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紅葉

紅葉狩りって、なぜ狩りというのか?

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紅葉狩りに行ったことはありますか?

紅葉狩りとは、紅葉を眺めて楽しむことです。

秋になると美しく景色を飾る紅葉。とても情緒があって素敵ですね。日本国中の山々が、赤や黄色に彩られ美しい風景を作る季節。

秋が好きな人はこの紅葉が見れるからという方も多いですよね。毎年紅葉狩りをしているという方には、この時期は楽しみになるかと思います。

山々や紅葉の有名スポットに出かけるのもいいですが、街の中で見かける木々の色づきにも目を惹きますよね。

何気なく毎日歩いている通りの街路樹が日に日に赤や黄色にを染まっていく様子を見ると、夏も終わりなんだな、とか、もう秋がそこまできているのだなということを実感させられます。

春はお花見を楽しんで、そして味は紅葉狩りと、四季の移り変わりを見ることができる日本の美しさに感謝ですね。

紅葉は、世界中で見られるというものではなく、逆に紅葉が見られる国はかなり限られています。日本以外では、東アジアの沿岸部、ヨーロッパの一部の地域、そして北アメリカ東部などです。これは、紅葉する落葉樹は北半球も一部にしか存在していないためです。

日本ではほぼ全国で当たり前のようにみることができるものですが、これはかなり特別なことだったのですね。

彩りがとても豊かで美しいと言われている日本の紅葉。

欧米などで見られる紅葉は黄色が主体ですが、日本の紅葉はさらに多彩で、赤や黄色、山吹色、えんじ色、褐色などの鮮やかなコントラストが楽しめるのが美しさのポイント。

私はカナダとアメリカで紅葉を見ましたが、確かに色のバリエーションが日本ほどないかなと、感じました。

また、日本の紅葉のカラーのコントラストの美しさは、和風建築などの歴史的建築物とマッチしてとても情緒豊かな風景を自然に作り上げてくれるのです。

この時期になるとたくさんの観光客が日本国中に溢れますね。

日本人だけでなく昨今の日本ブームでたくさんの外国人観光客も訪れ、その美しい眺めを楽しんでいるようです。

今年もきっとたくさんの人が訪れることでしょう。

ところでこの「紅葉狩り」はなぜ「狩り」というのか知っていますか?

考えてみれば、実際に狩るわけでもないのになんだがとても不思議な言い方ですよね。

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紅葉狩りの歴史は意外にも古い!

意外と古い歴史がある「紅葉狩り」。これには諸説あります。

諸説その1

獣をつかまえる意味で使われていた「狩り」が、小動物を捕まえる「捕る」という意味に広がっていき、「果物」を「採る」という意味になり、それがやがて、「草木」をながめたりする意味にも使われるようになっていったということです。今でもいちご狩り、ぶどう狩り、桃狩りなどと言いますよね。

「紅葉狩り」という言葉は、万葉集の中にも登場していることば。今から1200年以上も前から使われている言葉なのです。

また、紅葉狩りと同じように、お花見のことを「桜狩り」と言った時代があったそうです。

諸説その2

平安時代、天皇をはじめ貴族たちは、タカやハヤブサを野に放ち、野鳥や小動物をとる「鷹狩り」を楽しんでいたそうです。

でも、そのうち狩りをせずに、草花などの自然を愛でる貴族が現れ、紅葉を愛でることも「狩り」というようになったという説。

平安時代の貴族たちは、紅葉した木の枝を折り、葉を手のひらにのせて鑑賞していたそうです。

諸説その3

ある言い伝えによる説で、現在の長野県の戸隠山に「紅葉」という名の女が住んでいて、この「紅葉」は山のふもとの村を襲う鬼女だったそうです。

そこで、天皇からの「紅葉」退治の命を受けた平維茂(たいらのこれもち)は、長野へ向かった、というもの。

まさに「紅葉狩り」ということですね。このお話は、神楽や能、そして歌舞伎として現代にも引き継がれているそうです。

紅葉を手折ることが紅葉狩り?紅葉狩りを10倍楽しくする雑学!?

紅葉狩りを楽しむために、紅葉とは?というところを知っておくともっと身近になりますよね。

今年紅葉狩りに出かけようと思っている方、紅葉についていくつかご紹介したいと思います。

紅葉が色づく理由は?

赤い色は「アントシアン」という色素によるものです。

これは、秋になると葉に蓄えられたブドウ糖、しょ糖が紫外線にあたり、この「アントシアン」を発生させるため赤く染まります。アントシアンは、春から夏の葉には存在しない物質なのです。

そして黄色の部分は「カロチノイド」という色素。その年の気温などを条件に、「アントシアン」と「カロチノイド」が混ざり合うことで美しい景色が生まれるというもの。

そして紅葉が美しく色づくにも条件があるのです。

それは、

  • 朝晩の冷え込み
  • 十分な日光

日中と夜間の寒暖の差が大きく、そして葉に太陽の光が充分に当たる天気が好い場所に、美しい紅葉が見られるということです。

そのため、山間の紅葉や寒暖差が激しい京都の紅葉がひときわ美しいと言われるわけですね。

特に京都の紅葉は、周りの歴史的建造物とのコントラストが目を奪われる美しさですよね。

紅葉の写真を素敵に撮るには夕方がオススメ

紅葉の写真は誰でも美しい写真に仕上がるほど、優美な眺めですが、雰囲気のある写真を撮りたいなら、夕方の、やわらかい日の光のもとで取るのがオススメです。

自慢の一枚をぜ撮っておきたいですね。

早めにプランを立てて紅葉狩りへ

 今年はぜひ、美しい景色を見に紅葉狩りに出かけて見ませんか?

日頃の疲れも飛んでしまうような圧巻の眺めを満喫しましょう。

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