スキーウェアを洗わない人が、結構いるという話を聞いて驚きました。
クリーニング代が高いし、自宅で洗えば撥水性が落ちるからというのが
洗わない理由らしいのです。
それでも洗いたいという人のために、超簡単なお手入れ方法をしらべてみました。
スキーをしたらウェアは洗わないといけないこれだけの理由!
思った以上に汚れている
見た目では真っ白に見える雪も、泥・土・ホコリはもちろん油汚れも含まれるため、
雪が渇いたあと、それらの汚れは蓄積されていき、生地を傷めたり機能を邪魔したりします。
また、身体から出る汗や垢は、インナーを通してスキーウェアの内側に付きます。
汚れたまま放置すれば、カビ菌や細菌の温床となり、
それが匂いとなって染みついてしまいます。
スキーウェアの機能低下
スキーウェアの重要な機能は、二つあります。
一つは撥水性、外から入ってくる水に対してはが侵入を防ぐ機能。
もう一つは透水性。
これはウェア内部の水蒸気(蒸れ)を外に出す機能があります。
汚れたままにしていると、撥水性は変わりませんが、透水性はどんどん落ちていきます。
すると汗はウェア内部は蒸れて不快になり、結露して身体を冷やす原因になります。
超簡単!ウェアのお手入れ方法!
やはり汚れたままにしておくのは、良くないようです。
では、スキーウェアの機能をできるだけ落とさずに、
きれいに汚れを落とす、上手なお手入れ方法をご紹介します。
洗剤は、普通におしゃれ着用でいいですが、
撥水性を保ちたいならスキーウェア専用、「ニクワックス」(価格は一本1000円ほど)
というものもあります。
生地を傷めないように、洗う前にファスナーやボタンは、閉じておきましょう。
洗い方は手洗いがお勧めですが、洗濯機で洗うなら裏返してネットに入れます。
注意点としては、洗剤が生地に残ると透湿性を邪魔しますのですすぎはしっかりすること、
それから脱水は軽く、水が垂れない程度にするようにしてください。
脱水機に入れるとき、もし裏返していなかったら、
スキーウェアの素材は撥水性が高いので、ぶんぶん回しても水は出ていきません。
バランスの悪い状態でいつまでもまわしつづけていると
洗濯機の故障の原因になるのでご注意ください。
さて、軽く絞った状態のスキーウェアを洗濯機から出したら、
風通しのいいところで日陰干しします。
日陰に干すのは紫外線で生地を傷めないためです。
乾いたら、低温でアイロンかけをすると、その熱で撥水性が復活するそうです。
焦がして穴をあけないように、慎重に、あて布をして行ってください。
撥水性を復活させるには、撥水スプレーを利用するのがよさそうです。
先ほどご紹介した「ニクワックス」の姉妹品の撥水スプレーは、
値段も高いですが、とても性能がいいようです。
撥水機能の低下が気になって洗うのをためらっている人には、
この撥水スプレーがおすすめです。
まとめ
スキーウェアを洗わないでおく派の人が多いようですが、
カビや虫食いで着られなくなると困りますから、
シーズンの終わりにはしっかり洗ってお手入れしておけば来年も着られます。
雪の地方に住む人は、普段にゴアテックスの衣類を着ると思いますが、
上記のような方法で、お手入れすれば、衣類を傷めず長持ちさせることができます。