皆さんは「京桜靖」というこの名前の読み方が分かりますか?
「きょおせい」と、読むんだそうです。
最近では、普通に見かけるようになりましたが、
そう、キラキラネームですね。
実際、このキラキラネームで苦労している子もいると聞きます。
そこで今回は、
このキラキラネームについてのあれこれを見ていきたいと思います。
「桜」の読み方を完全無視!さまざまなDQN集!
「桜桃=ぴんく」と読むそうです。
「どこがどうなって???」という突っ込みがありそうですが、
今は「桜=さくら」でなくてもいい名前となっています。
インターネットスラングでDQN(ドキュン)ネームというのがあります。
インターネットスラングは、インターネットで使用される隠語、略語、俗語で、
主にインターネットの利用者間のみで通用する特殊な表現です。
2010年代に入ると、DQNネームに代わる類似の用語として、
一般常識から著しく外れている珍しい本名に対する表現を、
「キラキラネーム」として用いられようになりました。
このDQNネームの由来は、
1994年から2002年までテレビ朝日で放送されていた番組、
『目撃!ドキュン』が由来とされており、
番組の内容は、離婚などで生き別れの親子が対面するというものでした。
「15歳で結婚して子供が生まれたものの、20歳で離婚、
40歳に目撃ドキュンにでている人たち」と、
DQNと2ちゃんねるを中心に広がっていきました。
「暴走万葉仮名」や「珍奇ネーム」があり、
お年寄りをイメージさせるために名づけられた
「シワシワネーム」という言葉も生まれました。
桜以外のものすごいキラキラネーム!
桜以外でも、キラキラネームは多数存在しておりますのでご紹介してみましょう。
マンガやアニメのキャラクター名を名付けたもの
「光宙=ぴかちゅう」「黄熊=ぷう」「龍飛伊=るふぃ」「姫星・希星=きてぃ」
食べ物・動物・ブランドに由来する名前
「愛心=あいす」「姫凛=ぷりん」「心愛=ここあ」「桜=ぴーち」
親の壮大な夢を込めて名付けられたもの
「叶夢=どりむ」「夢見=ろまん」「大大=だいだい」「奇跡=だいや」「蒼流=そうる」
あて字で名付けられたもの
「男=あだむ」「在波=あるふぁ」「笑=えるく」「雅龍=がある」「翔空哉=かぐや」
以下、個人的にびっくりしたものもいくつかご紹介します。
「姫奈=ぴいな」「紅葉=めいぷる」「一心=ぴゅあ」「唯愛=いちか、ゆめ」
「碧空=みらん、あとむ」「優杏=ゆず」「奏夢=りずむ」
自分の子供の誕生を喜び、良い人生を歩むようにと考えて名付けるのが親でしょう。
なので、それぞれの想いがあって、名付けたと理解したいものの、
すっと読めない、読み方を聞いても「本気なの?」と、思ってしまうものもあり、
価値観の違い・・・この言葉以外に説明は難しく思います。
いつか、このキラキラネームがスムーズに読める世の中が来るのかどうか、
それは〇十年後かに分かるでしょう。笑
『DQNネーム』の基準について、
「桜を「お」と読むのはDQNなのか?基準はあるのか?」という質問がありました。
それに対しては、様々な答えが寄せられていました。
「あなたがDQNと思わなければそれが答えです。」
「近年では「美桜=みお」という名前がランキング入りしてますから、
桜の「お」も普通に読めると思います。」
「DQNネームに一定の基準なんか、存在しないのではないでしょうか。」
「ご両親が確固たる信念を持って、生まれ来るその子に名前を付ければ、
DQNと思われたとしても、何の問題もありません。」
「ドキュンとかいう差別に近い言葉で、傷つき悩む人を出すのは止めましょう。」
「ドキュンであろうとなかろうと、それに何の問題があるのでしょう。」
「もし、「戦争」という名前をつけたいのだけど」といった質問なら、回答を変えますが、生まれてくる子供のためにと親御さんが一生懸命考えてつけた名前なら、
そしてその思いが子供さんに伝われば、
周囲がドキュンネームと言ったとしても何も気にする必要はないと思います。
堂々としていれば、誰にも「DQNネーム」なんて決める権利はありません。」
誰にも、DQNネームやキラキラネームだなんていう権利は確かにありません。
グローバルなご時世で、多彩で多様な時代が来ているので、
こういう名前もありなのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
DQNネームやキラキラネームをご理解いただけましたでしょうか?
一個一個取り上げると、話が進まないほどの色々な名前がありました。
これも一つの時代の流れかもしれませんね。
しかし、時代という言葉だけで片付けられず、
実際、このキラキラネームのために、学校でからかわれたり、
いじめられている子供さんもいるようです。
大人になってからも、恥ずかしい思いをするだけでなく、
就職活動で不利に働いてしまったり、医療現場で読めない名前で
リスクが高くなることもあるとのことです。
もし、子供さん自身がキラキラネームで不利益を被っていると思った場合は、
一定の年齢になると改名の申請ができるようになりますので、
検討するのもありでしょう。
名前は生きていく上で一生欠かせない大切なものです。
親御さんの想いが子供さんに伝わるような、良い名前をつけてあげたいものですね。