風呂場タイルの目地って
放って置くとあっと言う間にカビが生えて
しまいます!
湿気のある浴室内に生えるカビなので
諦めていませんか?
普通、カビ取りには「塩素系漂白剤」が
使われることが多いですよね。
ただ、強い殺菌力と漂白力を持つだけに
家庭内での事故も多く、決して安全な洗剤
とは言えません。
実際、「酸性」の洗剤や「酢」「アルコール」などで、
有毒な塩素ガスを発生させ、
過去には主婦が浴槽の掃除中に死亡したという
事故もありました。
こんな不安が生まれないように、
安全な洗剤があれば嬉しいですよね!!
ナチュラルな素材でもカビを取ることができる!
「塩素系漂白剤」には及びませんが、
「酸素系漂白剤」にも強い殺菌力と
漂白力があります。
「酸素系漂白剤」の注目すべき点は、なんと
言ってもその安全性です。
そして、この酸素系漂白剤に「重曹」を混ぜると、
頑固なカビ消しも可能な最強の漂白剤に生まれ
変わります。
その理由は、アルカリのpHを上げると漂白力
が強くなるからです。
弱アルカリ性の「酸素系漂白剤」(粉末)+弱
アルカリ性の「重曹」は実は最強コンビなのです。
そして、この手作りのカビ取り剤のいいところは
エコ洗剤であることです。
「重曹」でカビ取りができるのは嬉しいですね。
「酸素系漂白剤」の主成分は、弱アルカリ性
の過炭酸ナトリウムです。
ちなみに・・・
炭酸ナトリウムは温泉や入浴剤にも使用されて
います。
水に溶けると酸素と水、炭酸ソーダに分解され、
できた活性酸素が細菌の細胞膜を破壊して殺菌
漂白をします。
その後、時間の経過とともに酸素に変化するので
環境にも人体にも優しい成分なのです。
また「重曹」も、料理や掃除、美容、虫歯予防、
消臭など広い範囲で使われている成分(胃薬にも
使われる成分)なので安心です。
タイルの目地のお掃除には
塩素系のカビ取り洗剤が主流だと思いますが、
ナチュラルな素材でもカビを取ることができます!
オリジナル洗剤を作ろう!
今回は、タイルの目地の汚れをキレイにそして
安全に落とすナチュラルな洗剤の作り方と
お掃除方法をご紹介します!
目安の割合としては 加炭酸ナトリウム:2、
重曹2、ぬるま湯1です。
ぬるま湯の温度は、
過炭酸ナトリウムの効果が最大に発揮される
30度から40度位が適切です。
最初に粉類と湯が分離してしまうので
「ぬるま湯が少ないのでは?」な感もありますが、
よく混ぜて10分位置くとペースト状になってきます。
また、商品によって混ざり具合が異なりますので、
適宜湯の量で調整してみてください。
ペースト状にする理由は、カビや汚れに密着させる
ためです。
過炭酸ナトリウムは、
水と混ぜること「活性酸素」が発生してカビ
の根を破壊し死滅させます。
また、菌の細胞膜や細胞質を酸化させて
殺菌する効果、色素分解力と漂白効果にも
優れているんです。
重曹は、手垢や皮脂などの酸性の汚れを中和し、
水溶性にする働きがあります。
また、細かい粒子は穏やかな研磨作用があり、
汚れだけを落とす作用があります。
タイルの目地には、ヘラを使ってしっかり塗り
込みましょう。
水分が少ないため下に垂れる心配もありませんし、
ラップで覆えば水分の蒸発を防ぐので漂白力を
持続させることもできます。
2~3時間置いたら、水で洗い流します。
汚れのひどいものは放置時間を長くしたり、
使い古しの歯ブラシなどでこするとカンタンに
落ちますよ。
風呂タイルの目地がせっかく綺麗になっても、
カビが好む環境を変えないとまたすぐに生えて
きます。
カビの予防に大切なのは、大好物の「湿気」を
減らすことです。
お風呂のお湯は、
入り終わった後に抜いてしまうのが一番ですが、
お洗濯など、残り湯を使用されるのであれば、
風呂蓋を閉めて風呂場内に湿気がこもらないよう
にしましょう。
風呂蓋も、カビ防止のため、お湯を使い終わったら
広げて乾かしておきましょう。
以上、ナチュラルな素材で安心してカビ退治
した後はどうか、素敵なお風呂ライフを満喫
して下さいね。