お正月飾りは、松の内が過ぎたら処分するのが普通ですが、
処分しそびれて押し入れに入れ忘れるということもありえる話です。
そんな処分しそびれたお正月飾りをみて、
もう一回使いまわししちゃおうかと頭をよぎるのですが、
そんなことして罰は当たらないのでしょうか。
気になって調べてみましたよ!
正月飾りをする意味を知ろう!
そもそもお正月飾りとは、どんな意味があるのでしょうか。
お正月に飾るものとしては、玄関や車に飾るしめ飾り、
家の外に置く門松、玄関や床の間に飾る鏡餅がありますが、
押し入れにしまえるものといえば「しめ飾り」と、
今どきのコンパクトなミニ門松などでしょうか。
しめ飾りは、しめ縄に「紙垂、裏白、譲り葉、橙」などを飾りつけたものですが、
そのしめ縄には、
神様をまつるのにふさわしい神聖な場所であることを示す
という意味があります。
つまり、玄関にしめ縄を飾ることで、
家の中に不浄なものが入り込まないようにするという目的があります。
しめ飾りに付けられた「紙垂、裏白、譲り葉、橙」は、それぞれ意味があります。
「紙垂」は「かみしで」または「しで」と読み、
神様の降臨を表し、「裏白」は「うらじろ」と読み、、清廉潔白を表します。
また「譲り葉」は「ゆずりは」と読み、家系を絶やさず子孫繁栄を願うことを意味し、
「橙」は「だいだい」と読み、代々栄えるようにという意味があります。
結論!正月飾りは新しいものがいい!
門松もお正月飾りも縁起ものなので、どちらも高価なものですから、
できることなら使いまわししたい気持ちになるのもよくわかります。
でも、少しでも違和感というか罰が当たるかもしれないと心配になる人は、
毎年新しいものを飾るのがいいと思います。
その理由は、お正月の神様は新しくてキレイなものが好きなので、
お正月飾りは毎年新しいものを用意するのがしきたりになっているからです。
つまり、インテリアとして部屋を飾る目的のものではなく、
神様においでいただくために飾るものですから、
神様の目線で考えれば、新しいものがいいということになります。
でも、みながみなそのように考えるわけではありません。
神さまなど信じない、お正月はイベントにすぎず、
お正月飾りはインテリアにすぎないと考える人も多いご時世です。
そのように、割り切って考えられる人は使いまわしてもいいのではないでしょうか。
それでも、カビが生えたり傷んだりしていてはインテリアとしても
見栄えが良くありませんから、きちんと保管して、せめてきれいなままで飾りましょう。
お正月飾りは捨てていいの?
押し入れで見つけたお正月飾り、やはり使わないでおこうとなったら、
処分しなければなりません。
門松を始め玉飾りやしめ飾り、破魔矢や羽子板などは、
松の内(1/7)を過ぎたら処分することになっています。
松の内は地域によって異なり、1/15までのところもあれば、
1/20までというところもあります。
お正月飾りは、寺や神社で行われる「どんど焼き」に参加して
処分してもらうのが、一番良い方法です。
どんど焼きの日時は毎年異なるので、調べて参加してください。
もし、そんな時間と体力のない人は、
地域のゴミ出しの日に出しましょう。
その際は、塩でお清めをしてほかのゴミと一緒にはしないなど
気遣いを忘れないようにしたいですね。