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どうして?羽毛布団が暖かくない!?

投稿日:2018年8月11日 更新日:

羽毛布団は保温性にすぐれた寝具なのに、何故か暖かくない。

寒くて寝つけないし、いつまでだっても温まらない。

そんなこと、ありませんか?

 

お布団の販売所やネットの布団屋さんには、

羽毛布団は10年は持ちます、と書いてあります。

しかし、羽毛布団を買い替えるという方は、

5年程しか使っていないという方がほとんどでした。

 

羽毛布団の中の羽毛は、30年以上は暖かく使えるそうです。

布団に使われる羽毛には、ガチョウやアヒルの羽毛が使われることが多いです。

天然の素材ですから、長持ちするのは当たり前。

一説では200年以上も持つという羽毛の種類もあるそうです。

 

なぜ、10年持つ筈の羽毛布団を、5年程で買い替えるのでしょうか?

 

羽毛布団が思うように暖かくならず、

冷たい感じがする時は、使用方法を見直せば改善するかもしれません。

新しく買い替えるその前に、羽毛布団の状態を見てみましょう。

暖かくならないのなら、どこかに原因がある筈。

質の問題だけではなく使用の仕方で、暖かさは違ってくるものです。

考えられる原因から、対策法を探っていきましょう。

羽毛布団が急に暖かくなくなる理由5つ!?

羽毛が暖かい理由と特性は、ご理解いただけたと思います。

では、なぜ30年持つ筈の羽毛が、布団になると5年ほどしか持たないのか。

それは、布団を使用する人間が原因です。

もう少し詳しく言うと、人が寝る時にかく「寝汗」や「皮脂」が

羽毛にくっついてしまい、本来のカール現象が起きなくなってしまうことで、

寿命が来てしまいます。

冬場でも、人は少なくともコップ一杯分の汗をかくと言われています。

寝ていると時に、老廃物を排出しているのも事実です。

それを、毎日のように、羽毛が吸い込みます。

 

5年も経つと、羽毛はアブラまみれになってしまうんですね。

こうして、30年持つ筈の羽毛は、5年で暖かい空気を掴むことができなくなり、ペッタンコの布団になってしまうのです。

 

羽毛布団が急に暖かくなくなる理由は、

  1. 羽毛に偏りがある
  2. 羽毛がつぶれる
  3. 布団と体の間に隙間が出来る
  4. 湿気が溜まる
  5. 敷布団が薄い

などがあります。

理由別の羽毛布団のお手入れ方法を教えます!

① 羽毛の偏りをなくす

羽毛に偏りがあると、うまく体熱をつかまえられず冷たいままです。

キルティングの中で、程よく羽毛が分散されているのが理想です。

 

なので、毎晩布団を敷く時や寝る前に、羽毛のよれをならしましょう。

持ち上げて軽くバサバサしたり、手で羽毛をほぐしたりして、

沢山の空気を含ませてみて下さい。

② 羽毛布団の上には薄手の物を掛ける

羽毛布団の上に、厚みのある毛布や重たい寝具を掛けているという事は

ないでしょうか?

その重みで羽毛布団の中の羽毛が潰れると、

羽毛中の空気が減って熱を溜めておくことができなくなります。

 

寒さから、厚手の毛布をついつい上掛けにしてしまいますが、

中の羽毛を潰してしまうほど重たい物は、

羽毛布団の保温効果に影響してしまうので注意が必要です。

上掛けは軽くて薄めの毛布やタオルケット等で充分です。

むしろその方が、羽毛本来の保温性が発揮されるのです。

③ 大きめの羽毛布団にする

寝返りが多かったり2人で寝ていると、布団と体の間に隙間が出来やすく、

冷たい空気が入りこんできてしまいます。

この場合は、今より大きめの羽毛布団に変えましょう。

そうすれば、ずれても布団から体が出にくくなるはずです。

④ 羽毛布団は時々日干しする

羽毛布団は、綿の布団よりは干す回数が少なくても問題ありません。

しかし干さないまま、放置して良い訳ではありません。

羽毛布団を含む全ての布団に共通して言えるのですが、

敷きっぱなしでは睡眠中の汗によりどうしても湿気が出てしまいます。

羽毛や中綿が乾燥している=保温力が高い

つまり、湿度の高い状態の布団は体を冷やしてしまうのです。

簡単な解決策としては、布団乾燥機がお勧めです。

⑤ 敷布団を厚くする

布団の中の冷えは、羽毛布団でなく敷布団からきているかもしれません。

敷布団が薄かったり、フローリングに直接敷いている等という場合、

床からの冷えで、布団全体を冷やしてしまいます。

床からの冷えを防ぐために、敷布団やマットレスを使って防ぎましょう。

⑥布団叩きは使わないこと

羽毛布団を布団叩きで叩かないようにしましょう。

中の羽毛が飛び出す原因となり、この羽毛のかさが減れば、

当然暖かさは期待できなくなります。

 

羽毛布団を干すときは、布団カバーをかけたままにしてください。

途中、1〜2時間程度で、表と裏を返すようにしましょう。

月に2~3回の日干しが目安です。

  • 布団は敷きっぱなしにしない

湿度対策です。

布団を敷っぱなしで放置しておくとカビの温床になりますので、

使わない時は、掛敷ともに布団を上げましょう。

まとめ

寒い時期に温かく安眠するには欠かせないのがこの羽毛布団!

お値段も色々、商品もそれぞれあることが分かりました。

 

高価な羽毛布団は、確かに温かさ抜群ですが、

一般的な価格の羽毛布団でも、正しい使用・お手入れ方法で、

十分快適な睡眠を得ることができます。

 

やろうと思えば今すぐできる簡単な方法ですので、

是非やってみて下さいね。

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