花粉症をはじめとして、ハウスダストやアレルギーに悩んでいる方は多いですよね。
朝起きた時にいつもくしゃみが、とか鼻水が、とか朝から憂鬱にさせてしまう原因になります。アレルギー性鼻炎の原因にも、ダニということが考えられます。
とても生命力があって退治するのが大変と言われているダニ。私たちが日頃寝ている布団には特にダニの発生率が高いと言われています。
皆さんはダニ退治をどの様にしていますか?
これから梅雨を迎えてジメジメとしてくるそして日に日に暑くなってくるシーズンに突入します。
きちんと対策をしておきたいですよね。
そこで、意外と信じられているのは、お天気のいい日の天日干し。でもこれではダニを退治、死滅させることはできないのです。
ダニを寄せ付けない様にするという予防にはなるかもしれませんが、実際に退治は不可能。それには、ダニを死滅させるには温度が十分ではないからです。
また洗濯をして洗い流せばいいのでは、とも思いがちですが洗濯をしただけではダニがなくなってしまうことにもなりません。
では、何が有効なのでしょうか?というとこですが、そこで大活躍するのが、布団乾燥機です。
布団乾燥機は高温で布団をふかふか、そして乾燥してくれるので、ダニを退治するのにもってこい。
ダニが死滅する温度とは、
- 50度で20から30分程度の加熱をする
- 60度では一瞬で死に至る
これがポイントです。
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ダニが完全に死滅する環境を知ろう!
ダニを完全に対峙するには高温で、というのが重要になります。
そのため布団乾燥機は効率よくダニを死滅することができるのでオススメです。
ではどれくらい布団乾燥機に当てておけばいいのかというと、例えば乾燥マットがついているタイプのものなら、ダニ対策のための運転には表面に120分、裏面にも120分で合計4時間必要。
ちょっと時間がかかりますが、乾燥マットだとムラなく全体に温風を行き渡らせられるメリットがあります。これでダニが対峙できるとなったら嬉しいですね。
では、他にもいい方法があるのでしょうか?
布団乾燥機以外でのダニの駆除方法についてご案内いたします。
クリーニング
効果は絶大ですが費用はかかります。でもダニも汗ジミも、布団自体を綺麗にしてくれます。5000円から6000円かかりますが、手間をかけずに処理できるという点ではいいですね。
スチームアイロン
布団にスチームアイロンをかけるというのも効果的です。時間はかかりますが、手軽にできるので費用的にはいいかもしれません。ただ、アイロンがかけられる素材なのかということをきちんと確認する必要があります。
ダニ取りシート
即効性がないので、どちらかというと予防向きです。予防という意味で使ってもいいでしょう。
などがあります。
こう見ても布団乾燥機はセットさえすればあとは任せるだけでダニを死滅することができるのでとても便利で効果的と言えます。
布団乾燥機でダニを完全に死滅させる裏ワザ!
布団乾燥機や、スチームアイロンでダニを死滅させたら、必ず掃除機で死骸を取り除きましょう。布団専用のノズルを使って綺麗に吸い取ることでダニを完全に死滅、駆除することができます。
また、ダニを死滅させたら発生させない様に布団を日頃からお手入れをしておきましょう。
- 布団はひきっぱなしにしないで天日干しをする。
天日干しをすることで予防になります。3日に1度は干しましょう。もちろんお天気がいい時に。
布団の場合は、畳んでからすぐに押入れに入れずに1時間は空気に晒してから収納しましょう。
- ベッドの場合は、すぐにベッドメイクするよりも掛け布団をめくってマットレスの表面が乾く様にしてからベッドメイクする様にしましょう。
- 特に夏の暑い時は、3日に一度程度はシーツを洗濯しましょう。
- 寝室の換気も十分に行いましょう。
ダニは湿度が高いところを好みます。
ダニを繁殖させない環境作りもしっかり対応していきましょう。
ダニは25から28℃程度の温度と60%以上の湿度を好みます。
そこに人のフケやアカ、食べカスなどがあれば、繁殖する条件が揃ってしまいます。湿度を低くし、乾燥を心掛けた方が良いですね。
布団だけでなく、布団を収納する押入れや、洋服を収納しているクローゼットやタンスは、閉めっぱなしなのであまり外気に触れる機会がありません。
一度空間にダニが入り込んでしまうとあっという間に繁殖して数を増やしてしまいます。
洋服を収納するときは、布団と同じ様に、着ていたものを脱いですぐにしまうのではなく、しっかり乾燥させてからしまうようにしましょう。
また、しばらくクローゼットや衣装ケースには、市販の除湿剤を利用しましょう。
クローゼットの扉もお天気のいい日など、時々開けてこもった空気を追い出すといいですね。
それだけでは季節によっては十分ではないので、クローゼットやタンスの中にも使えるダニ取り剤も積極的に活用しましょう。
布団、寝室そして収納場所の押入れ、クローゼットにも気をつかってダニを寄せ付けない様にしていきましょう。