身内が亡くなり喪中のとき。最初は辛いことばかりで大変な時期でありますが、いつまでも悲しまずに元気を取り戻すためにも旅行に行こうと考える人もいます。
ただ、喪中の旅行ってあまりよくない、とも聞きます。
実際に、行くべきか行かないべき悩んだ時はまず読んでみてください。
喪中の旅行がダメな理由
喪中の時に控えるのがよいことは、
- 祝い事
- 遊興
- 神社への参拝
一般的にはこのあたりかと思います。
よく知られるのは新年のお祝いです。正月飾りや鏡餅、お屠蘇などを控える家が多いと思います。
また、年賀状もほとんどの人が控えていると思います。
その代わり、喪中はがきで11月中旬あたりから知り合いに送っておくことが一般的かなと思います。
では、今回のお題である「旅行」はどうなんでしょうか。
上記で書いた「遊興」にあたる場合があります。
なので、喪中の時に旅行は控える方べきであることが習慣となっていると思います。
ただ、忌中が過ぎれば旅行に行く人もいるのはいます。
お住まいの地域や家の事情によって、このあたりは違いがありますので忌中や喪中の時には一度ご家族に相談されるのが賢明です。
喪中の時に旅行を行く理由
上でも書いたように、地域や家の事情などにより、忌中が過ぎれば旅行に行っても問題ないとする場合もあります。
問題ないという理由の一つとして、旅行は「慶事」にあたらないためです。
「慶事」とは、祝い事。めでたい事。
ただ、それでも喪中期間の間は絶対に旅行・遊興はダメというところもありますので、注意が必要ではあります。
当事者としては、旅行に行きたい!というよりも気分転換にというケースで行かれる場合もあるようです。
それでもやっぱり世間の目って気になりますよね。
喪中なのに旅行に行っている。
こんなことを周りで噂されたら、余計に気分が滅入ってしまいます。。。
ここは本当に人によって意見が分かれます。
昔からの慣習を大事にされる方でしたら、忌中が終わって喪中の間に旅行などは絶対にダメという考えが多いです。
最近では逆に忌中が終われば旅行は行ってもいい、という意見も出てきています。
いろんな人の意見を聞くと、だいたいは「忌中」の旅行は避けるべき!という回答が多いような感じです。
ここまでの内容でわかるように、意見は分かれるところではありますが、地域や家の事情などを考慮しながら、
- 「忌中」は旅行は避けるべき。
- 「喪中」は場合によっては行っても特に問題なし。
こんな感じでしょうか。
なんだか結論になっていないような気はしますが、喪中の時に旅行を悩まれた場合の参考程度に見てもらえたらと思います。
「忌中」と「喪中」の期間
ここまで喪中の時の旅行について調べていて、ふと気になったのですが「忌中」と「喪中」ってそれぞれの期間がわかりにくいかなと思いましたので、合わせて調べました。
忌中の期間
忌中とは、他界されてから四十九日までとされています。
「忌」とは、自宅に謹慎する期間の意味があります。
喪に服す期間とされているので、外部との接触を断ち祭りごとなどへの参加は自粛する期間になります。
そうはいっても、外部と接触を断つことは難しいので、普段通りの生活で人と接触することは特に問題ないと思います。
ただ、イベントやお祭りへの参加は控えた方がいいよ!って期間です!
喪中の期間
喪中とは、他界されてから13ヶ月とされています。
「喪」とは、喪服を着用する期間の意味があります。
「忌中」も「喪中」もどちらも何親等にあたるかによって日数も違うようです。
詳しい説明は今回は省きますが、一般的によく言われる喪中とは上記の期間を指します。
喪に服す親族ですが、ご自身からみて
- 0親等・・・夫、妻
- 1親等・・・父母、配偶者の父母、子供
- 2親等・・・兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母など
- 3親等・・・曾祖父母、叔父叔母など
3親等までが喪中とすることが一般的です。
ただ、最近では2親等までというのが多いかもしれません。
このあたりは、地域や宗教、慣習によって異なるので確認しておいた方がいいです。
まとめ
喪中の時に旅行は昔でいえばダメ!と言われるでしょう。
ただ、最近では忌中が過ぎれば、喪中の時でも旅行に行くことが増えています。
実際に、喪中期間に旅行に行ったらダメという法律があるわけでもなく、世間的に忌中や喪中の期間に旅行に行くなんて不謹慎であるという考えがあるため、控えているというケースが多いです。
個人的には、忌中に旅行はまずいかなと考えていますが、喪中の時でしたら旅行に行っても問題ないかなと思います。
いつまでも、家にこもっているのもよくないと考えていますので。
ただ、法要など気切りの時期は避けた方がいいは思います。