高校の中で唯一お祭り気分に浸れる時期が
この文化祭ではないでしょうか。
私は、文化祭でした出し物を忘れてしまいました。
もう昔過ぎて…けれど、文化祭の思い出で
ただ一つ覚えているものがあります。
それは、バレー部の出し物の焼き鳥でした。
それはそれは、悲しくて食べる気にならなかったのですが、
育てた鶏を、生きたまま熱湯につけて羽根をむしって
さばいて振る舞われた焼き鳥でした。
バレー部の顧問の先生は、命を頂くありがたみを
伝えたかったのでしょうか。
そんな、いろいろな出し物がある思い出に残る文化祭。
そんな文化祭に行けない行きたくないなんて悲しすぎます。その理由とは?
文化祭に行きたくない子供の心の中!?
だめだ、文化祭に行きたくないA君の心情
これは、A君の体験談です。
だめだ、私は今日文化祭があるが、行きたくない…。
A君は高校生なのですが、どうしても
文化祭に行きたくないそうです。
どうしてかと言うと、A君にはクラスに友達が
一人もいないと言うことがあります。
本当に切実で、他のクラスにも
友達がいないらしく本当に孤立状態なのだとか。
そして、今日文化祭があり、
行くのが嫌で嫌でしょうがない状態になっているのです。
文化祭のプログラムでは、午前中にあるクラスや部活動の出し物、
そのあとにある数時間の他のクラスなどの出し物を見るとき、
この時点から、A君は一人ぼっちになってしまって、
全く楽しむこともできず周りの楽しそうな友人たちと
一緒に歩く人たちを見ることが嫌でたまらないのです。
それだけでは、ありません。
周囲から「あの人どうして一人で歩いているの?」と、
見られることが苦痛なのです。
文化祭の中に一人でいろいろなクラスに入っていき、
様々なものを見たり、買い物をしたりすることも
恥ずかしくてする気になれないA君。
A君は、正直、文化祭に行っても出し物が展示物だったりするので
行っても行かなくても特段変わったこともないので、
行ってぼーっとするくらいなら、
行かない方がいいと思ってしまいます。
A君は、自分がどうするべきか苦悩します。
文化祭に行く事を考えると、朝早くに目が覚めてしまい、
精神的な苦痛から何かを食べたわけでもないのに、
吐き気が襲い、吐いてしまって…。
ストレスで、朝ごはんも臭いがしただけで
気持ち悪くなってしまうほど
文化祭に行くのが嫌で嫌でたまりません。
いっそ、風邪などの病気のせいにして休みたい。
本当に人と話すのが怖くて友達の出来ないA君には
切実な悩みに苛まれているのです。
だめだ、文化祭に行きたくないBさんの心情
これは、Bさんの体験談です。
かたや、A君とは違いBさんは、
一人であることに不安を感じているのではなく、
一人ぼっちで文化祭に行きたくないというわけではありません。
Bさんには、仲のいい友達もいれば、
文化祭に行きたくない理由も見当たらないように
思いますが、なにが嫌なのか?
それは、Bさんにとっては、文化祭という行事そのものに
費やす時間が無駄な時間にしか思えないと言う事なのです。
もともと、Bさんはみんなで騒いだりするのが
好きではないようで、そんなことをするくらいなら、
はっきり言えば、塾などで勉強の課題を進めている方が
時間の使い方としてはよっぽど有意義なものだと
思ってしまっているのです。
しかし、クラスの出し物である展示物を
見ておかないといけない大切な仕事があり、
休めないという現実もあって悩むBさん。
このように、文化祭に行きたくない理由も十人十色ですが、
文化祭が嫌で嫌で仕方ない事はみんな共通しているのでしょうか。
子供に文化祭に行きたくないといわれた時に親ができること!
A君のようなタイプには、じっくり話を聞いてあげる
A君のようなタイプは、大人からすれば
それほど深刻でないようなことでも、
A君にとってはとても深刻な事に
思えてしまうことに問題があります。
この様な時には、一人の問題に対して真摯に向き合って
解決する必要があるのではないでしょうか。
まずは、お子さんの話に耳を傾け、
じっくり話や言い分を聞いてあげるようにしましょう。
何があったか聞くのもいいですし、
それ以外には、最近の学校での様子を聞くのもいいでしょう。
話を聞く中で、お子さんが話をしだしたら、思う存分、
思いのたけを吐き出させてあげると良いと思います。
この時の、親御さんの対応としては、
あまり俯瞰でものを見るのではなく、
お子さんと一緒になって寄り添って
あげるようにするのが大事です。
Bさんのようなタイプには、社会の厳しさを教えて行かせる
Bさんは、文化祭というものが無駄と感じて、
責任感、責任というものを放棄しようとしています。
そもそも、学校や学校行事というものは、
社会に出てからいろいろな人間関係や
それ以外にある障害を乗り越えたり耐えたり
努力したりするために存在している様に思います。
このように文化祭が嫌でいけないようなお子さんのままでは、
将来社会に出てから会社の行事が嫌だから休む、
仕事が嫌だから休むという思考に陥ってしまいます。
ですから、親御さんには、お子さんに対して、
何のために学校に行っているのかについて
滾々と伝え分かってもらう努力が必要です。
まとめ
「文化祭に行きたくない子供の心の中!?」
「子供に文化祭に行きたくないといわれた時に親ができること!」
について、取り上げてきましたが、いかがでしたか?
友達がいなくて一人ぼっちで文化祭に行きたくないお子さんや、
文化祭の行事に時間を費やすのが嫌で
行きたくないお子さんなど見てきましたが、
大人からしてみれば、
「なんで、そんなことで文化祭に行きたくない?」
と思ってしまうことでも、
お子さんからすると切実な問題になってしまうのですね。
けれど、嫌な事、理不尽なことも、
これからの社会に出て行ったら嫌というほど存在しますから、
今のうちから慣れると言う意味で、
まずは、文化祭に行く事から克服してみてはいかがでしょうか。