せっかくのお休みの日、子供の「なになに攻撃!!」が襲ってきてパパはびっくりすると思います。
ただ、その質問に即座に答えられたら、「パパ、かっこいい!」って株が上がり嬉しくなりますよね。
もうすぐ年末が迫っているという事もあるので、年末の除夜の鐘の意味を知っておくのも、もしかしたらその一つの防衛策になるかもしれません。
でも、実際調べていくと、言葉が非常に難しくてとても説明しにくいことが段々分かってきました。
そこで、子供にも解りやすいように簡単に説明してみたいと思います。
子供にどう除夜の鐘を説明すればいい?
除夜の鐘の意味や由来となると、
「除夜の鐘の鐘とは?除夜とは?大晦日とは?なぜ108回突くの?」と、気になると思います。
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まず「除夜」とは、中国では冬至の前夜のことを指し、宮中でも、その晩に鬼を払う行事が行われていました。
また、除夜はその言葉通り
「古い年を除き新しい年を迎える夜」という意味もあります。
大晦日とは、一年の最後の日の事をいいます。
三十日は、(みそか)と読みます。
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よく、三十路(みそじ)といいますよね。あの「三十(みそ)」です。「三十(みそ)」に日にちと書いて「三十日(みそか)」です。
一年の最後の「三十日(みそか)だから「大晦日(おおみそか)」になります。
説明がややこしい(笑)
大晦日の夜は「除夜(じょや)」と呼ばれていますが、年神様を迎えるにあたり、夜通し起きていました。
つまり、夜を除く→眠らない夜という意味です。
因みに、除夜に眠るとシワができるとか、白髪になるとかの言い伝えがあります。
子供達にも興味が出てきそうな話ですよね(笑)
お寺の鐘は童謡の「夕焼けこやけ」にも出てくるように、朝夕の時報に使われているほか、法要の開始を知らせる時などに使われています。
しかし、こうした使い方だけでなく、鐘の音には苦しみや悩みを断ち切る力があると考えられているので、仏教の大切な道具として除夜の鐘にも使われています。
鐘の銘の部分には「梵鐘の力(功徳)」が記載されています。
ネットなどで写真を確認してみると鐘の回りには突起があると思います。
これは「乳(ち)」と言われるもので、ほとんどの鐘についています。
この乳の数が108つあるそうです。
もし、機会があればお子様と一緒に近くのお寺に行って本当に108個あるか確認してみても面白いかもしれませんね。
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なぜ108回突くのかをどう説明すれば解りやすい?
まず、除夜の鐘を108回突くタイミングは、107回は年内の内に突き残りの1回は0時を過ぎてからつくのが正しい突き方のようです。
「なんで108回も鐘をつくの?」
と聞かれた時に
「人には煩悩が108個あるんだよ。この煩悩を除夜の鐘を突く事でひとつひとつ消していくんだよ」
と言ってもお子様は「???」と、何のことかさっぱり分からないと思います。
なので、108の煩悩とは
- 世の中には苦しみの原因になる事柄が98個
- その原因を受ける取る心が10個
これを合わせて108個になります。
なので
「嫉妬(しっと)や憎しみなど色んな苦しみの原因が、みんな必ず持っているので、鐘を突く事によって打ち消して、来年こそはいい年にすると言う思いで108回突くんだよ」
と教えてあげて下さい。
108回になったかという理由は他にもあり、「四苦八苦」からきたという説などもあります。
四苦八苦とは
「人は、どんな時代も、どんな場所でも同じことに苦しみ悩んでいる」という事で「四苦4×9・八苦8×9」で計算すると108になります。
なるほど、面白いですよね。
まだまだ色々な説がありますが・・・
少しでもパパの力になればと簡単ですが説明いたしました。
最後に
この記事を読んで頂いて、パパなりにまたアレンジしてもらって、なになに攻撃のお子様に「これだ!」と説明して、これからカッコ悪いパパからかっこいいパパに変身して週末は、ぜひ美味しいお酒にして下さいね!