保温性が高くて軽い羽毛布団!
非常に暖かくて、冬は特に手放せない一品ですね!
でも、
「羽毛布団だけでも冬って越せるものなの?」
「そもそも、羽毛布団の値段ってなんでこんなに違うの?」など、
羽毛布団についてはあまり知識がない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、冬に羽毛布団一枚でも過ごせるのか、
また、羽毛布団の正しい使い方についてもご紹介していきたいと思います。
どんな羽毛布団なら一枚で過ごせるか?
羽毛布団選びでまず最初に非常に重要なのは、
「水鳥の胸のあたりに生えている良質な毛の量」このダウン比率です。
吸湿性や保温性は、この比率が高いほど優れた商品となってきます。
比率は最低でも70%を目安にしましょう。
「90%以上=高級、95%以上=最高級」と言えます。
ただし、ダウンにも品質の差がかなりあるため、
低品質のダウンを90%以上使っている場合、
良質なダウン80%のものよりもはるかに劣ります。
ちなみに、産地は寒冷地が良質だと言えるので、
選ぶ際は、ダウンの産地も考慮に入れることをお勧めします。
羽毛布団の弾力は、ダウンパワー(dp)と呼ばれる指数が重要で、
この数値が高いものほど弾力性に優れているとされています。
ダウンパワーは主に4つに区分されており、
- 300dp以上=「ニューゴールド」
- 350dp以上=「エクセルゴールド」
- 400dp以上=「ロイヤルゴールド」
- 440dp以上=「プレミアムゴールド」
となります。
このランクを目安にするのもいいでしょう。
ただし、このランク別で選択すると、お値段に雲泥の差が出てきますので、
予算を考慮に入れて、無理しない形でしっかり検討してみてください。
羽毛布団一枚で過ごすメリットとは?
とにかく温かいという意見が多数です。羽毛布団一枚着て過ごす方かなり多いようです。2月から3月の一番寒い時期ならば、マットレス・シーツ→毛布→人→羽毛布団→毛布にするのが一番温かくて、ゆったり寝られるようです。
メリットとしては
1.保温性が高く、冬場の布団として高性能!
羽毛の隙間に大量の空気を含んでいるため、空気層が断熱材の役目を果たしてくれます。
寒い冬でも、非常に高い保温性が高いことから
ある程度は羽毛掛け布団だけで過ごすことができます。
ただ、羽毛の品質によって保温性が随分変わってくるので、
廉価な普及品では毛布がないと寒さを感じることもあるので注意が必要です。
2.軽く、身体を圧迫しない寝心地!
羽毛掛け布団は軽いため、身体の圧迫感を感じることがあまりありません。
高級な羽毛ほど軽く心地いいのは確かですが、
木綿の布団に比べればリーズナブルな羽毛掛け布団でも、圧倒的に軽いです。
血流低下の心配もなく、寝心地を重視したい方にとっては、
非常に適していると言えます。
3.廉価品は羽根が飛び出てくる可能性がある
高品質の羽毛掛け布団では起こりにくいことですが、
廉価品の場合、羽根、羽毛の吹き出しの可能性があります。
縫い目のちょっとしたほつれや針穴程度だからと油断していると、
そこから羽根がどんどん出てきてしまいます。
結果、中の羽根が徐々に減ってしまうので、もちろん保温力にも影響が出ます。
このようなトラブルが心配な方は、日本製の商品を選びましょう。
このように、温かく軽く寝られるのが羽毛布団の良いところのようです。
ところで、素人が羽毛布団を見極める時のポイントはあるのでしょうか。
3点あります!
嗅いでみる
まずは、においを確かめてみてください。
天然の羽毛なので、当然匂いは少なからずあります。
ただし、あまりにも臭い、生理的に嫌悪感を感じる場合は避けましょう。
ちなみに、「ダック=雑食」「グース=草食」です。
なので、グースよりもダックの方が臭いやすい傾向があります。
叩いてみる
羽毛布団はの原料は、野外飼育された鳥の羽毛のため、
多くのゴミやホコリが混じっています。
このため、製造過程の洗浄がしっかり行われなかった商品は、
叩くと想像以上のホコリが出ることがあります。
また叩いてみれば、中の羽毛のニオイを感じやすくなる効果がありますので、
購入前にどんな匂いか確かめておくといいでしょう。
押してみる
羽毛の質が悪いと、押した部分がへこんだままなかなか元に戻りません。
羽毛の質がいい商品は、押してもすぐに戻る弾力があり、
しっかりしたふくらみがあります。
チェエクの際は、この布団そのものの『ふっくら感』も確認しておきましょう。
以上のように、羽毛布団の購入の際は、
ダウンの保有量、原産地、ふっくら感の確認などが重要ということが分かりました。
この程度なら、布団売り場でも、安心してしっかりできそうですね。
いかがでしたでしょうか?
羽毛布団は、しっかり吟味すれば安眠が得られるすばらしい商品であり、
これ一枚でも十分に冬を過ごせることも分かりました。
しかし、あまりにもネームだけで安価なものを購入すると、
痛い目を見る可能性もあることも理解できたと思います。
少しお値段は張ったとしても、毎日の快眠のために、
自分に合った羽毛布団で冬の夜を過ごしてみてはどうでしょうか?