毎年、静岡県浜松市でゴールデンウィークに大きな凧揚げが行われ、浜松っ子の心意気が見られる浜松市民の誇りでもある「浜松まつり」が開催されます。
浜松祭りでは、凧揚げでは信号ラッパを奏でたり、「子供ラッパ隊」や吹奏楽が信号ラッパを吹きながらパレードがにぎやかに行われるそうです。
その浜松祭りで信号ラッパを練習して参加されたい方もおられるでしょう。
そこで今回は・・・
この信号ラッパとは何か?練習方法・練習場所などお伝えできればと思います。
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信号ラッパとは?
そもそも、信号ラッパは「ビューグル(Bugle)」といいまして、非常に単純な構造の金管楽器に一種になります。
一見、トランペットのような形をしていますが、バルブを備え付けていないので唇や息の使いかたで音の高低を出していきます。
そのため、出せる音色は「ド(低)・ソ(低)・ド(中間)・ソ(高)」の、5音しか音を出すことが出来ません。
このそれぞれの音名をおもちゃのチャチャチャでもあるように、「ド・ト・タ・チ・テ」と説明する場合がありますが、これはビューグルを吹く際の口としたの形と流れの由来からきています。
信号ラッパはどのように使われている?
信号ラッパは自衛隊などで使われており、「ラッパ」とも呼ばれていて、特技課程を修了したらラッパ手が吹奏されます。
信号ラッパの甲高く鳴り響く音は遠くまで届き、騒音の中でも聞き取ることができます。
そのため、昔から太鼓とともに連絡手段として使われ、「前進」「停止」「射撃」「突撃」など戦闘指揮の号令を担ってきました。
現代では無線技術の発達で、第一線で使われることが少なくなりましたが、日課号音(「起床」「食事」「消灯」など)、栄誉礼、観閲式等の式典行事に使われています。
浜松祭りのラッパのルーツ!
浜松祭りは江戸時代からあり、そのころはもちろんまだラッパは信ありませんでした。
文明開化の明治時代にヨーロッパの音楽と一緒にラッパが入ってきましたが、軍隊で使うためでした。
また、浜松祭りでは戦前、兵隊さんたちや消防隊のみなさんが、祭りを守り指揮を執っていたので、その時の「号令」などで使っていた「ラッパ」の名残が、現代のにぎやかなお祭りに変化していったと言われているそうです。
浜松祭りには信号ラッパ!
濵祭りの凧合戦を鼓舞したり、練りを指揮したりするのに欠かせないのが信号ラッパです。
信号ラッパは練習しないと難しいのですが、まだ学校に行っていない児童から小中学生らを対象に「子供ラッパ隊」として、子供会を中心に教えられているそうです。
各町会で二つ巻き、三つ巻などのラッパの種類がきまっており、音色も種類によって違うので、聞き分けてみても楽しいですよ。
練習場所は?
信号ラッパを吹いて浜松祭りを参加するのであれば、浜松市のそれぞれの町会にラッパ隊の組がありますので、直接問い合わせて聞くことをおすすめします。
HPもありますので一つですが、ご紹介させて頂きます。
広沢ひ組HPの紹介
ここのホームページにはラッパ隊の詳細情報がありますので、練習や参加したい方はぜひみてくださいね。
http://hirosawa.info/・・・⇐広沢ひ組HP
個人で練習するおすすめの場所は?
浜松祭りの信号ラッパの練習をするときには、個人で練習するのは場所に困ってしまいますよね。
個人で練習する場合は、川の河川敷や車の中、防音設備の整ったカラオケボックスなどがいいかもしれません。
信号ラッパの練習方法
信号ラッパの特徴は説明したように、バルブがないので唇や息の使いかたで音程を吹きます。
「ド(低)・ソ(低)・ド(中間)・ソ(高)」
この音色をいつでも出すことが出来るように、毎日30分、たくさん練習するしかないのです。
30分以上練習すると唇が疲れてきて、音が出なくなるので練習は30分が目安としてください。
音が出るようになったら、見よう見まねでいいので曲を吹いてみましょう。あとはこの繰り返しの練習です。
ス組の子供ラッパ隊の方のブログに練習方法の音符や動画が載っていますので、ご紹介いたします。
http://ali-a.at.webry.info/theme/38ebbfb4e7.html・・・参考してみてくださいね。
女性や子どもでも吹きやすい信号ラッパも
浜松市にある「はまおん」で去年から発売されている、小さくて軽く肺活量の少ないお子様や女性の方、年配の方でも扱いやすくて従来のものより簡単にきれいな音色を出しやすい信号ラッパがあります。
種類は低音の「シャンタン三ツ巻」と高音の「ブリアン二ツ巻」の2種類です。
ぜひ、信号ラッパの購入をお考えの場合はぜひ検討してきてはいかがでしょうか?
「はまおん」のHP:http://www.hamaon.co.jp/index.html
「はまおん」オンラインショッピングHP:http://www.hamaon.co.jp/ec/ |
浜松祭りのことを知らない人のために紹介!
浜松祭りは別名「凧祭り」と言われるほど大きな凧揚げが一番の見どころです。
凧揚げ合戦は、中田島砂浜丘の「遠州灘海浜公園」で行われています。
5月3日と4日の午前10時から午後3時までと5日の午後3時までとなっています。
座席は400席ほど用意されていますが、混雑します。座席に座るなら早朝に行って席を取ってください。
凧揚げは体験できます。
5月3日から5日の午前10時から午後3時の間、凧揚げ体験コーナーがあって、実際にミニ凧揚げをすることができますよ。
会場は中田島会場の芝生広場なので子ずれにもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
浜松祭りはとてもにぎやかで凧祭りと言われ、大きな凧揚げやラッパが魅力のお祭りです。
そもそも、私も信号ラッパをお祭りに使われていることは全く知りませんでした。
ご興味ある方は、信号ラッパを練習して浜松祭りに参加してみて下さいね!