桜は春の訪れを知らせてくれる美しい花として日本ではおなじみですよね。その桜を家で育てている方も多いかと思います。自分の家で桜を毎年見れたらそれは本当に嬉しいものです。
最近は鉢で育てる桜も人気です。手軽に育てられて、また意外と育てやすいという理由からかもしれませんね。
日本でよく見られる桜はソメイヨシノ。そのソメイヨシノが一般的に開花するのが、3月の下旬から4月の上旬です。
桜の開花宣言は、この桜を基準に行われています。毎日桜が咲きそうになると天気予報でそのニュースを聞くことになりますよね。毎日待ち遠しくチェックしてしまいます。
ソメイヨシノは、満開になってから3~4日ほどで散り始めるので、お花見は、タイミングがとても大事な桜です。
もし、自分で桜を育てている方なら、より一層開花がきになるところ。
でも今年はなぜか開花しないという場合、どうしてしまったのだろうか心配になってしまいます。
どんな原因があるのでしょうか?
原因の特定を行う
もし買った桜が咲かない場合、何かしらの原因があるようです。いくつかあるので、ここでご紹介いたします。
当てはまりそうなものをチェックしてみて下さいね。
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株が若すぎるから
例えば、購入した年に桜が花を咲かせない場合は、まだ株が若い、という可能性があります。株を実生から場合、開花するまで時間が数年はかかります。
水分が不足している
桜の木が、花芽を形成する時期に十分な水分を与えないと成長しなくなるので、咲かなくなることがあります。水分が最も必要なのは真夏の間です。
日当たりが悪いから
桜は、日光を好む植物なので、日当たりが悪いことによって花を咲かせなくなります。
日照不足になると、花芽を形成してもつぼみのまま開花しないこともあり、花芽を形成できなくなることもあります。鉢植えの桜の場合は、室内に置きっぱなしにしないようにしましょう。これは枯れる事を防ぐことにもつながります。
剪定の時に花芽を落としてしまったため
桜の剪定の時期は、一般的には冬の間に行います。剪定には12月から2月頃が適しています。混み合っている部分を、すくようにして、根本から切っていくようにします。
ただ、剪定は間違った時期ややり方によっては、花が咲かなくなることがあります。
肥料の時期の影響
水や日光の他に、栄養となる肥料もかかせなくなります。桜に施す追肥は一般的に年に2回行います。
1度目は、花芽がふくらみ出す2月頃で、2度目は、花芽を形成する8月頃にします。この、追肥の時期が悪かったりすると、花が咲かなくなる場合があります。
適切な対処法とは?
ではこれらの原因にどのように対処していくといいのでしょうか?ここで対処方法をご紹介していきます。
株が若すぎるため
桜の品種によって、開花するまでの年数が異なるので、すぐに開花を見たいというのであれば、買う前にその年から咲くというものなのかどうかを確認するといいでしょう。
やはり、早く見たいので結構重要なポイントになるかと思います。
水分が不足している
真夏は植物が最も育つ時期。この時期にたっぷりと水やりをします。
夏はもともと暑くて土が乾きやすくなります。この乾燥の具合をよくチェックしておきましょう。土が乾いているなと思ったら、水やりの回数を多めにします。一日3回から4回ぐらいにしましょう。
日当たりが悪いから
鉢の場合、日光に当てたら、忘れないように屋外に戻してあげましょう。屋外では、日あたりに気をつけ、おく場所に、日光をさえぎる建物がないかどうかを確認します。
また、時間帯によって、日の当たる場所が変わるので、それも確認しながらしっかり日に当てられるようにします。
剪定の時に花芽を落としてしまったため
あまり適当な間隔で剪定して、多くを切り落としてしまうことをせず、切り落とし過ぎてしまった場合、剪定時期をもう少し遅い時期、開花後に剪定するとよいです。
肥料の時期の影響
桜の育成期にあたる、夏に与える追肥は、養分補給のためにとても大切なので行うようにしましょう。鉢植えの場合は、土の容量が少ないため、追肥の養分が流れ出やすいということがあります。
多めの量の追肥を与えたり、土の様子をながら、数回に分けて肥料を与えてみるといいでしょう。
桜はとてもデリケート
桜はちょっとした環境の変化にも弱い植物ということをおぼえておきましょう。鉢の場合は、特に桜にとって大きなストレスになるので、ケアが必要になります。
花芽の形成の時期や、また開花の時期に環境の変化があったりすると、うまく対応できなかったり、時間がかかったりすることがあります。
花が咲かなくなってしまうのには、株が弱くなることが原因と言われています。その原因になるのが水、栄養、そして日照不足です。
これらをきちんと対処していけば回復し、やがて花を咲かせるようになります。自分が育てた桜の開花はより一層、美しく感じますね。
春に満開に咲かせられるように、ケアしていきましょう。