サラリーマンの娘として育った私は、学校を卒業してからはサラリーマンの世界で20年弱働いてきたので、仲の良かった高校時代の自営業の友達とは年賀状だけのやりとりになってしまいました。
その友達もサラリーマンと結婚し、
感覚的にも自分と差がなくなってきていたので、こんな友達だったっけ…と多少違和感を感じましたが、その友達と知り合った当時のことを思い起こすとあるわあるわ…。
自分が持っている金銭感覚と違いがあることに驚きました。
その友達のことも踏まえて、一般的に自営業の娘さんにはどのような特徴があるのか、述べていきたいと思います。
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自営業の娘はぜいたく!?
自営業の業種や儲かっているか儲かっていない自営業の方の娘さんかにもよりますが、金銭感覚はサラリーマンと違い、自営業特有の傾向があるようです。
例えば、自営の方の親御さんは、お金を出すときにはボンと大金を使い、普段は節約されている方が多いようです。
毎月お給料が入ってきて、お花を買って楽しむなど、見えないところを楽しむことができるサラリーマンと違い、自営業の方は自分の家業の経営状態を悪く見せないために、交際費にお金を使ったりするようです。
入ってくるお金がサラリーマンとは違い、大きな金額になる可能性がある分、経営がよくないと一家心中や一家離散にまで追い詰められたりするので、お金に対してはかなりシビアになるようです。この傾向は、やはり娘さんにも影響を与えます。
先ほど述べた賀状友達、高校時代の友達は、両親が内科医で開業しているという子だったのですが、やはりお金を持っているときには持っていました。
「眼鏡を買いに行く」というのでいくら持っているのかと尋ねると、7万円だったような記憶があります。ちょっと良いメガネが買える値段ですよね。
毎月2万円のお小遣いでやりくりしていた私にとっては、目のくらむような金額でした。それでもお金持ってないと言い放っていました(笑)。
またその子が大好きな漫画があったのですが、二冊づつ持っていました。
ひとつは保管用、もうひとつは自分が読んだり友達に貸したりする用。
とても私には考えられないこだわりというか贅沢というか、そういうものを感じた覚えがあります。小切手というものも、その子から教わりました。
だから、実家の家業が儲かっていると、金銭感覚も高くなるのだと思います。
普段は節約していても、ここには金をかけたい!という大切なものに関しては、お金をかけられるので、贅沢とみられるのでしょう。
ちなみに、私が高校時代に販売始めたハーゲンダッツも、その友達の家ではじめてごちそうになりました。
マイケルジャクソンやマドンナのビデオなども見せてもらい、親に買ってもらえるものの差に、やっぱりビックリしたのを覚えています。この友達の家は経営がよかったのでしょうね。
自営業だから自由にならない!?自営業の親を持つ娘の苦労とは?
少数派意識
まず娘さんが苦労するのは、友達にはサラリーマン家庭の子が多く、自営業の家は少数派ということで、マイノリティー意識を持ちやすいということです。
そのことに寂しさを感じる子もいるようです。自営業の子は「わがままである」とか「お嬢様である」といった特徴も言われますが、そうならざるを得なかったのかもしれませんね。
お手伝いが大変
親の自営業の経営がよくなかったりすると、子供も大変なようです。
経営が良いと、従業員を雇えるので、娘さんも手伝いもすることなく、お母さんもちょっと家業を手伝うくらいですみ、子供のために夕食の準備をする余裕もあるでしょう。
ただ、経営がよくないと、幼稚園の頃からただ働きで家業のお手伝いをさせられたりする例もあります。
プライベートがない
家の電話番号と会社の電話番号が一緒のところが多く、それが鳴りっぱなしで、プライベートな時間が持てなかったりします。
親が学校行事に参加できない
家業中心で定休日と合わず、学校行事などに全く参加してもらえなかったりします。
上記のような苦労もありますが、自営業は地域と密着しているのがいいところ。サラリーマンだと、お子さんを通して地域と関わっていかざるを得ませんが、自営業だと自治会などを通して、地域とのつながりをもてます。
安定した楽観的で気さくな性格のお子さんが多いのも、そのおかげと思われます。
サラリーマンの娘が、自営業の男性と結婚して、その金銭感覚の違い、性格の違いに悩んだりする話や、また自営業の娘がOLになって「こんなのおかしい」と精神的に参ってしまい、心療内科に通院、退職したり、と、
サラリーマンと自営業の娘の間には様々な摩擦、悩みがあります。
サラリーマンでも転勤が多かったなどの理由で、自営業の人と結婚したいという人もいるでしょうし、さまざまです。
いい点も悪い点もありますが、自分の人生を振り返り、これから将来を自分でどちらが良いかを選択して、開拓していけたらいいですよね。