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はがきの交換手数料を払いたくない!相殺してもらうことはできるの?

投稿日:2018年11月8日 更新日:

年賀状のはがきや喪中のはがきなど印刷したけど、
思ったより使わなくて余ってしまったなんてことありますよね。

こんな時には郵便局に行って手数料を支払えば
新しいはがきに交換してもらえます。

でも、それには交換手数料を払わなくてはなりません。
その交換手数料は、新品でも書き損じでも1枚5円です。

もし、はがきが10枚余ったとすると、「10枚×5円=50円」となり、
10枚のはがきを交換するのには手数料が50円かかってしまいます。
余ったはがきと交換できるものは、郵便局のHPで確認できます。
でも、通常ははがきか切手に交換することがほとんどですよね。

◆交換できないもの
 ・料額印面が棄損しているもの
 ・一度郵便局を通して戻ってきたはがき

料額印面とは、はがきの表左上に表示されている
料金が書かれている部分のことです。
料額印面が汚れているとそのはがきの料金が
分からなくなるので、交換を頼んでも拒否される可能性があります。

少し汚れているが読み取れるぐらいなら大丈夫なこともあるので、
ダメもとで一応は局員に聞いてみると良いでしょう。

一度郵便局を通ってきたけど、住所が不在だったなどの理由で
戻ってきたはがきは交換できません。
一度郵便として料金分の配達料が使われていると見なされるからです。

目には見えなくとも、郵便局を通ったものは
特殊なインクでバーコードが印刷されています。

ブラックライトなどを当てるとその部分が見える処理をされているため
ごまかして交換することができないのです。

使わないはがきを切手に交換したい!手数料を何とかできない?

使わないはがきを切手に交換する時に、
全ての手数料を省くことはできませんが少なくする方法があります。

はがきを交換する時の手数料は1枚につき5円ですが、
この手数料を切手で払うことも可能です。

例として30枚のはがきを交換する場合、「30枚×5円=150円」。
これを現金で払うこともできますが、
その前に52円はがき2枚を切手に交換しておきます。

すると「2枚×5円=10円(現金)」。
52円切手が2枚で104円、残り28枚×5円=140円。
この140円を104円(切手)+36円(現金)で支払います

合計で支払いは、「104円(切手)+10円(現金)+36円(現金)=150円」。
使った現金は46円(現金)となります。いかがですか!?

もっと古いはがき、例えば50円はがきを
今の62円はがきに交換したい場合は、
その差額12円+手数料がかかります。

例えば10枚の50円はがきを交換したい時は
10枚×12円(差額)+10枚×5円(手数料)=170円
となります。

手数料を省きたい場合は全部62円はがきに交換するのではなく、
枚数分を10円切手と2円切手に交換しておいて、
50円はがきに貼って使う方と手数料分得になります。

先の例で言うと10枚×5円分、つまり50円節約できます。

交換手数料の相殺は可能!現職の郵便局の人に聞いてみた!

書き損じはがきの交換に行ったある人がいます。
その人は、手数料を支払わずに差し引いた分の枚数と
金額分で頼んだところ、「もうやっていないので」と断られ、
手数料を現金で支払うように言われたとのことです。

その人は郵便局が民営化になり、
書き損じはがき等の交換ルールが支店によって違うのかと
いぶかしんでいるようです。
しかし、民営化でルールが変更したわけではなさそうです。

昔も今も切手類の交換は現金または郵便切手で納めるのが決まりです。
交換時にはがきの料金額面での手数料充当交換はできないことになっています。

内国郵便約款において郵便はがきの料額印面は
「郵便物として差し出す場合に限り」有効と定められており、
交換手数料に充当することは、郵便物として差し出すことにはならないので、
交換手数料には充当できないが正しい答えとなります。

よって、その人が断られたのは窓口担当者が
交換手数料の相殺の知識が不足していたか、
それとも勘違いしていると考えられます。

交換業務は、郵便局のみに許されています。
郵便事業会社の「支店」での取り扱いは行っていません。

また、ある例(少し古い話なのではがきは50円です)でのことですが、
書き損じの郵便はがき額面50円を20枚で合計1000円分と
交換手数料100円分の20円切手5枚持っていき、
一緒に差し出しました。いつもの窓口での対応でした。

しかし、どういうわけか、担当者の方は計算が終わった後に、
「手数料を相殺して975円と交換できます」と
こちらの考えと違うトンチンカンな事を言ってきたので、
内訳を聞くと、はがき20枚と切手5枚、合計25枚の交換×5円=125円、
1100-125=975円という計算と言います。

つまり、担当者は切手を交換手数料とは考えずに、
はがきと一緒に交換してほしいと考えたのでしょう。
それならこの対応はおかしくありません。

依頼主が「この切手ははがきの交換手数料です」と
はっきり説明したのであれば、それが理解できなかった担当者が
へまをやったことになるでしょう。

依頼主の説明不足だった可能性もあるかもしれませんね。

まとめ


はがきの交換で手数料が発生したり、
手数料を郵便切手で納めることができることで
手数料が相殺できるなんて知らなかった人もいるのではないでしょうか?

最初は筆者自身もその計算内容が?だったわけですが、
その仕組みを知ると複雑な算数も理解に達し、
「なるほどねえ。」と思わず少し納得してしまいました。

ここで示した例は小さな量の計算ですが、
会社単位の事務になるとかなりの額になるので無視できなくなりますね。
郵便はがき、切手の交換や相殺に関しての話でした。それでは!

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