春になり暖かくなってきました。
そこで現れるのが若く希望のある新入社員達。
フレッシュな若者のスーツ姿に、ドキッとする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何より若さというものは、他の人達に新鮮さを伝達させるような効果があります。
年齢層の高い職場で、一人若者が入るだけで全然違う職場になります。
そういった意味でも若者は優遇されますし、そして若さはパワーであります。
プロ野球選手でドラフトで若い未来の四番打者・エースを指名するように、やはり将来のために若い人材を確保し、大事に育てていきたいという気持ちが溢れてくるのでしょう。
ある意味、母性の一種かもしれません。
ただ、若者を大事のしすぎるあまり、新入社員ばかり優遇する会社があるのだとか。
今回は、その若者えこひいき会社について見ていきましょう。
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新入社員のほうが対応がいいのはなぜ?
昔は、どの業界でも「一人前になるまでは修行とか頑張った」ため、技術の高い職人さんやベテランの販売員がたくさん誕生したのですが、今では、中高年でも派遣やらフリーターやらで過ごす人が増えてきたためそうではなくなってきました。
本当のところ、中年層に求められるのは、新人並みの技術や知識じゃなく「ベテラン並みの技術やアイディアや知恵や考え方や管理能力」です。
ですが、派遣やフリーター時代が長く、例え資格持っていても経験や知恵がなかったりもするので、「それならいっそ新人を一から育てるか!」と、優遇されるのが現場です。
「年は取っても新人と同じ考えなら、どちらを採用しますか?」ということ。
それならば、素直に言う事聞いてくれて、社会にもまれていない、大変だけど吸収しようと頑張る確率が高い新人を取ります。給料だって安く済みます。
だからこの不景気、リストラ倒産に各企業赤字の中、会社存続のために、先行投資で新卒を年間何人か取ると言うわけです。
辞めることももちろん覚悟の上でです。
ただし、新人社員だって優遇されるのは今だけです。
新人扱いは高卒大卒後の一年、一回きりのチャンスということです。
その後は車と同じで「一度使用したら新しくても中古車」という認識と同じように、中途となります
本当の勝負が「中途とか中年になったとき」です。
実際、優秀で頑張る気力のある人は、自分で会社やお店を立ち上げてしまったり、外資系に高い金額でヘッドハンティングされてしまいますから、なかなか、望み通りの中年層に出会う確率は低くなってしまいます。
優秀で腕があり、他の人には真似できない一芸があれば、他社に引き抜かれたり独立しないよう、本人の望む給料はかなり出す会社も多いでしょう。
ですが、何をしてきたのか分からない「?」的な中年の方、人当たりはいいけれど仕事は「?」という中年の方、まして、どうも人間的にも難ありな中年の方・・・
この方々に会社の未来を任せられるほど、世の中の景気はよくありませんし、そこまで博打的なことをする会社は、さぞ勇気がいることでしょう。
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若者のほうが優遇される会社に将来はあるか?
明らかに若者優遇の会社のついてですが・・・
最近、パワハラなどで若者が虐げられているという事実も多くありますので、そういった会社よりは、未来はあると思われます。
ですが、遅刻や早退などを繰り返す若者を、優遇とはき違えて見過ごすような体制の会社だとしたら、その会社に未来はないと言えるでしょう。
「厳しすぎず甘すぎず!」そんな新人教育ができる会社で、なおかつ、新人をいじめたりしない職場の雰囲気が良い所ならば、明るい将来が待っていそうです。
アメとムチは使いようということですね。
一番いいのはベテランから中堅へ、中堅から新人へ。仕事のノウハウをうまく伝えられる関係がベスト!
何もかも押し付けあうという意味ではなく、中堅、新人、それぞれがお互いの立場を理解し助け合う、指導する側、される側、それぞれの姿勢をいい形でしっかり守ること。
誰からも尊敬されるような先輩を、そして必要とされたい役に立ちたいと思える後輩になるということですね。
しかし、求められる要求・理想は会社それぞれで違います。
できることなら、会社カラーを把握した上で、それぞれの立場の人が、人を育てる雰囲気が作れたらいいですね。
最後に
いかがでしたか?
現実社会では、実際に新入社員をいたぶる体制の会社も多く、泣いている若者もたくさんいると聞きますし、ゆとり世代で甘やかされて育った若者は、今の社会の厳しさを痛感しています。
優遇される新入社員を妬む気持ち、中年層の切ない気持ちも理解できますが、だからといって、やはり人として社会のルールは守るべきでしょう。
若者は優秀な能力とフレッシュさ、そして将来性を持っています。
これを分かっている会社は、是非ともこのダイヤモンドの原石を輝かせようとしている訳です。
どうか新入社員が優遇されていても、ぐっとこらえて見守ってあげて下さい。
その新入社員が不真面目なら、大人として正しい教育を心がけて対応しましょう。
それでは良い新入社員ライフを!