組織で働いている社会人なら、誰しも一度は耳にしたことがある
「新卒採用」と「中途採用」。
みなさんの中にも転職して、
「中途採用」された方もいるかもしれませんね。
大学を卒業してすぐ就職すると「新卒」、
転職した場合は「中途」。
そんなイメージがありますが、
厳密にはどんな違いがあるのでしょうか?
ここでは知っているようで知らない
新卒採用と中途採用の違いについて詳しく説明します。
中途採用だと研修もない場合も!
中途採用者というのは、
基本的には「即戦力になる人材」と判断され、
採用される場合が多いです。
「社会人としてのビジネスマナー」
「その業界の経験・スキル・知識」がすでにあることが
前提ですので、新入社員の時のように、
みっちり研修があるわけではありません。
中途採用の研修期間はおよそ一週間程度で、
その期間に会社の歴史、理念、就業規則、
人事制度、業務内容を学び、
あとは実際に現場に出てから身につけていきます。
中途採用と新卒採用の違いって?
そもそも求められることが違っていた!
そもそも「新卒採用」と「中途採用」では採用基準が違います。
「新卒採用」では、会社はその人材の「ポテンシャル」
=「将来どのくらいその人材が会社に利益をもたらしてくれるか」
ということを判断して採用します。
会社側は、新卒採用者に対して
すぐに利益や結果を出すことは求めていません。
始めの数年はビジネスマナーや仕事内容など、
基礎をじっくり学んでもらい、
数年後に会社に貢献する人材に育てていこうと考えています。
対する「中途採用」では、その人物が
「即戦力になるか」=「今すぐ会社に利益をもたらしてくれるか」
ということを判断して採用します。
採用時にはその人材のスキルや経験、知識などを考慮します。
そのため、入社してすぐにでも
利益や結果を求められることがあります。
その代わり、新卒よりお給料も
高く設定されている場合が多いです。
中には新卒採用を行わず、中途採用のみの会社もあります。
ちなみに私は中途採用の会社に、
新卒として入社したことがあります。
小規模な会社でしたので、先輩方が熱心に教えてくれました。
中にはこのようなケースもあるので、やはり会社次第ですね。
「新卒採用」と「中途採用」。
求められることが違うため、
研修の内容まで変わってくるのですね。
中途採用の場合、必ずしも研修制度が
充実しているところばかりではないので、
ただ教えられるのを待つばかりではなく、
自分から積極的に学ぶ姿勢が大切です。