スーツが雨に濡れただけなのに、妙に臭うことってありませんか?
もし、そんな目に遭ってしまい、大事な取引先や会議の前に「臭ってる?!」なんて気になりだしたら、ものすごく焦りますよね。
「あいつ、臭ってなかった?」なんて悪印象を持たれたら最悪ですし、今後の自分のイメージにだっていい影響は与えません。
そこで今回は・・・この臭いについて詳しく見ていきながら、すぐにでも消したい時の対処法についてもご紹介していきましょう。
雨に濡れただけなのに!スーツの臭いが気になる時の対処法は?
ズバリ!この臭いの原因は、汗や菌の繁殖によるものなのです。一日スーツを着ていると汗で蒸れます。汗には皮脂が含まれています。
例え、乾かしても繊維の隙間に残るんです。着るたびに皮脂がたまり、それが雑菌の栄養分となり、濡れて水分が増え皮脂の雑菌が繁殖して臭いがするという事になります。
つまりは、まずは乾燥させる事が臭いを消す第一の解決策となります。
乾かし方ですが、
- 型くずれ防止のためにハンガーにかけましょう。
出来れば色移りなどもありますので、プラスチック製のハンガーを使うと良いでしょう。
- タオルで水滴を吸収します。
この時こするのではなく、たたくように優しく拭くのがおすすめです。
- 風通しが良い日陰で自然乾燥が望ましいです。
急いでいる場合はエアコンに除湿器を使うのもありです。
急場をしのぐだけなら、このあとに消臭スプレーを吹きかけておくと防止になります。単純にきっちり手入れするだけなら、クリーニングという手もあります。生地が傷む原因になりますので、くれぐれもドライヤーで乾かす事は止めましょう。
営業職はなおさら!スーツのしわやにおいを消す方法と日々のお手入れ!
お付き合いなどもあって、営業職ならなおの事臭いは気になりますよね。焼き肉やタバコなんかも臭い移りが気になるところです。
またウールは獣の毛のため、雨に濡れるともともとの動物臭が強くなります。汗、雨、臭い移りとスーツはかなりいろいろな状況にさらされます。
お手入れ①
アイロンのスチームを当てると、蒸気と一緒に汗の成分も飛ばすことができます。熱殺菌もできるため、においの防止もできてオススメです。
またズボンは足部分の腺が無くなる傾向があるので、アイロンで折り目を付け直す事ができるのでさらにGOOD!
お手入れ②
緊急に「臭いを今すぐ何とかしたい!」場合には、消臭スプレーもおすすめします。ファブリーズやリセッシュなどの消臭スプレーだけでも改善されます。汚れや汗がついてしまいがちな、スーツの内側を中心に吹きかけて下さい。
お手入れ③
実は、スーツは水洗いが可能です!
クリーニング店のウェットクリーニング技術が必要ですが、汗などの水溶性の汚れがすっきり落とせます。
ドライクリーニングよりも料金は高くなりますが、汗やにおいをきちんと落とすにはウェットクリーニングしかありません。家庭での洗濯では限界がありますので、定期的にこちらを利用するのも良いでしょう。
あとはウォッシャブルスーツであれば、そのまま洗濯してしまうのも一つです。上記のようなお手入れを常日頃すると、カッコ良く着こなせると思います。
その他のスーツのトラブル
シミ
ついてしまった直後に気づいた場合は、すぐに布に水分を含ませて拭きます。生地が傷まないよう、こすらないように注意しましょう。
こぼしたものがジュースやコーヒーなどの飲み物の場合、布にシミを染み込ませるように、軽く叩きながらシミを取り除きます。
こぼしたものがチョコレートやマヨネーズ等、油を含んだものの場合は、洗剤を含ませたタオルで対処しましょう。
テカリ
スーツを長期に渡って着ていれば必ず悩まされるテカリ。原因は、摩擦で生地の表面がこすれて凹凸がなくなることです。
におい
焼肉やラーメン、タバコ、女性の化粧や香水、工場の油のにおいなど、あらゆるにおいを持って帰ってきます。
シワ、折り目
ずっと着ていれば、シワがつくことは避けては通れない問題です。何度も履いているうちに、パンツのセンターラインが薄くなってくるのは当然ですが、実はこのセンターラインが、パンツをキレイにきこなすための生命線になっています。
これら、テカリ、におい、シワや折り目というトラブルには、全てアイロンで対処することができます。余裕があれば、スチームも使いましょう。
普段から気にしてお手入れをしていれば、特段困る事はありませんので、ぜひ実践してみてほしいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スーツが雨に濡れた時にする臭いの原因はお手入れ不足!このために、引き起こされるのが主なようですね。
そこで、まずは常日頃からのお手入れをしていればいいでしょう。スチームとアイロンをかけて、消臭スプレーを振っておく。これだけで圧倒的に変わってきます。
また出せるのならば、クリーニングも良いかと思います。
大事なスーツを長く愛用できますように、ちょっとしたお手入を常に心がけたいものですね!