そろそろ車を買い替え時と考えているものの、新車に予算的になかなか手が出せない。
そこで、中古車を購入したいと思っていらっしゃる方も多いでしょう。
でも、中古で大丈夫なのかどうかという不安も出てくるかもしれません。
実際、中古車を購入する際は、どのようなことに注意をしたらよいのでしょうか?
ここでは、その注意点について調べていきたいと思います。
中古車を買ったら保証期間の確認が必要な理由とは?
一般的に車は大変精密に出来ており、約3万点の部品からできているといわれています。
構造が複雑になればなるほど、故障したときに修理費用が高額になるケースがありますし、
中古車の場合だと、これからどこが壊れるのか予測もつきません。
中古車を売り出す前に点検整備を行い、不具合のない状態で販売するのが
常識的な中古車販売店ですが、車は機械物ですから、
プロですら予測がつかない故障をすることもあります。
車を安く中古で購入しても、後々修理費用がかさんで、逆に割高になったケースもあります。
少々値段は高くなりますが、心配な方は保証がある中古車を選ぶ方がよいでしょう。
パソコンや電化製品を新品で購入すると、必ず1年保証などの保証が付いてきます。
車は機械製品ですから同様で、新車には必ず保証が付いていますが、
中古車の場合は必ず付いているとは限りません。
保証のあるなし、保証があっても、保証期間・保証内容や条件は
販売店によって異なりますので、契約前によく確認しておきましょう。
中古車の保証には3タイプあり、
新車の保証を継承するタイプ・中古車の保証・中古車の延長保証があります。
新車の保証を継承するタイプは、新車時についていた保証を、
中古で購入してもそのまま継承するタイプの保証です。
ブレーキ機構やエンジン機構などの重要機能部品・安全装備などのつく特別保証と、
その他の部品を保証する一般保証があります。
メーカーによって条件が異なる場合があるので、よく確認しましょう。
中古車の保証は、新車保証が切れたあとに、
販売店独自で中古車でも一定期間をサポートしてくれる保証です。
新車保証の継承条件を満たしていない中古車に付ける保証です。
ディーラーの場合は、基本的に新車保証と同じレベルのものが用意されています。
中古車販売店の場合は、販売店独自の保証制度を導入しているため、
条件や内容はそれぞれ異なります。
中古車の延長保証とは、中古車購入時に追加料金を支払えば、
保証期間終了後も通常の中古車保証を延長することができるタイプの保証のことです。
保証料金は車種や保証期間・年式などによって異なりますので、契約前に販売店に
よく確認しておくことが大切です。
万が一トラブルが起こった場合でも、
臨時宿泊費用やロードサービスなどをサポートしてくれるものもあります。
最後に中古車保証の範囲です。
保証してくれる部位はそれぞれの保証によって異なりますが、
消耗品や油脂類、ボディ内外装部品以外はほとんどが対象になります。
具体的にいうと、安全性にかかわるエンジンやステアリング、ブレーキ、
動力伝達装置、電子制御部品などはほとんど対象となります。
中にはエアコンやナビ、オーディオなどを保証してくれるケースもあります。
ただしウインドウやシートなどのボディ内外装品、塗装、サビ、消耗部品、
油脂類は対象外のケースが多いので、こちらも契約前にしっかり確認しておきましょう。
あると便利な納車時チェックリスト!
あると便利なのが納車時のチェックリストです。
特にクルマの操作系に関しては、ちゃんと作動するかどうかの確認をすることが重要です。
お店のスタッフに説明を求めることも大切ですが、自分の目で確かめることも併せて
行うといいでしょう。
中古車を購入するときのコツは?
まず、走行距離の基準ですが、15万kmまでは問題なく走ります。
もちろん、時間の経過と共に車の機能が全く劣化しないという事はありません。
また走行距離が長いということは、それだけ年月も乗られているということになります。
価格に安さよりも、新しさやきれいさを求めるなら3~7万km、
問題無く走れて価格の安さで決めたいなら8~12万kmぐらいです。
次に、年式の基準は、きれいさやデザイン重視なら6年落ちまで、
価格重視なら7~12年落ちまでです。
中古車の年式についても同様の考え方です。
もちろん高年式であるほど中古車の見た目も内装もきれいですが、
よく言われているような10年が中古車の寿命、というのは少し前のお話です。
とにかくきれいであることが大切という方は、
6年落ちあたりまでが満足いく中古車に出会えると思います。
また注意すべきなのは、車のフルモデルチェンジが
一般的に5~7年ほどの間隔で行われることです。
フルモデルチェンジが起こると、車の外観やシルエットも大きく変わる場合があります。
機能によってではなく、デザインの古さが気になって高年式を求める方も多いかもしれません。
あとは、車検の有無についてです。中古車には車検が残っていない車も多くあります。
その場合以下の3種のパターンが存在します。
その①車検整備付
納車までに車検・車検整備を実施。
上記に必要な費用は車両本体価格に含まれており、
自動車取得税・自動車重量税の法定費用を含めた諸費用が
別途必要になります。
その②車検整備別
納車までに車検・車検整備を実施。
車両本体価格以外に自動車取得税・自動車重量税の法定費用を含めた
諸費用と、車検整備費が別途必要になります。
その③車検整備無
購入時には車検整備は実施されません。
購入後、別途車検整備を整備工場などで実施してもらう必要があります。
その際に上記と同様の法定費用・車検整備費がかかります。
まとめ
いかがでしたか?中古車は保証がとっても大切だということが分かりましたね。
新車にはなかな手が出せない方で、
中古車を購入しようとしている人は、ぜひ参考にしてください。