綿100%の衣服を間違って洗ってしまって、服が縮んだ経験はありませんか?
実際、何気なくポイッと放り込んだ洗濯機、なかなか元に戻せなくて、非常に後悔した方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、そんな服の縮みを元に戻す事について、実際に失敗した際、綿の縮みを元に戻す裏技についてもご紹介していきます。
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やっちゃった!縮んでしまった洋服をなおしたい!方法はある?
生地は紡ぐ工程の際に、繊維を引っ張り撚りをかけていくのです。この引っ張られた繊維が「元に戻ろうとする=縮みの原因」のひとつとなります。
また生地を作る際、機械で編んだり織ったりすることで糸にテンションがかかったり、生地を反物にする上でもテンションがかかることが縮みの原因です。
また、逆に伸びる物も同じで、逆に膨張する事が原因です。綿、ウール、デニムなどが特に縮みやすい素材となっています。
これらの素材は、それぞれ正しい洗濯の方法で、服の縮みや膨張を抑えることができます。
- ネットに入れる
これは基本です。ネットも服に合ったものを使用するようにして下さい。決して小さいネットに詰め込まないようにしましょう。
- 洗濯物を詰め込みすぎない
洗濯物を詰め込むと、縮みや伸びに原因になります。
- 軽いものはハンガー干しする
Tシャツなどの軽いものはハンガーが好ましいです。
- 重い物はさおで干す
トレーナーなどの重い物はさおにかけて干す方が良いです。
デリケートな物は手洗いする事をおすすめします。脱水も原因になりがちなので、タオルドライにする方が良いです。
さおの場合は、平干しで、ハンガー干しはハンガーを2本使うと形が崩れにくいです。
手洗いについても、「押し洗い」「ふり洗い」「つまみ洗い」「たたき洗い」「もみ洗い」など、洗い方も工夫をすると良いと思います。
綿素材の縮みもなおせる?自分でできる方法を調べてみた!
綿素材の画期的な縮みを伸ばせる裏技があるんです。それは・・・!
用意するもの
- たらいもしくは洗面器
- 水及びぬるま湯
- コンディショナー(ジメチコン入り)
復活の儀式
- 桶にぬるま湯を入れる
- たっぷりめのコンディショナーを入れて溶かしたら洋服たちを投入
ここで30分放置。
- すすいで引っ張りながら干す。
このような簡単な方法で、綿素材の服がなんと復活するんです!
ジメチコンと表示される成分には、デカメチルテトラシロキサンとメチルポリシロキサンがあります。リンスやコンディショナーなどのヘアケア製品成分として有名です。
また化粧品などにも多用されている成分となります。
- 油や水に強く保湿効果が高い
- 光・熱・水による影響を受けにくく安定している
- 揮発性がありべたつき感のない使用感
という効果があります。
ジメチコンというのは、シャンプーやリンスに配合されているシリコンの一種です。シリコンは、縮んでしまった衣類を元通りに引き伸ばす効果が期待できるので、クリーニング店で使われる洗剤・柔軟剤にはメジャーに配合されている成分です。
つまり、私たちが普段髪を洗うのに使っている市販のトリートメントには、クリーニングのプロ使用の洗剤・柔軟剤配合のシリコンが成分が入っているのです。
正しい洗濯の仕方
- 仕分ける
色落ちする物と白い物を分ける(色移り防止のため)。見るからにひどく汚れている物は、洗濯機で洗う前に「予洗い」をしましょう。
これをすることで、汚れが移るのを防止できます。
- 洗濯する
「汚れがきちんと落ちない」
「色移りや汚れの付着」
「洗濯物が絡み、生地が傷む」
「洗剤が流し切れない」
というような理由から、詰め込まないようしましょう。
洗剤はアルカリと中性、漂白剤である酸性があります。用量を守り使用しましょう。水はぬるめの水がおすすめです。
洗いは10分以下でOK!長く洗えば洗うほど、汚れが落ちる訳ではありません。10分以上では、洗浄効果は変わらないばかりか、逆に、洗い過ぎることで生地を傷めることに繋がってしまいます。
脱水は5分で十分!
これ以上長く脱水しても、早く洗濯物が乾くことはありません。
洗いと同じく、脱水のし過ぎも生地を傷めるので、お気に入りの衣類やシワをあまりつけたくないYシャツ等は、脱水を短めにしましょう。
- 乾燥させる
服を両手で挟んで、パンパンと叩いたり、 服の両端を引っ張ってシワを伸ばしたり、タオルなどは、両手で持って上下に振り、繊維を起こすのも忘れずにしましょう。
シワを伸ばしてから干すと仕上がりが変わります。ハンガーの位置と、服の肩の位置がずれたままだと衣類の形が崩れます。
少し手間に感じても、しっかり形を整えてから干しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
縮みの救世主「ジメチコン」、みなさん覚えていただけましたでしょうか?
もし、綿が縮んだ場合は、コンディショナーを使う方法を試してみてください。
また、ご紹介した正しい洗濯の仕方の注意点を守っていただければ、間違いの無い洗濯が出来ると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!