サピックスは、受験を意識した小学生が通う
学習塾の一つですが、親がある程度関わる必要があるため、
共稼ぎの場合に、自分たちがちゃんと責任が果たせるのか
気になる親もいるようです。
そこで今日は、サピックスに子供を通わせる場合に、
親はどんなお手伝いが必要なのか。
また、共稼ぎ夫婦が子供の塾を選ぶ際、
考慮するべき点についてお伝えします。
サピックスってどんな塾?親の手伝いが多いって本当!?
サピックスは首都圏では一番、
難関校の合格率が高い大手塾ですが、
ほかの塾に比べて親の手伝いが多いと
噂されているのは事実です。
その理由は,サピックスでは
復習のためのカリキュラムが含まれていないため、
1回1回の授業をしっかり理解し、
忘れないようにするために、
家庭学習の課題をこなす必要があります。
サピックスのHPを見ると、
塾での学習と家庭学習は、
車の両輪のようなものだと考えているとありました。
その考えのもとに、授業が終わってから、
その日に学んだ内容を家庭で復習できるように
「復習教材」が渡されます。
それを自宅に持ち帰り、
その教材をもとに課題を解いていきます。
このことを自発的にできる子供ばかりなら
親は特にすることはないのですが、
実際は、声かけ・見守り、答え合わせ、弱点の強化など、
学習面でのお手伝いは必要なのだと思います。
子供をサピックスに通わせた場合の親の役割!塾を決める判断基準!
学習面でのお手伝いも重要ですが、
もう一つの役割として体調管理や
食事の面倒があります。
塾によってはお弁当の時間があって、
塾のみんなとお弁当を広げるところもあるのですが、
サピックスにはそれはないようです。
ですから、お弁当を作らなくていいから
サピックスが楽だという保護者もいます。
でも、共稼ぎの親は自宅で子供に
ご飯を食べさせられないので、
予め食事を用意しておかなければなりません。
それならお弁当を持たせるのと変わりがないですね。
では選択基準についても説明していきます。
塾を選ぶ場合の判断基準は、
合格実績が一番でしょうね。
通わせようとしている塾から、
難解校に何院合格しているかは、
とても気になる点です。
通塾する子供の負担を考えると、
家から近くで安全に通えるかどうかも、重要です。
送り迎えが出来れば遠くてもいいと
考えがちですが、長距離の送り迎えは
親にとっても負担になります。
学校から塾に直行という選択肢も
ないことはありませんが、塾の前に
子供に買い食いをさせるのはどうかという点も、
親として判断しなくてはいけません。
その塾のレベルと自分の子のレベルが、
あまりにもかけ離れているというのも、
子供には苦痛なものです。
クラス別に授業を体験してみて、
楽しく学べるかどうかの確認は必要でしょう。
カリキュラムがどれほどの進度で進んでいくか、
また子供がどれくらいの量を
こなしていかなければならないかも、
予め見極めていきたい点です。
サピックスならば、その日の授業のテキストと
授業終わりに渡される復習用のテキストを
実物を見せてもらって確認するといいでしょう。
そして費用面についていうと、
サピックスは入室金32,400円(消費税込み)
および2か月分の授業料を支払います。
授業料は、1年生は17,280円、
2年生は18,360円、3年生は20,520円、
4年生は39,960円、5年生は50,760円、
6年生は58,320円(消費税込み)です。
これですべてではなく、
春と夏の特別講習の費用、
地図帳・資料集等の書籍代、
3年生の後期以降に公開模試の費用は別になっています。
それらを含めて一年間にかかる費用を
把握しておきましょう。
サピックスを選ぶ最大のメリット
サピックスの教育方針は、
希望中学に合格するだけが目標ではなく、
学ぶこと自体がおもしろいと思えるような
カリキュラムをモットーとしています。
「学ぶ喜び」を知った子供は、
親も驚くほどの潜在能力を開花させ、
その後の人生においても自ら成長を続けていくことでしょう。