クリスマスの時期が近づいてきましたね。雰囲気を一層盛り立ててくれるのが、クリスマスツリー!
もみの木の華やかなデコレーションと色とりどりのイルミネーションを見てるだけでワクワクしますよね!もみの木の生木は割と手に入りやすいので、持っている方も多いのではないでしょうか?!
でも生のもみの木には、害虫がついてしまうことも・・・
いざ、もみの木を飾ろうかというときになって、害虫がついていたらがっかりですよね。そこで今回は生木のもみの木についた害虫の駆除方法やその撃退に効く薬を調べてみました。
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もみの木につく害虫ってどんなのがいる?
もみの木につく害虫の種類についてご紹介します。
【木の表面につくタイプ】
吸汁性害虫
アブラムシの仲間で、もみの木に一番多くみられる虫です。トドマツノオオアブラムシ(体長3ミリ)、ハナネガオオアブラムシ(体長7ミリほど)など
【木の内部に入り込むタイプ】
穿孔性害虫
キクイムシの仲間、オオゾウムシカミキリの仲間、トドマツミキモグリガ、トドマツノキバチなど
【葉につくタイプ】
葉に巣をつくる:ハマキガ科・メイガ科の幼虫
巣を作らず葉を食べる:シャクガ科の幼虫、カレハガ科・ドクガ科の幼虫
もみの木にもこのようにいろいろな虫がつきますので、木の状態をみながら、しっかりと虫の駆除をしていきましょう。
害虫駆除の方法
もみの木につく害虫を駆除するには、基本的には殺虫剤を使うことが最も確実な方法です。
もみの木には、目で確認できる虫以外にも、穴を作って中に入りこむ虫や葉に巣をつくる虫など、簡単に見えないところにも虫がつくことがあるからです。
表面につくアブラムシなどは目視できるので分かりやすいのですが、見えないところに虫がついているのは、なかなか気づきにくいものです。
幹に穴があく、木くず・ヤニ・虫のフンがある、葉がしおれる、枯れる、葉を食べられた跡がある、クモの糸のような絡まった巣がある、などがあれば、どこかに虫がついている可能性があります。
もみの木をよく観察して、害虫がついているようなら市販の殺虫剤で早めに駆除するようにしましょう。
もみの木の大きさや場所などの状況によって、自分で殺虫剤を散布するのが難しい場合は、無理をせず園芸業者に相談してみることをおすすめします。
殺虫剤を使うことに抵抗がある場合、無害なスプレーを作って表面についてるアブラムシなどを狙い撃ちすることもできます。
アブラムシの駆除に効果があるとされる手作りスプレーをいくつかご紹介しましょう。
重曹、植物性油、食器用洗剤、水で作る。
- 植物性油1/3カップに重曹小さじ1を混ぜたものを原液とする
- 水1カップに原液小さじ2を入れて混ぜる
- 食器用洗剤を数滴入れて分離しないようにする
- スプレーで吹きかけた後、数時間放置する。
牛乳スプレー
牛乳をスプレーで吹きかけ、数時間放置するだけです。ただし、放置している間の牛乳の匂いが不快なのがデメリットです。
どちらも、直接アブラムシに吹きかけることによって窒息させて殺虫します。数時間放置した後は、水でキレイに洗い流しましょう。
その他では、木酢液、竹酢液は虫よけに効果が期待できると言われていますが、即効性や殺虫性はあまりありません。
防虫のための予防として定期的に散布しておくことはできますが、効果のほどは分かりにくいというのが正直なところですね。
ともあれ、殺虫剤以外のスプレーでは、木の内部の虫には効きません。
手作りスプレーは、あくまでも目視で確認できる虫にお試しで使ってみることをおすすめします。
木の部分によってつく害虫は違います。害虫のタイプが分かれば、それにあった殺虫剤をつかって害虫を駆除しましょう。
アブラムシ以外は、市販の殺虫剤を使うのが一番効果的ですよ!
もみの木に害虫を見つけたらなるべく早く駆除して、クリスマスには元気なもみの木で素敵なクリスマスツリーを飾りたいですね!