春は秋のお彼岸にお盆、お墓参りに行く機会は年に何回かありますが、皆さんはきちんといけていますか?
お墓参りには、いろいろなマナーがあります。
毎回きちんと行っているけれど、マナーについてよくわからない、また身についていると思っても意外と違って覚えていたという方もいるかもしれません。
またお墓まいりについては様々な迷信があり、本当なのか単なる迷信なのかわからないこともあります。
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ここでいくつか挙げてみると、
- お墓参りをすると、御利益がある?
ご先祖さまに感謝の気持ちを伝えると、パワーを受け取って運気が上がる、お墓参りに行けば、物事がうまく進むようになるとか、いろいろな御利益がうたわれています。
お参りしているときに、心の中で、「運が良くなりますように」「結婚できますように」とか願い事をしたりしがちですが、仏教ではお墓まいりで御願い事をしても効果はないそうです。
- お墓参りの帰りに振り返ってはいけない?
というのは聞いたことがありますか?小さい頃は、「振り返るとお化けがついてくるから」なんて言われたものです。
そう言われるのは、お彼岸やお盆にはご先祖の魂が帰ってくると言われていますよね。お墓参りに来た人が振り返ると、この世への未練が残ってしまい、あの世へ帰れなくなると考えられていたようです。
でも、これは振り返るということそのものではなくて、故人を引き止めるような思いを捨てておきましょうということなのです。
- 午後にお墓参りは避ける?
これには、午後にお墓参りをすると霊がつく、ご先祖様は午前中しかお墓にいないから、帰るころには暗くなってる方危ない、などということが言われているようですが、実際、午後にお墓参りをしても構わないそうです。お墓参りに特に決まった時間はないとうのが結論です。
ただ、あまり暗くなってからは足もとも悪いので避けたほうがいいでしょう。
- お墓まいりに一人で行っては行けない?
これもよく聞きますね。
家族で一緒に行ければもちろんいいのですが、お墓から遠いところに住んでいる、また家族との日程が合わないので一緒に行けない、など様々な理由があって一人でしか行けないということもあるでしょう。
昔は、お墓まいりといえば家族で行くとうのが習慣だったようですが、生活スタイルも違う現在では難しいもの。
せっかく一人でもお墓まいりに行こうと思っている方の気持ちが揺らぎますよね。
では、どうしてこう言われるのでしょうか?また本当に一人で行っては行けないのでしょうか?
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高齢の人が言う、「一人でお墓参りに行ってはいけない」理由?
一人でお墓まいりに行っては行けないのは、霊にとりつかれるから、となぜか昔から言われていて信じている方もいるようです。
でもこれは迷信です。
よく、お墓に近い親族が墓守りをしていて、その方が親族を代表して一人でお墓まいりをするというケースもあります。
このようにご先祖を大切にしている方によくないことが起こるとは考えにくいもの。
また、一人でないと行けないとなると、気軽に行く機会がより減ってしまうことになります。
一人でも行って、霊にとりつかれたなどという話は聞いたことがないので、気にされなくて大丈夫です。
むしろ一人でもきてもらえることにご先祖様はきっと喜んでくれるでしょう。
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ご先祖様が喜ぶお墓参りの方法!
ではここでお墓まいりの方法、手順についてご案内したします。
きちんとした方法を知ってご先祖様が喜ぶお墓まいりをしましょう。
挨拶をする
はじめにすることです。感謝の気持ちが伝わるようなに、丁寧な挨拶を心がけましょう。
掃除をする
挨拶の次は、お墓の掃除です。掃除の仕方はこの手順で行います。
一般的なお墓の掃除の手順は次のとおりです。
- 墓石の周辺の雑草、落ち葉を片付けます。
- 花立、線香皿などの小物類を綺麗に洗いましょう。
- やわらかい布やスポンジで墓石を磨きましょう。
- お墓の掃除が終わったら、次にお墓を清める作業に入ります。
- お墓にお水をかけて、ご先祖様の霊を清めます。
この時水をかけない方もいます。これについてはどちらが正しいということはないので、自分の家族や地域の習慣に沿って行いしょう。
お供え物、お花をお供えをする
次にお供え物やお花をお供えしましょう。お供えは、半紙を敷いてその上にお供えします。
お花は、花立に清潔なお水を入れてお供えします。花は仏花や、故人が好きだった花を選ぶといいですね。
お線香をあげる
お供え物、そしてお花をお供えしたら、次にお線香をあげましょう。
お線香のお供え方には、その宗派にあわせて、立てる場合もあれば、ねかせる場合もあります。宗派にあわせてお供えしましょう。
火を消す時は手で仰いで消しましょう。仏教では口は悪い行いを生み出す原因の一つという考え方があり、汚らわしいものとされています。そのため、息を吹きかけて消すのは、無作法なのです。
合掌する
順番があり、故人と縁の深い人から合掌をしていきます。合唱するときは、墓石よりも姿勢が低くなるようにするのが礼儀です。
片付けをする
片付けはしっかりして帰りましょう。お供えも持ち帰ります。
これが正式なお墓まいりの仕方です。次回行くときの参考にしてくださいね。
一人でも時間を作ってお墓まいりをしましょう
いかがでしたか?一人でお墓まいりに行ってもなんの問題も何ので、ぜひ行ってみて、ご先祖様を喜ばせましょう。