ハマグリとホンビノスの違いはご存知ですか?
今回は、その見分け方についてのあれこれを見ていきたいと思います。
スポンサーリンク
ホンビノス貝とは何か。
そもそもホンビノス貝って何なのでしょうか?
二枚貝綱マルスダレガイ科の一種で海岸に近い潮間帯の砂や泥の中に生息しており、本来の分布海域は北アメリカ大陸の大西洋側で、食用になるため、アメリカ合衆国西海岸やヨーロッパ、台湾、中国などに
移入されています。
日本の東京湾などにも定着し、漁獲対象になっています。
ではハマグリはどうなのでしょうか?
マルスダレガイ上科マルスダレガイ科に分類される二枚貝の1種で、食用として重要な貝類の一つとなっています。とありました。近縁な貝のようなので間違うのもわかる気がしますね。
ハマグリとホンビノス貝を見分ける5つのチェックポイント
「白はまぐり」「大アサリ」の名で売られているのは、すべてホンビノス貝です。
この貝は、1998年に千葉県の幕張浜で初めて発見されました。
貿易船などについてきたようです。瞬く間に繁殖して、一気に広がりました。
見分け方を5つに分けましたので、紹介します。
見分け方のポイント
①ほぼ左右対称のおにぎり形がハマグリ類、バカガイ(青柳)、ホンビノス貝、シオフキガイ、オキアサリ。
②左右非対称で片方にぐっと伸びた形の場合がアサリ、オキシジミ、サルボウガイ。
③長方形の形ならばマテガイ。
④①のうち殻頂から放射状の模様がなく、殻が固いものがハマグリ類です。
⑤①の中でホンビノス貝はハマグリより大きくなり、殻には年輪のような成長線が波紋の模様になっています。それがはっきり目立つのが特徴で、ハマグリよりも全体の形が円に近い形です。
という、5つのポイントがあります。
ハマグリとホンビノス見分けられるようになると、貝のプロかも知れませんね。
貝の見分け方について、こんな質問がありました。
「潮干狩での貝の見分け方を教えてください。今年始めて潮干狩に行きましたが、正直全然見分けることができませんでした。
そこで、自分なりにネットで検索した結果、下記のように理解していますが、これでいいのか自信がありません。
チェックポイント
①膨らみ②ツルツル ③蝶番の横の楯面
「アサリ③」「ハマグリ ①②③」「シオフキ ①②」「バカガイ ②」
③の縦面とは、アサリを蝶番の部分から見た時に、
繋ぎ目の横にある身がはみ出たような部分のことです。
貝の種類によって、あったりなかったりしたような気がします。
もちろん、シオフキは白っぽいとか、色や大きさの見分けもあるかもしれませんが、
あえて、この3つのチェックポイントで調べられないかと思っています。
色模様や大きさは初心者では区別が付きません。
また、潮干狩中の拾うタイミングでの見分け方も検討しています。
どうぞ、よろしくお願い致します。」
これについて、以下のような答えが寄せられました。
「まず、白系の貝殻についてですが、泥状の場所に住んでいると、有機物分解のために出る弱い硫化水素で変色して黒くなります。
特に、アサリやホンビノスガイが黒くなります。
オキシジミも縁が薄い紫ですが、泥状を好んで住むため真っ黒なものが多いです。
火を通すと、硫化水素が温度で抜けるため全てが白っぽくなります。
貝殻が薄ければバカガイです。
他の貝とぶつけてみて「ポコッポコッ」という反応であれば、すればバカ貝です。
厚い貝殻で叩くと「チンッチンッ」というような、金属に似た音がします。
ホンビノスとオキシジミの違いについてですが、ホンビノスは、アサリのように楕円に近い形をしており、貝殻の表面がザラザラしています。
オキシジミは、ほぼ真円形で貝殻の表面がツルツルしています。黒いホンビノスは、臭みが内部に溜まっているため、砂出しをして下さい。
一晩置くと、灰色の粘液状の臭みを吐き出します。
また、オキシジミは食べられます。殻の割に身が小さく、貝の味が弱いので貝が苦手な人にはオススメかもしれません。
外側がぬるぬるをタワシでしっかり水洗いし、沸騰した湯に入れて、口が開いたら冷水で冷ましましょう。
煮た湯にはダシが出ていますが砂だらけなので、キッチンペーパーで2~3回こしましょう。
身を外してザルに入れ、少し触れる感じで3回回し洗いをしたのち、その後、貝を1個食べてみて、砂が残っていないか確認して下さい。
残っていると感じたら、後数回程度、回し洗いを行いましょう。
調理方法としては、
濾した煮汁に戻してスマシ汁にしたり、バター醤油焼きでも美味しく頂けます。
もともと味が薄い貝なので、オススメは煮汁を少し入れてバター醤油焼きです。
実際のところ、見分け方はなかなか難しいので、
何回か潮干狩りに行くなどしてみれば、良い訓練になると思います。」
最後に
いかがでしたでしょうか?見分けるポイントを覚えていただけましたでしょうか。
しっかり見分けられるようになるには、実際に体験しながらが一番いいと思います。
見分け慣れれば、とったらすぐに判別できるようになると思いますので、もし、見分けのプロを目指されるのであれば、慣れるまでチャレンジすることをオススメします!