家事や育児をしながらフルタイムで仕事をする女性が増えていますが、
子供の年齢が小さい間は
正社員ではなくパートタイマーとして働く人も多いと思います。
パートの場合は正社員よりも時間的な融通がきくので、
家事や育児をしながらバランスを考えて働けるからでしょう。
そんなパート主婦の女性の間には、
専業主婦と有職主婦の間の中途半端な立場として
扱われることへの不満が渦巻いているようです。
仕事としてパートを認めない世の中の風潮や、
家事分担への不満など、共働き主婦の悩みについてまとめています。
パートは共働きとは言わない?
パートの仕事は派遣社員や契約社員など非正規雇用とは違い、
短時間労働や、正社員などに比べて
1週間の労働時間が短い労働者のことです。
ですが、これはあくまでも法的な定義なので、
実際にはパートタイマーでも
正社員より長い時間働く人もいるでしょう。
一般的にはフルタイムで働くことが難しい主婦が、
家事や育児の合間に働きやすいので、
あえて正社員を選ばずにパートとして何十年も働き続ける人もいます。
勘違いしてはいけないのは、
パートは遊び半分とか、主婦の片手間のこずかい稼ぎだなんて思うことです。
食品スーパーや製造業でも、
パートで働く主婦の労働力がなければ成り立たない企業も山ほどあります。
働いているのですから、立派な共働きです。
パートで短い時間仕事をしているくらいなら、
共働きとは言えないなんて考えることはないのです。
パートを選ぶ事情とは
結婚した後は家庭に入るのは当たり前だった時代が長かったので、
まだまだ結婚後も仕事を続けるのは簡単なことじゃありません。
まして、子供が生まれた後は家事だけじゃなく
育児をしながらなので、働き方を考える人も増えるでしょう。
パートタイマーとして働くことを選択する人には、
色んな事情があるでしょうが、
こんな心理が影響していると思います。
・家庭のことは女がやるものだと思う
・夫に家事をやらせるのに抵抗がある
・主婦の仕事は家事が一番大切
・正社員で働く自信がない
もしもこのような心理があるのなら、
働くことに後ろめたさを感じてしまいます。
フルタイムの正社員でバリバリ仕事するには、
家事や育児を分担して夫に協力してもらわないと大変ですよね。
「家事や育児は私がやらなくちゃ!」
と自分自身が思い込んでしまうと、
パートタイマーとしての働き方を選ぶのではないでしょうか。
家事分担をお願いしたいけどダメかな?
パートで仕事をしている妻に対して、
共働きと認めずに、家事分担も全く協力的じゃない男性は山ほどいます。
パートはあくまでも家事や育児に影響しない程度の短い時間だから、
専業主婦と同じように家のことは
自分の出る幕じゃないと都合よく考えてしまうのでしょう。
誰だって、自分がラクできるように解釈しますからね。
ですが、パートの収入は確実に家庭にプラスになっているはずです。
妻のパート収入がなければ、夫のおこずかいはもっと少なくなるかも?
住宅ローンの返済、子供の教育資金、老後の蓄えなど、
妻のパート収入の恩恵を受けるはずです。
パート収入の用途を話し合い、家事分担も提案してみましょう。
自分だけ負担が大きくなって
ストレスを蓄積させるのは夫婦関係をギクシャクさせるだけなので、
きちんと話し合いましょう。
まとめ
パート労働者は大げさではなく、
この国の経済を支えていると言っていいほど重要な労働力だと思います。
気軽な主婦が暇な時間で働くことなんて、
自分自身が考えないようにしましょう。
堂々と仕事として主張できるかどうか、自分の働き方次第です。