大人でもとっさに嘘を付いてしまったり、
ごまかしたりする事ってありますよね。
ですから、子供も嘘を言ってしまう時あると思います。
うちの娘も明らかに、
「それ、嘘じゃん。」って思う事を言います。
かわいいなと思える内容から、
よくないな、と思う内容までいろいろありますが、
もちろん嘘を付く時って何か理由がありますよね。
そこで、子供が嘘を付く時って、
どんな気持ちなのか調べてみました。
～嘘をついてしまう子どもの心理～
嘘にもいろいろ種類があるようですね。
私の娘を例にしてあげてみます。
―現実と空想がごっちゃになる―
「この間、うさぎが空を飛んできたんだよ。」と
言った事がありました。
「えっ？本当？どこでみたの？」
「そこで見たんだよ。」等、
テレビや絵本で見た物を
実際に自分が見たと思い込んでいる場合があります。
これは、嘘と言ってしまっていいか分かりませんが、
かわいらしいですよね。
―願望を現実の事と思う―
お友達から、東山動物園に行ってコアラを見た、と聞いて
コアラを見たいと思っていた娘は、
「私も来月行くんだ。」と話したそうです。
実際、行く予定は無かったんですけどね。
・・・等上記の嘘は、誰も嫌な思いはしませんし、
かわいらしい嘘と言えます。
この様な事は、３～５歳位に言うようで、
成長と共に言わなくなっていきます。
他に、うちの娘は、歯磨きをしてないのに、
聞くと「もうしたよ。」と言います。
これは、私が、歯磨きをしなさい、
としつこく言い過ぎた事が原因だと思います。
親が子供に厳し過ぎると、
子供は怒られたくなくて、嘘を付くんですね。
あと、「宿題終わった？」と聞くと、
「終わったよ。」と言うんですが、
後で連絡帳を見ようと思ってランドセルの中を見たら、
やってない宿題が出てきて、
「宿題やってないじゃん（この時怒りぎみ）」と言うと、
「やったつもりだった。」・・・なんてやりとりもあります。
私は、娘にいろいろ厳しく言い過ぎてしまっていたな、
とものすごく反省しました。
誰でも頭ごなしに言われたら、嫌な気分ですし、
もう言われたくないと思ってとっさに嘘を付いてしまうのは、
私もよく分かります。
この事に気付いてからは、
やさしく問いかけるように心がけています。
～問題のある嘘と無い嘘の見分け方～
問題のある嘘というのは、
１．叱られたくなくてつく嘘
親に問い詰められて、これ以上叱られたくなくて、
とっさについてしまう嘘。
２．人にすごいと思ってほしくてつく嘘
例えば、まだ書けないのに、
「私自分の名前全部漢字で書けるんだよ。」と言ってしまう。
３．親の注意を引きたくてつく嘘
親にかまってほしくて、ペットが逃げた、等と言う。
そうすると、親が「大変だ、すぐ探しに行こう。」と
一緒に探しに行こうとしてくれるのがうれしくて言ってしまう。
４．親が約束を破るのを真似してつく嘘
親と「今度の土曜日公園に行こうね。」と約束していたのに、
やっぱり行けなくなった、と約束を破られると、
自分も同じように友達に嘘をつく。
等が考えられます。
やはり、親が厳しくしすぎたり、
子供との約束を簡単に破る事が原因なので、
こういった嘘が見られる場合は、
私達親も反省する点がありますね。
３の場合は、愛情不足が考えられるので、
忙しくても子供とのスキンシップを大事にして、
目を見て話をしっかり聞いてあげる等が必要ですね。
たくさん愛情を注いであげましょう。
問題のない嘘というのは、現実と空想がごっちゃになる、
願望を現実の事と思う等のほほえましい、
誰にも不快な思いをさせない内容ですね。
これは、嘘と言っていいのか分かりませんが、
幼児期を過ぎれば言わなくなる物なので問題はありません。
～最後に嘘をつく小学生の子どもの気持ちを
知りたいと思っている親御さんへ～
子供は、寂しいと思っているかもしれません。
親にかまってほしくて、注意を引く嘘を付くのかもしれません。
まずは、子供の目を見てじっくり話を聞いてあげましょう。
日頃から、厳しくし過ぎていると叱られたくなくて、
子供は嘘をついたり、追求しすぎると、
ごまかす嘘を付いてしまいます。
私自身、はっと気づく事があり、
今まで厳しくし過ぎていたな、と反省しました。
これからは、怒ってないよ、という姿勢で
やさしく話を聞こうと思います。
やはり、大人も子供も関係なく約束した事は
きちっと守るべきです。
どうしても、急な仕事が入ってしまったとか
約束が果たせない時は、しっかり理由を説明し、
きちんと謝り、後のフォローもすべきですね。