高校生のお子さんを持つご家庭。
大人になってきた部分もありつつも、まだまだ精神的にも、
そして社会的にも子供ですよね。
かわいさがあり、それなりに親としても一生懸命愛情を注いで
育てているお子さん。
これから大学生、そしてハタチ、大人になるまでは親としての
責任を最大限に果たそうと努力をしていることと思います。
難しい年頃なだけに、それぞれのご家庭でルールを決めている
ということもありますよね。
例えば門限だったり、お小遣いだったり、外でしてはいけない
ことなど。
ある程度の自由、そして自分で考えてもらえるように
導いていければいいのですが、思うところと実際のギャップに
親としても悩むところではありますね。
そんな中、高校生の娘さんが突然、彼氏と卒業旅行に行きたいと
言ってきたら、あなたはどう娘さんと接していきますか?
驚いてしまうとともにショックを受けますよね。
まだ子供なんだからと、頭ごなしに否定をして
娘さんの意見は聞き入れませんか?
それとも、高校生の娘さんも、自分で判断できる年齢に
なっているのだから、娘さんの希望や意見を尊重してあげて
話を聞いて、受け入れてあげますか?
どちらにしても、親としては自分の可愛い娘が、
男性と旅行に行くとなるととにかく心配ですよね。
反対しても、それは普通の反応だと思います。
でも頭ごなしに反対したとしても、娘さんとしては
納得がいかないもの。
ではどう対応していけば良いのでしょうか?
今回は、そんな親御さんに娘さんから彼氏と旅行に行きたいと
言われた場合にどうするかについて考えてみたいと思います。
まずは話をしっかり聞いてあげる
娘さんが突然彼氏と旅行に行きたいと言ってきたら、
まずは話を聞いてあげるということが大事です。
ここで最初にとにかくダメだからと、ただ反対しても、
話はそこで終わってしまいます。
親としては、感情的になってしまうものですが、
ただ反対されたお子さんも同じように感情的になってしまう
だけです。
まず、落ち着いて、彼氏と旅行に行きたいと打ち明けてくれた
娘さんにきちんと話してくれたことを感謝しましょう。
娘さんは、親のことをだましたり、嘘をついたりするのは
いけないこと、と思ってきちんと正直に打ち明けてくれた
はずです。
嘘をついて出かけてしまうということもあるかもしれませんから。
はじめから否定してしまえば、親に少しでも理解してもらおうと
思って打ち明けた娘さんの方が、親への信頼を一気に失ってしまう
ことにもなりかねません。
そうなってしまうことは絶対に避けたいですよね。
ここは落ち着いて話を聞いてあげましょう。
その上で、親としての意見、なぜ高校生の男女が
旅行に行ってはいけないのか、ということを伝えていきましょう。
自分の経験や知識からお話ししていくことが重要です。
一時的には娘さんとしても納得はいかないかもしれませんが、
きちんと話してあげることで、理解してくれるはずです。
高校生なのですから、自分の考えをしっかりと持った
ほぼ大人という感覚で接してあげることも大事ですね。
頭ごなしに否定をするのではなくきちんと理由を伝える
ではその理由をどうやって伝えていけばいいのでしょうか?
親としてはとにかく心配なわけですから、
まずそのことを伝えましょう。
親だからこそ、危ない目に遭わせたくない、
失敗させたくないというところをきちんと話すといいと思います。
たった一回の旅行で、危険な目に遭うこともあるかもしれません。
まだ判断力がない年齢、そして羽目を外し、
そのことが快感にも感じる年齢でもあるので、
親としてはそれを認めるわけには行きませんよね。
また、別な意味での危険性もあります。
どんな間違いが起こるかわかりません。
好きな気持ちは、親も理解していますが、それだけで
高校生の身で二人で旅行へ行くのは突っ走りすぎで、
周りが見えていないのでは、と思ってしまうもの。
また、これを機会に色々と話してみるのもいいかもしれませんね。
特に、親御さんが彼氏のことをよく知らないということも
あるかもしれません。ほとんどがそうかと思います。
親として、相手がどんな人なのか知りたいと思うのは
当然のことで、また知っておく必要があります。
そのことを含めて話してみるといいと思います。
納得してもらうように話すのは難しい
旅行に行きたいというテンションで話してくる娘さんにとって、
反対されるのはつらいこと。
その時は受け入れなくても、のちにきっとわかってくれる
はずです。
それが今すぐではないかもしれないけれど、
あの時親に言われた通りにしてよかったと思ってくれるはず。
何より親が子供のことを真剣に心配しているということが
伝われば、きっと納得してくれるでしょう。
そして、親としても娘さんが、まずはじめに親にきちんと
話してくれたことに感謝しましょう。
実際うまく親をだまして、嘘をついてという子もいるものです。
それを思うと素敵な娘さんを持ったなと思えますね。