最近は、デパートや有名レストランそしてネットでも注文できるおせち料理。
年末の忙しい時期にとても助かりますし、味も見た目もいいことで、注文する家庭も多くなっています。
でも、伝統的にお家できちんと作るという家庭も。それはとても素敵なことですね。
ただ、毎年作っていても、どのように詰めれば注文のおせちのように見栄えも良くなるのかしら?と思っている方も多いはず。今回は、おせちを詰める時の詰め方、そして仕切り方のポイントをご紹介いたします。あなたのおせち作りの疑問をここで解決しましょう。
おせちの仕切りを選ぶポイント
おせち料理はきれいに重箱に詰めますよね。
まず、そのおせち料理の詰め方の基本についてご紹介いたします。
詰める重箱は、今では3段重ねが一般的です。
まず「一の重」には、祝い肴、口取りと言われる、紅白かまぼこ、黒豆、田作り、伊達巻、栗きんとんなど、甘めのもの、オードブル的なものを詰めます。
そして「ニの重」は、酢の物や焼き物を詰める重で、紅白なます、数の子、酢だこなどに、鯛、えび、ぶりなどの焼き物を詰めていきます。
最後の 「三の重」には、ごぼう、レンコン、こんにゃく、人参などを使ったお煮しめ、うま煮、筑前煮にしたものを詰める、というのがお重の基本の詰め方です。そして一段に詰める料理の品数は、吉数と言われている、5、7、9とするのが縁起がいいとされています。
見た目などの彩や用途を考えると理にかなった詰め方といえるものですね。
おせちの仕切り代用品
詰め方がわかったとことで、今度は美しく詰めるのに欠かせない仕切りについてです。
綺麗に、そして品目が混ざり合わずに美味しくいただけるようにするための仕切り。
仕切りのない重箱をおしゃれに料理で飾りましょう。
代用品① 笹の葉
抗菌作用もある笹の葉。そして見た目も美しく飾ることができます。汁気の多いもの同士の仕切りには向きませんが、飾り的にポイントとして仕切ることができ、見栄えもいいことから重宝します。
代用品② 小鉢やお弁当用のパック
日本の食器の美しさは、このような小鉢がたくさんあること。これを使えば汁気の多いもの、味が混ざりやすいもの、黒豆やなますなどを盛って重箱に詰めれば見た目もとても綺麗に、そして一層美味しそうに見することができます。お弁当用の使い捨てパックも同じような用途で使えます。洗い物が少なくて済みますが、ビジュアル重視でしたら小鉢がオススメ。
代用品③ ゆずがま
お料理に使うゆずもせっかくですから綺麗に中身を取り出して、カップ状にした皮の部分を使えば素敵な仕切りに。なますなどを詰めれば、ほんのりゆずの香りも楽しめる素敵な器に。
代用品④ 竹筒
こちらも素敵に仕切りができて、なおかつ美しく見せることができるおしゃれなアイテムです。
見栄えもぐっと素敵になりますね。
仕切りを上手に使えばおせちの出来もワンランクアップ
いかがでしたか?アイデア次第で素敵に見せることができる、そして美味しくいただけるおせち料理の詰め方、仕切りの使い方をご紹介いたしました。今度のお正月は、手作りの、そしてインスタ映えするような素敵なおせち料理を作り、おしゃれに飾って、家族と一緒にのんびりと過ごしてみたくなりますね。