進学や就職で実家を出て
一人暮らしを始める人が
増える春は、職場でも人事
異動などがあるので引越し
が多いシーズンです。
新しい住居で生活を始める
のは、ワクワクしますね。
ですが慣れない環境での生活は、
少し戸惑うこともあるでしょう。
新たな環境に慣れるのに一生懸命
で、つい必要な手続きを忘れて
しまうなんてこともあるかも知れ
ません。
例えば住民票を移さないまま
忘れてしまった・・とか。
住民票を移さなくても、何か
通知があれば実家に届くはず
だから別に問題ないと思って
いると、罰金を払わなくては
いけなくなるケースもあるの
ですよ。
住民票を移さないとどうなる
のか、詳しくチェックしてみま
しょう。
住民票を移さなくても良い人
住民票とは、住民基本台帳の
ことです。
区役所や市役所に届けを出して、
どこに誰が住んでいるのか、自治体
が管理するために必要なものです。
基本的に引越しをした場合は、
14日以内に新たな住居の管轄の
役所に転入届を出す義務があり
ます。
そうなのです!
住民票を移すのは義務なので、
原則として移さないのは住民
基本台帳法に違反することに
なってしまいます。
ですが、移さなくても許される
2つのケースがあるのです。
1つは、新たに住むところには
1年未満しか生活しないことが
わかっている場合です。
例えば住居の改築とか新築で
仮住まいに数か月住む場合は、
住民票を移さなくても良いの
です。
ですが、役所からの通知郵便物
がきちんと転送されて届くように
手配するなど、必要な手続きは
あるので、何もしないで済むわけ
じゃありません。
役所が大切な通知を郵送したのに、
それが届かずに戻ってくるような
ことになると、住民票の記載内容
が正しくないと判断されるからです。
2つ目は、もともとの住んでいる
家を拠点としているケースです。
例えば単身赴任とか、進学のため
の一人暮らしでも定期的に実家に
帰る場合です。
生活拠点がきちんと定まっていて、
そこには家族が生活しているケース
では、住民票を移さないままでも
問題になることはないのです。
住民票を移さないとどうなる?
住民票を移さなくても問題に
ならないケース以外でも、引越し
後のバタバタで忙しくて14日
以内に届けを出さないまま忘れて
しまうこともあるでしょう。
それでも役所からいきなり罰則や
罰金を言い渡されることはあり
ません。
ですが、何か月も届けを出さない
まま放置しているのは、義務違反
なので、最悪の場合は罰金を科せ
られることもあるんですよ。
住民基本台帳法では、正当な理由も
ないのに届けを出さないと、5万円
以下の罰金を科すことがあると書か
れているのですよ。
たかが住民票と甘く考えるのは
ダメですね。
正当な理由があれば罰金まで
至らないはずなので、忘れて
しまった場合でも役所の人に
きちんと話をすれば、許して
もらえるかも知れません。
自治体によって対応は違うので、
基本的なルールは守った方が
イイですね。
まとめ
引越しを経験した人ならわかる
と思いますが、手続きしなければ
いけないことが山ほどあるので、
生活に困らなければつい忘れて
しまうこともあるでしょう。
住民票を移さなくても、水道や
ガス、電気の契約はできるので、
つい後回しにしてしまうと14日
なんてあっという間に過ぎますよ。
移さなくても叱られないケースに
当てはまらない人は、引越後にやる
べきことをリスト作成して済ませる
ことをおすすめします。