みなさん冬のお布団どのようにされていますか?
冬は四季の中で最も寝具に気を遣う必要がある季節といえます。
質の良い睡眠を確保するためにも、寝具には拘りましょう。
冬の布団で最も注意する必要があるのは、
結露を防ぐという事です。
結露は、暖かい布団の内部の空気と、
床の冷たい空気の温度差によって発生します。
布団の中から出てきた空気が
布団の外の冷たい空気と接触することで、
気体が液体に状態変化します。これが結露であり、
結露は布団の下に凝縮して布団を湿らせます。
布団が湿ると、人がその布団で睡眠をとることによって
暖かな環境が作られ、カビやダニの恰好の繁殖場所
になってしまいます。
また、人の垢や汗がカビやダニのエサとなって
さらにカビやダニが巣くうことに繋がりかねません。
カビやダニの繁殖を防ぐ良い方法は、
起床後即座に布団を上げ裏返しにして干すことです。
断熱材の代わりに布団の下にマットやカーペットを敷くと、
結露発生が少なくなります。
その際、マットとカーペットは時々干すようにしてください。
真冬は布団1枚じゃ寒い!掛布団を重ねる時の暖かい順番は?
真冬に布団1枚じゃ寒いですか?
布団にもいろいろあるようです。
つまり、真冬での一枚で済む布団もあれば、
かさねて被る必要があるものもあるという事です。
モノにもよるかもしれませんが、
一般的に羽毛掛布団は、身体に密着させて使用すると、
保温力が高まり、心地よい睡眠を得られるようです。
ゆえにもしもう一枚毛布か何か掛けるというのであれば、
羽毛布団の外側に掛けるというのが正解です。
布団がポリエステル、綿布団、羊毛混布団を使用されている方は、
毛布が下で、掛布団が上が正しいようです。
種類別にみていくと、ウールケット(薄手)、
シルク毛布、シルク肌掛けなどは内側、
ポリエステル、アクリル、純羊毛毛布(厚手)、
綿毛布は、外側に掛けるのが良いでしょう。
日本の場合は、和布団(綿布団)を
使ってきた歴史を持つので、
毛布、掛布団という順位で使われてきたことの影響があるようです。
より保温効果をUPさせる方法と毛布の使い方!
まず、毛布を効果的に使用する方法は、
毛布に組み合わせる布団がどのような物かによるという事です。
つまり、掛布団の素材で毛布の使い方が変わるという事です。
前段でも触れましたが、羽毛布団を掛布団に使用するのならば、
毛布は羽毛布団の上に掛けます。
羽毛布団はその内部が暖かさで膨張し、
それによって保温性が高まるという性質を持っています。
だから羽毛布団は人の身体と密着させる方が、
温度が伝わりやすくなり、それによって
保温効果を発揮しやすくなるのです。
ゆえに羽毛布団の場合、毛布を使って保温効果をUPさせるには、
毛布は羽毛布団の上に掛けるのが正しいのです。
掛布団の材質が綿や、ポリエステルと言った
合成繊維の時はいかかでしょうか?
掛布団が綿の場合、
綿は水分が多く含まれているために温まりにくい、
何故なら水は比熱が大きい、つまり温度を上げるのに
多くの熱量を必要とするからです。
よって、体に密着させて使う利点が
そう大きくはないと言えそうです。
逆にひんやりとした感触の為に冷たく感じることもあり得ます。
肌の感触を良くして暖かく感じさせるためにも
羽毛布団以外の掛布団を使用する場合は、
その布団の下に毛布を使用した方が良いと言えるでしょう。
もう一つ、敷布団に毛布を敷くことで、
保温効果を上げることができます。
毛布を下に敷くと、何故保温性がアップするのでしょうか?
その理由は、体から発せられる熱を
下敷きにした毛布が留めてくれるからです。
冬が厳しくなってさらに保温効果が欲しい時には、
羽毛掛布団の上に更にもう一枚毛布を掛けると
より暖かさが逃げにくくなり、快適性が増します。
毛布を下と上で包むことにより、
蓋をして熱が逃げるのを防ぐのです。
このように毛布を二つ使うとにより
さらに保温効果が期待できます。
色々な毛布、その素材と使用法
毛布の種類は大別して、天然素材の毛布、
化学繊維の毛布の2つに分けられます。
価格的にリーズナブルで、
家の洗濯機で丸洗いできるという理由で、
化学繊維の毛布が人気があるようです。
- 綿毛布
毛羽が100%コットンの毛布です。
- シルク毛布
天然の材質でできたシルク(絹)の毛布です。
特徴は、しなやかで肌に心地よく、
吸湿性が高いという特徴があります。
- ビキューナ毛布
天然の材料からなる、最も高級な毛布です。
その特徴は、カシミヤよりも更に極細の繊維で作られており、
世界で最も気高い素材と言われています。
- キャメル毛布・アルパカ毛布
獣毛製の毛布で、カシミヤと同じように高級な毛布です。
カシミヤと比較すると、少し羽毛が固めです。
保温性に優れています。
- カシミア毛布
カシミア山羊の毛を使用した毛布で
滑らかな感触で光沢があります。
- ウール
羊毛素材の毛布です。保温性が高く、吸湿性も高いので、
汗で体を冷やすことがないという特徴を持っています。
- 発熱素材の保温機能性毛布
アクリルやポリエステルなどの化学繊維素材に、
保温性機能を向上させる特殊な加工を施した毛布です。
湿気を吸うと発熱して保温性が上がり、
その他に遠赤外線効果を持つなどの特徴があります。
また家庭で洗濯ができます。
- フリース毛布
ポリエステルでできてます。
保温力があり、薄くかつ軽量です。
- マイクロファイバー毛布
ポリエステル素材の超極細繊維で織られた
マイクロファイバー製の毛布です。
滑らかな肌触りで、薄くて軽量、
体になじみやすいドレープ性を特徴としています。
家庭で洗濯可能で、価格もリーズナブルです。
- マイヤー毛布
2枚合わせたアクリル製の毛布です。
重さ、厚みがあり、その重さから家庭での洗濯は難しいでしょう。
毛玉にならず、肌触りが良く、ふんわりした暖かさが特徴です。
- ニューマイヤー毛布
肌触りが滑らかで、一重の化学繊維による毛布です。
使われる素材はポリエステル、アクリル、レーヨン、
或いはそれらの混紡があります。毛玉にならず、
滑らかな感触です。暖かで掛け心地が軽い毛布で、
家庭で洗濯もできます。
まとめ
毛布の種類は多く、使い方にもいろいろありましたね。
ご家庭で使用している掛布団や毛布をチェックして、
正しく使用してみて下さい。
今まであまり毛布や掛布団について
知らなかった人にはとても参考になったのではないでしょうか?
睡眠は人生の3分の1を占めます。
それゆえ睡眠をおろそかには出来ません。
睡眠の仕方によってあなたの人生が良くも悪くもなる
といっても過言ではないでしょう!?