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沖縄でのキャンプはハブに注意?!知らないと危険なその生態!

投稿日:2019年8月1日 更新日:

一年中暖かい沖縄。
ヤンバルの大自然でキャンプをしてみたい!
と思ったものの、調べてみると沖縄にはハブが居る…。
ハブが怖い、でも山でキャンプをしたい!
そんなあなたのために!
一緒にハブについて学びましょう。

ハブは毒ヘビ、という知識は漠然とあるけど、
どんな見た目をしているのか、どこにいるのかわからない。
…もしかして沖縄のヘビは全部ハブなの!?

当然そんなことはなく、沖縄県の陸上には22種類ものヘビが棲んでいます。
なかでも危険な毒を持つヘビとは、
ハブ、ヒメハブ、サキシマハブ、タイワンハブの4種類です。
全長30センチ以下のヘビはハブではありません。
ハブは成体で、全長1~1.5mになります。
ほとんどのハブの外見的な特徴として、
背中に黄色地に黒い複雑な模様がついています。
そしてハブのウロコは、他のヘビの大きなものと違って、
とても細かく、沢山ついています。
ハブは他のヘビと同じように、嗅覚に優れていますが、
聴覚はほぼありません。
普通のヘビと違うのは、赤外線を感じ取る「ピット器官」
という特殊な感覚器官を持っていることです。
においに加えて熱を感知して、獲物を探しているのですね。

ハブは夜行性なので、薄暗くなってから動き出します。
高温には弱く、直射日光にさらされると
短時間で死んでしまうので、昼間はほぼ活動しません。
しかし、日中でも山道の日陰では見かける場合もあるようです。
湿度が高く、温かい夜には動きが活発になります。
(キャンプに適してない時期ですが、梅雨時は要注意ですね!)
沖縄ではハブは冬眠しないため、一年中ハブに遭遇する危険性があります!
近くの草むらや林、畑、街の小さな公園に潜んでいることだってあります!
ハブは木に登ったり泳いだりもできます。
木の上から落ちてくることもあるのです。
キャンプともなると、進んで「ハブ注意」の看板が掲げられる道を
歩くわけですから、用心に越したことはないですね!

ハブよけについて

ハブは硫黄のにおいが嫌いだとか、
ホウセンカがきらいだとかいう話がありますが、
それらは迷信です!
キャンプ時に、テントの回りに硫黄を撒いたとしても、
ハブは避けてくれません!
今のところ、ハブ避けとして有効な物質は発見されていないのです!

対処法は?


まず服装の面で対策できることを紹介します。
キャンプで山道を歩くときは、長靴やブーツを履いてください!
なるべくフードのあるパーカーを着たり
首周りはタオルなどを巻いてガードしたほうが良いです。
防具の代わりに、カッパを着用するのもアリです。
厚着になってしまいますが、山奥まで行くというのなら
絶対装備を怠らないでくださいね!
また、テントを張って一泊する場合、
テントのファスナーをしっかりと閉めてください!
ハブの侵入を許す隙間のできるテントで泊るのは危険です!
そして夜間に行動する場合は、必ず懐中電灯やランタンを持ちましょう!
もしも山奥でハブに咬まれた場合ですが、
病院まで時間がかかることが予想されるので、
応急処置として、包帯や帯状の幅の広い布で、
咬まれた部分より心臓に近い部分を
血の流れを遅らせる程度に、ゆるく縛ります。
強く縛っては逆効果です!
15分に一回程度はゆるめてください。
病院までは、車で運んでもらうか、ゆっくり歩いて移動します。
走ると毒の回りが早くなるので、絶対に歩いてください。

まとめにかえて


沖縄の山林でキャンプをする場合は、
万が一に備え、山の中で電波の届く位置を確認しておいたり、
血清のある近くの診療所などの電話番号は事前に調べておくといいですね!
沖縄で山林でのキャンプをする際には、ハブのことも頭に入れつつ!
美しい自然を楽しんでくださいね~!

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