働く親が増え続けている現在、「学童」は子供を安心して預けることができる場所としてとてもありがたい施設ですよね(^ω^)
最近では、保育園が足りないことが問題となっていますが、学童保育も特に各自治体が運営している場所は希望者が全員入れないといった問題があるそうです。
しかし、運よく学童保育に入ることが出来ても、長い休みである夏休み期間の学童保育には実は様々なトラブルがあるのだとか。
そんな学童と夏休みの関係についてまとめてみました。
そもそも学童とは・・・。
学童とは簡単に言うと、親が共働きなどで放課後家で一人で過ごさなくてはいけない子供を預かる施設のことです。
一般的には、各市町村の自治体が運営しており、「学童保育」という名称とともに「学童クラブ」「児童館」とも呼ばれています。
戦後の高度経済成長を迎える中、多くの家庭では父親が働きに出かけ、母親は家庭を守るといったことが一般的だったこの時代 ∩゙ヽ(。・ω・。)
しかし、中にはシングルマザーや家庭の事情で保護者が働きに出てしまい、学校から帰って来た子供が、一人ぼっちで夜中まで過ごす家庭も少なくなかったのです。
そうした状況を見かねて、1950年代に民間人の手で始められたのが子供の預かり施設でした。
それがきっかけとなり、1970年代からは国が助成する学童保育が本格的に始まりました。
ちなみに・・・。
近年までは小学三年生までの「低学年」を対象としていましたが、2015年から制度が変わり、現在では小学校6年生まで預けられるようになりました。
そして、現在学童保育に通う児童数は約102万人と言われていますΣΣ(゚д゚lll)
どんな子供が通っているのか・・・。
学童は基本的に保護者が働いている子供が入る場所です。
各市町村によって入りやすい学童と、なかなか入るのが難しい学童に別れています。
やはり都心を中心とする人口密集地では学童に入るにも厳しい審査があります。
例えば正社員として両親が共働きで働く家庭と、子供が帰宅するギリギリまでのパート短時間勤務をしている家庭では、前者の方が優先的に学童に入れてもらえる可能性が高いです。
また保育園同様、片親や病気などにより、子供の放課後の養育が難しい家庭でも優先的に入ることができます。
そして、現在では6年生までが学童に入れるようになったとありますが、現状では希望児童全てを受け入れられる学童保育は少なく、4年生以上の高学年は入りにくくなっているのが現状です。
夏休みの学童問題!朝から利用できる?送迎は?学童の利用方法
学童保育の多くが、夏休み期間中は学校が始まる朝8時から子供を預かってくれます。
親の勤務時間により時間をずらして預かってくれることも可能であり、帰りは通常の学童と同様18時頃まで見てもらえます。
通常の学童と同じように、基本的に子供たちは「遊んで過ごす」ことが多いですが(・ω・`)
夏休み期間は非常に時間が長いので、学校との連携も必要になります。
例えば多くの学校が夏休みに行っている「プール」。
学童の子供たちもその時間になればプールに行くよう促され、午前中にプールへいったら再び学童に戻り、お昼ご飯を食べ、午後はまた遊ぶことになりますε=ヘ( .∀・)ノ.∀・).∀・)ノ゙
しかし、そのお昼ご飯、つまりお弁当を準備するのが大変という声もあります。
もちろん「夏場」ですから、痛まないようにしっかりと配慮したお弁当が必要になります。
前日にパンを買って持って行く子供もいますが。
朝から学童で夏休みも安心!上手に活用してにこにこ夏休み!
しかし、ずっと遊んでいるのも飽きてしまうので、夏休み期間中はグループに分かれ様々なプログラムを組む事も多いようです。
例えば、夏休みに行う学童でのお化け屋敷、キャンプ、一日遠足など、そうした行事の計画や下準備を友達同士で協力して進めます。
そうした時間の過ごし方を考えると、夏休み中家でダラダラゲームをして過ごす子供より、ずっと充実した時間を過ごすことができるかもしれませんね。
しかし、実際のところ、夏休みに学童に通う子供の多くが「家にいたい」と感じてしまうのも事実です(´・ω・`)
特に一年生であれば、保育園から小学校に入り、そのまま学童に通う子供は「長期休み」をあまり理解していない子供も多いと言います。
つまり、学校はお休みだけれども、自分は常に学童には通うのが当たり前だと考えているのです。
しかし、学校のプールなどで学童に通っていない子供たちを見ると、夏休みに学童に行くのを嫌がる子供も増えると思いますヾ(:3ノシヾ)ノシ
プールが終わったら自分は学童に行くが、家にいる子はおうちでお母さんが待っていてくれる、温かい手料理を食べ、そのあとはゲームができる。
そう聞かされると、「どうして僕は学童に通っているんだろう…」と、理不尽に考えてしまう子供も多いのです。
学校の放課後に学童を渋るのならまだ一日くらいは休ませられますが、夏休みに学童へ行きたくないと言われてしまうと働く親としては困ってしまいます。
そのため子供の心を理解しつつ、夏休みに学童へしっかり通ってもらってほしい複雑な心境の親が多いようです。
いかがでしたか?
働く親にとって夏休みの学童保育は欠かせないものですよね。
お弁当を作ったり、家にいたいと渋る子供を学童に行かせたりと、何かと夏休みの学童は苦労をするでしょう。
しかし、子供のためを思って仕事をしていることを考えれば、多少の苦労は仕方ないのかもしれません。
夏休みの全ての日を学童に預けなくてはいけない家庭もあるかもしれませんが、自分の仕事が休める時は、思い切り子供と夏休みを楽しんでください(●´ω`●)
普段あまり一緒にいれる時間は少なくても、子供と濃密な時間を過ごせる夏休みが少しでもあれば、子供も納得して楽しく学童に通ってくれるかもしれません。
それでは良い夏休み学童ライフを(/・ω・)/