いよいよ、冬の雪が舞う季節となりました。
雪が積もる地域では、雪の種類がいっぱいあるとのこと、あなたはご存知でしたか?
ここでは、雪の種類や雪の秘密などについて、調べていきたいと思います。
積もる雪と積もらない雪がある!?雪の種類ってどんなものがあるの?
雪の降り方や状態に関する種類は色々とあります。
●細雪(ささめゆき)
細やかにまばらに降る雪です。
●粉雪(こなゆき)
さらさらとした粉のように細かい雪です。
パウダースノウとも呼ばれ、積もらないのが特徴です。
●小米雪(こごめゆき)
さらさらとした粉のような細かい雪です。
パウダースノウとも呼ばれ、積もらないのが特徴です。
●粒雪(つぶゆき)
粒になった状態の雪です。こちらは積もるのが特徴です。
●灰雪(はいゆき)
普通の雪で、まるで灰が降っているかのようにヒラヒラと舞い落ちる雪です。
●牡丹雪(ぼたんゆき)
雪の結晶がいくつか集まり牡丹のような大きな塊となって降る雪です。
気温が高いときに降ります。
●綿雪(わたゆき)
綿をちぎったような大きな雪です。綿や餅のようにふわふわとしています。
牡丹雪より少し小さい大きさで、暖かく降水量が多い地方で降ります。
●餅雪(もちゆき)
綿をちぎったようなふわふわとした大きな雪です。
牡丹雪より少し小さい大きさで、暖かく降水量が多い地方で降ります。
●泡雪・淡雪・沫雪(あわゆき)
ふわふわで泡のように柔らかく、すぐに溶けてしまう雪です。
●玉雪(たまゆき)
降ってくる時の雪片が比較的球状になっています。
●回雪(かいせつ)
回るように舞っている雪です。
●驟雪(しゅうせつ)
積雲や積乱雲から降ってくる雪です。
●氷雪(こおりゆき)
氷化した雪です。
●べた雪
さらさらではなく、水分が多い雪です。
少しべちゃついているのが特徴です。
●濡れ雪(ぬれゆき)
さらさらではなく水分が多い雪です。
少しべちゃついているのが特徴です。
●湿雪(しっせつ)
水分を含んだ湿った雪です。
●水雪(みずゆき)
べた雪よりも水分が多い雪です。みぞれみたいな感じの雪です。
●乾雪(かんせつ)
水分が少なく、乾いた雪です。
●にわか雪
一時的に降って、すぐにやむ雪です。
●大雪(おおゆき)
勢いのある雪です。
●豪雪(ごうせつ)
強力な勢いのある雪です。
●吹雪(ふぶき)
強く風雪が舞い、視界が遮られるほどの大雪のことです。
●斑雪(まだらゆき)
まばらに降る雪です。または、まだらに降る積もった雪です。
●霧雪(きりゆき)
霧状の細かい雪です。
●はだれ雪
まばらに降る雪です。または、まだらに降る積もった雪です。
●風花(かざばな)
風上の雪が積もっている場所から風に舞って飛んでくる雪です。
または、晴れた日に風に流されながらチラチラと降ってくる雪です。
●霙(みぞれ)
雨と雪が混じったものです。
●霰(あられ)
直径5ミリ未満の氷の粒です。
●雹(ひょう)
霰の大きいバージョンで、直径5ミリ以上の氷の塊です。
雪の積もり方に関する名前も、色々とあります。
●新雪(しんせつ)
積もりたての雪です。結晶の形がまだ残っているのが特徴です。
●こしまり雪
積もって数日経った雪です。結晶が壊れています。
●薄雪(うすゆき)
薄っすらと積もった雪のことです。
●深雪(しんせつ)
深く積もった雪のことです。
●締雪(しまりゆき)
こしまり雪がさらに締まった雪のことです。
スコップが刺さらないくらい固くなっています。
●粗目雪(ざらめゆき)
日中に融け、夜になってまた固まる等を繰り返してできた
ザラメ糖のような粗い雪のことです。
●霜粗目雪(しもざらめゆき)
ザラメ雪に中に霜ができた状態。
霜が小さいと小霜粗目雪と呼ばれます。
●堅雪(かたゆき)
日中に溶けかかった雪が夜間の寒さでまた凍りつき堅くなった雪のことです。
●冠雪(かんせつ)
山や物の上にかぶさった雪のことです。
●宿雪(しゅくせつ)
溶けずに残っている雪のことです。
●どか雪
短時間に一気に積もる雪のことです。
●衾雪(ふすまゆき)
一面に降り積もった雪です。
●雪持(ゆきもち)
葉や枝に雪が積もっている様子のことです。
●綿帽子雪(わたぼうしゆき)
木などに積もった雪で、綿帽子のように見える雪のことです。
●松の雪(まつのゆき)
松の木に積もった雪のことです。
●撓雪(しおりゆき)
降り積もって木や枝をたゆませる雪のことです。
●友待つ雪(ともまつゆき)
次の雪が降るまでけなげに溶けないで残っている雪のことです。
●垂り雪(しずりゆき)
枝や屋根から落ちる雪のことです。
意外とたくさんの種類があった雪!積もる雪の見分け方!
積もらない雪の特徴は、雪の性質というより気温に問題があります。
特に、南の方ほど気温が雪が積もる地域に比べると、
高いので雪があまり降りませんし、地面も十分に冷えません。
だから雪も積もりません。
粉雪という小さな粒の雪は、地面に落ちると
すぐに溶けることが多く、積もりづらいです。
積もる雪の特徴は、これも雪の性質というより、気温の低さによって積もります。
マイナスの気温をずっと維持している地域では、
雪がやむこともありませんし、地面も冷えているので雪が落ちても溶けづらく、
これを懲り返すことによって積もっていきます。
積もりやすい雪といえば、ドカ雪で普通の雪と比べると粒が大きいです。
これが多く降れば、普段あまり積もらない地域でも雪が積もる可能性が高くなります。
まとめ
いかがでしたか?
雪は、降り方や積もり方、雪の状況によって
たくさんの種類に分かれるのですね。
これだけ多くの雪の呼び名があるのは、
日本語ならではの繊細さがあるからかもしれませんね。