
いますか?」※2
というアンケートでは、
1つ…27.5%
2つ…16.7%
3つ…6.2%
4つ以上…1.9%
通っていない…29.5%
まだ小さくて無理…18.2%
という結果が出ています。
この調査は、都市部に限定して行われた
ものではないので通っていないという
お家も半数弱のようですね。
郊外に住む我が家の周りでは、習い事の種類
も少なく、わりとみんなのんびりしているので
小さいうちから習い事を掛け持ちするお家は
ごく少数です。
また、経済的に習い事の費用は負担になるので
習い事はもう少し大きくなってからでいいという
意見もあるようです。
一方、仕事や習い事も身近にたくさんある都市部
の共働きのお家では、経済的にも立地的にも
小さいうちから習い事に通いやすい環境にある
ということかもしれませんね。
さらに、下の子が生まれるタイミングも考えると
ママの妊娠出産の期間に習い事に連れて行くのは
負担なので、子どもがある程度大きくなってから
習い事を検討するお家もあるということも考えられ
ます。
幼児の習い事事情を調べると、
現代の幼児を取り巻く環境が見えてきますね。
習い事を嫌がる時はどうしてる?みんなの対応とおすすめ対処法!
習い事を始めたお家のママが頭を悩ませるのが
「習い事を嫌がる時はどうしてる?」という問題
です。
習い事に連れて行くだけでも労力がかかるのに
嫌がる子を連れて行くのはママにとっても負担
です。
私も、習い事関連の仕事をしていた時代、行く
のを嫌がる子どもに悪戦苦闘しているママを
たくさん見てきました。
その時に大事なのが
・なぜ、習い事をしているのかという理由
・嫌がる原因は何なのか?
ということです。
ある程度の年齢になって、
本人が希望して習い事を始めたのであれば
ちょっと嫌がるからといってやめるのは考え
ものです。
「○○ができるようになりたいんだよね?」
「△△ちゃんはこんなことが上手だから、
頑張って続けたらこんな風になれるよ。」
と繰り返しママが伝えれば、子どもも当初
の目的を思い出して再びやる気になるかも
しれません。
子供も自分の良さやできることに目が向けば
自信を取り戻すことができます。
習い事に通い始めた目的が
友達づくりや時間つぶし、ママの都合だった
場合は無理して続けさせるのは難しいと思い
ます。
もっとも大事なのが、嫌がる理由を
根気強く聞き出すことです。
幼稚園の後で疲れてぐずっているなら土日の
クラスへの変更をする。
先生との相性が悪いのであればお教室を変えて
みる。
先生と個人的に話す時間をセッティングして
もらう。
与えられた課題が上手にできなくて行くのを
嫌がるなら、先生に相談して成功体験ができる
ような場面を用意してもらう等々…
子供が嫌がる理由がわかれば、対処法はたくさん
あります。
習い事の先生は嫌がる子の対処に対してたくさん
の引き出しを持っていますから、ぜひ相談して
みてくださいね。
習い事の時間中はママに甘えてぐずってしまう
けれどお家では楽しそうに習い事の内容を反復
している、パパに習い事のことを自慢げに話す
と言った行動がある場合は成長とともに行くの
を嫌がらなくなります。
ママは、子どもが習い事の内容自体を嫌がって
いるのか、習い事の時間に教室に行く過程で嫌な
ことがあるのかと言った部分を注意深く見極めて、
対処してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
子どもの習い事に関しては、おうちごとに
様々な考え方や、やり方があることと思い
ます。
幼児のうちは、遊びの中からたくさんのこと
を学びます。
逆に、強制的にやらされていることは苦痛で
学びの時間にはなりえません。
習い事が子どもにとって楽しく遊べる時間
なのかということも、習い事を続ける時に
重要なポイントとなります。
習い事が子どもにとっても楽しく、たくさん
のことが身につく、有意義な時間になるのが
理想ですよね。
習い事を嫌がる場合には無理なく、でも根気
よく先生と協力してお子さんと丁寧に関わって
あげてくださいね。
引用文献※1 http://www.recruit-mp.co.jp/news/pdf/20160926_02.pdf
※2 https://www.happy-note.com/research/10815.html