子どもに「耳かゆ~い。耳 こちょこちょ して。」と言われ
耳掃除をするものの、綿棒ではなかなか思うように耳垢が取れない。
かと言って、耳かきは小さな子どもの耳には大きすぎて耳垢を取るどころか、
逆に奥へ押し込んでしまうことありませんか?
子どもが「耳が聞こえにくい」と言うので耳鼻科へ連れて行って
耳掃除をしてもらおうとすると、怖がってギャン泣き!
小さい体を使って全力で抵抗します。
動くと危ないので、大人3~4人がかりで子どもを押さえ、
耳垢を取ってもらうんですけど、これを見ていて親としてもかわいそうで
ちょっとツライいですよね。
そんな様子をみて、私が自宅でなんとか耳掃除をしてあげられないものかと
調べていたら、耳用ピンセットや耳鏡っていう言葉が出てきます。
そこで今回は、耳用ピンセットと耳鏡で本当に耳垢が取れやすいのか
また子どもに使う耳鏡のベストサイズはあるのか紹介します。
耳用ピンセットと耳鏡だと耳垢が取りやすい?
耳用ピンセットというモノがあるの?
普通のよくあるピンセットとはどこが違うの?
耳鏡ってなに? なんて読むの? と思われた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
「耳鏡」これ、みみかがみ ではなく、じきょう と読みます。
耳の鏡と書きますが鏡ではありません。
耳鼻科で診察のときに耳の中に入れて観察する、円すいの形というか
朝顔の花みたいな形をしたあの器具のことです。
耳鼻科に行った経験のある方は
「あ~、あれ耳鏡って言うんだ。」とイメージできた人も
いらっしゃるかと思います。
あれ(耳鏡)医療器具ですが、ご存じですか?
私たちにも使うことができるんですよ。
店頭で見かけたことはあまりありませんが、ネットで買うことができます。
耳鏡を使って耳の中を見ると、見える見える耳か垢が!
でも、耳鏡だけでは耳垢を取ることはできません。
そこで耳鏡とセットで使いたいのが 耳用ピンセットというわけです。
そこで疑問に思うのが
普通のピンセットじゃダメなの?ということ。
ダメなんです。
普通のピンセットだと先が太すぎて、
耳鏡の穴にピンセットが入らないので、
耳垢をピンセットでつかむことができません。
なので、持ち手から先の間で曲がっている
先が細くて長いのが特徴的な耳用ピンセットが必要になります。
耳鏡と耳用ピンセットがセットになって売られているものも多いですよ。
耳用ピンセットと耳鏡をセットで使うことで、
耳かきよりも綿棒よりも耳垢が取りやすくなります。
耳鏡と耳用ピンセットで耳垢をゴッソリ、取ることができるようになります。
想像するだけで気持ちいいですね。
ではなぜ、耳垢が取りやすくなるのでしょうか?
耳鏡を使うと
・耳の中が見やすくなります。
・耳の奥まで丸見えです。
・湾曲していて見えにくかった耳の中が見やすくなります。
・耳鏡自体の光の反射で奥が明るくよく見えます。
耳用ピンセットを使うと
・耳垢をピンポイントでつかむことができます。
でも、こんなに先の細い耳用ピンセットを
子どもの耳の中に入れるのは・・・ちょっと不安だし恐いな。
痛がらないか気になるし、耳の中を傷つけちゃいそうで心配ですよね。
だからこそ、耳用ピンセットと耳鏡をセットで使ってみてはいかがでしょうか。
不安に思っている方、大丈夫ですよ。
先を耳鏡の穴から耳用ピンセットの先をほんの少し出して使うだけなので、
実際に使ってみると、思ったほど怖さはないですし、
耳鏡が耳の壁をガードしてくれるので、子どもに痛い思いをさせることもなくなります。
直接耳の壁にピンセットが触れることがないので、逆に安心かもしれませんね。
耳の中が見えやすくなるので時短にもなり、子どもが痛い思いをしないので、
耳掃除中、じっとしていてくれます。
なので、耳用ピンセットと耳鏡をセットで使うと
耳垢が取りやすくなるのではないでしょうか。
耳用ピンセットと耳鏡のベストサイズは?
子どもの耳の穴って小さいけど、
耳用ピンセットと耳鏡って小さいサイズあるの?
特に、耳鏡のサイズが気になるところだと思います。
耳用ピンセット・・・全長が14cm・ピンセット部分が6.5cm
耳鏡のサイズは
大・中・小やS・M・Lの表記で3サイズで売られていることが多いです。
耳鏡サイズ
S(小)・・・穴の直径 3mm
M(中)・・・穴の直径 4mm
L(大)・・・穴の直径 5mm
上記が一般的なサイズです。
幼児だとSサイズや小がベストサイズではないでしょうか。
また、小学生くらいになるとMサイズが丁度いいですね。
医療器具なので、買うとなると失敗したくない金額ですもんね。
サイズ選びは慎重になってしまいます。
と、ここまで書いておいてなんですが
耳垢は自然に出てくるので耳掃除をする必要はないと、最近よく耳にします。
耳鼻科の先生いわく、どうしても耳掃除がしたいなら
掃除の頻度は、月1回程度で十分だそうです。
それに加え、耳掃除のときは奥を触らない。
耳の外に近い穴の入り口辺りだけにしてくださいと言われました。
奥の耳垢までよく見えるので取りたくなりますが、そこはグッとこらえて
耳の手前のところをキレイにしてあげる程度にしてくださいね。
深追いはくれぐれもしないようにしてください。
外耳道や鼓膜、耳小骨に触れ傷つける恐れがあり、
難聴になってしまったという悲しいケースもあるのです。
奥の耳垢が気になるときは、耳鼻科で取ってもらうようにしましょう。