ドラえもんののび太君が祝日を作っちゃった?!
やはりのび太君もなげいていたわけです。6月にだけ祝日がないことを。
もちろんドラえもんの力を借りてのことですが。さて、いったいどんな祝日を作ったのでしょうか。
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6月は祝日がない…のび太が作ったって本当!?
「6月は日曜しか休めない!」となげき怒るのび太君。この漫画が連載されたのは昭和の時代。まだ小学生は土曜の休みがなかったのです。ですから6月は4回しか休めなかったことになりますね。
そこでドラえもんが取り出した道具は、「日本標準カレンダー」というもの。日本中のカレンダーを好きなように変えてしまうことができるカレンダー。考えてみればすごい道具です。
さっそくのび太君は、明日休みにしようと「6月2日」を祝日に変えてしまうのです。これがのび太君が作った6月の祝日です。
のび太が作った6月の祝日はぐうたら感謝の日!?
さて、のび太君が作った祝日はどんな日なのでしょうか。
のび太君の考えとしては、「勤労感謝の日」があるんだから、ぐうたらすることに感謝してもいいんじゃないか。みんなでぐうたらしよう!ということで、「ぐうたら感謝の日」
のび太君らしいといえばのび太君らしいですね。
翌日、さっそくぐうたら感謝の日は確実に始まっていました。日曜でもないのにお父さんは会社に行かず寝そべってテレビを見ています。テレビの画面には日本中のぐうたらしている人たちが映っています。
のび太君は喜びますが、しかし問題はそこからだったのです。
「お腹が空いた」というのび太君にお母さんは「作りたくない」と答えます。
そうです。お母さんにとってご飯を作るのは仕事の1つ。ぐうたらすることにはなりませんよね。
そこからのび太君の苦労が始まります。
このお話は、いつものドラえもんのお話とちょっと違うのです。いつものどたばたした展開はあまりありません。どたばたしているのはのび太君だけ。
どっちかというと教訓めいた話になるのかもしれませんが、「そんなことわかってるよ」という気持ちにならないのがドラえもんの漫画の力の凄さといえるでしょうか。
まとめ
「ぐうたら感謝の日」は「勤労感謝の日」の裏返しのような気がします。普段働いているからぐうたらする幸せを味わえる。勤労感謝の日はまさにぐうたら感謝の日でもあるわけです。
ドラえもんが言いたかったことはまさにそんな感じのことだったのではないでしょうか。
でもやっぱり6月に祝日はほしいですね。