働いていれば必ず悩まされる人間関係!
「仕事は好きだったんだけど」と、これが原因で
退職に追い込まれる方も多いと聞きます。
相手の愚痴を聞き流すだけでも大変なのに、もし同僚が
自分の悪口を言っているのを知ってしまったら動揺しますよね。
こんな時、どうしたらいいのでしょう。
そこで今回は、『会社で愚痴や悪口を言われた時の対処方法』
についてお伝え致します。
自分の悪口を職場で聞いてしまったら!その場を乗り切る方法!
考えてみてください。
もし、同僚の女性があなたの悪口を言いふらしていたら…
どうしますか?
次の中から答えを選んでみましょう。
●認知(捉え方、受け止め方)チェック!
A「何なのよ、あの人!」と怒りまくる
(相手に直接怒ったり、無視したり、他の人に愚痴ったりする)
B「なにか彼女の気にさわることをした?」などと考え、
ストレスを感じてしまう
C「私がこんなだから、仕方ない」と、自分を責めてしまう
D「かわいそうな人。きっと何か不満があるのだ」と
客観的に受け止め気にしない
●人間関係がうまくいきやすい人の考え方
さて、あなたはどの答えを選びましたか?
結論からお伝えしますと、
『人間関係が円滑に行くのは、Dを選んだ人』です。
「D」を選んだ人は、
ストレスを溜めないような考え方ができる人です。
仕事場の人間関係に振り回されず、
仕事に集中して取り組める人でもあります。
会社に行けば、色々な人がいますよね。
例えば、会社の先輩からいじめを受けていたAさんが、
同僚のBさんに相談のメールを送ったら、そのBさんが
「そのままAさんのメールを、その先輩に転送し報告していた」
なんてびっくりするような話もよく聞きます。
他にも、Cさんが嫌いな上司についての悩みを
D先輩に話したところ、次の日にその上司から
「君、私のことが嫌いなんだって?Dさんから聞いたよ」と、
世にも恐ろしい事態に陥ったという人もいます。
AさんやCさんにしてみれば、「なぜ?」「どうしてなの?」と
驚くばかりで、理解に苦しみます。
しかし、『同僚のBさんもD先輩も心が満たされていない』
という事が確実に言えます。
●ストレスを発散している
私生活や仕事のストレスなどによって生じたストレスを、
たまたまぶつけることのできそうな対象者(AさんやCさん)を
見つけてぶつけた、それが本質なのでしょう。
●さみしい、かまってほしい
被害者からすると、加害者の行為は非常に身勝手です。
しかし、もしかしたら
「さみしいな」とか「かまってほしいな」とか、
そういう心理の現れである可能性もあるでしょう。
そして厄介なことに、自分の満足できない心の隙間を埋める、
あるいは、憂さ晴らしをして不満を解消するために
必要な手段であると、自らの悪行を正当化してしまいがちなため、
加害者には罪悪感がほとんどありません。
つまり、よく考えてみたら、「かわいそうな人」という
Dの答えが意外に的を射たものだったりするのです。
自分を守る為に他者を傷つける人は、
『今が幸せではない、かわいそうな人』なのです。
もし、実際に自分の悪口を職場で聞いてしまった時の
対処法としては・・・。
●あまり深く関わらない
悪口を言われたり、裏切られたりする理由が明確な場合は、
本人に直接確認した上で誠実に対応しなければなりませんが、
身に覚えがないようなら、深く関わらないでおきましょう。
気にせず放っておくことも必要ですよ。
●相手の挑発に乗らない
また、自分の悪口を言う相手と、
どうしても接しなければならない場合はどうでしょうか。
無視したり、ムスッとしたりしていませんか?
反論したりしていませんか?
挑発に乗ってしまえば相手の思うツボなので、やめましょう。
平気な顔で接するとか、
『肯定的な表情(口角を上げる)で接する』のが賢明でしょう。
相手の手の平で踊っているような惨めな大人にはならないで下さい。
●状況を肯定的に捉える
会社の人に裏切られたとしても、別にどうってことはありません。
仕事上のお付き合いに留めるべき相手であることが
わかったのですから、むしろラッキーだったと考えましょう。
「嫌われないようにしなきゃ、
今日はどんな面倒なことを言われるのだろう…」
そんな生産的ではない考えをし、
余計なフラストレーションを感じることもなくなるはずですよ。
以上のようにやってみましょう。
会社で愚痴や悪口を言われた時の対処法
その他にも、対処法をいくつかご紹介しましょう。
●時間と共にイライラも減るということを知っておく
他人から悪く言われた時というのは本当に頭にきます。
むかつく人だなぁ…と苛立つ気持ちも分かりますが、
そういった苛立ちの気持ちは時間と共にかなり減少してゆきます。
苛立ちが時間と共に確実に減ってゆき、
最後には気にならなくなります。
「何度も考えないようにする!」
これが、イライラせずに済む最大のポイントです。
●悪口を受け入れない
相手の言葉を受け入れて反論、つまり自己正当化しようとするから、
苛立つのです。
なので、最初から受け入れない=気にしない、無視しましょう。
人の愚痴などを聞いていると、
「この人って、自分のこともいつかどこかで
悪く言うのではないだろうか」と、思うことがありませんか?
そもそも、悪口や陰口ばかり言っている人からは
人が去ってゆき、人が寄ってきません。
ですから、あなたが仕返ししてやろうとか、
心を改めさせようとして裁こうとする必要はありません。
やったことは必ずその人に返ってくるのです。
●すべての人から好かれようとしない
評価してくれた人よりも批判した人のことを覚えやすいのです。
しかし、考えを変えて良いことに意識を集中してみるのです。
すべての人に好かれることは出来ません。
皆を満足させることなどできません。
そして、その必要もないのです。
人それぞれいろいろな考えを持っており、
みんな主観で考えているにすぎません。
何が正しいかはその人によります。
ですから、何を言われても全てを受け入れるべきではありません。
それはその人の主観でしかないのです。
●言われたことを反省して改善する
「悪口を言われるのは、多くの人が思っていることなので、
改善できる場合は改善する」(29歳/自動車関連/技術職)
「改善したことで、その内容は言われなくなった」
(39歳/医療福祉/専門職)
「反省すべきところは反省します」
(35歳/人材派遣・人材紹介/経営・コンサルタント系)
このように反省できる正論なら、反省しましょう。
●自分を褒めてあげる
どんなことでも良いので、ご自分をいっぱい褒めてあげてください。
例えば、
「私って、あれ程悪口言われているのに、よく我慢しているよね。
私は偉いな。」
「私、悪口を言われても仕返ししてないじゃん!
されて嫌なことはしてはいけないって知ってるもんね。
これって、当たり前なことかもしれないけど、すごいよね。」
「私って、思いやりがあるんだな~。」
「こんなに嫌な思いをしながらも、しっかりと生きてるって強い!」
などなど、ご自分のいいところをいっぱい見つけて、
とにかく褒めてみて下さい。
なぜ、自分を褒めるのかと言いますと、
悪口を言われると周りを気にしてしまいがちになります。
人は周りを気にするあまり、自分の存在を自分で否定しがちです。
ですから、自分を褒めて自分の存在を認めてあげることで、
しっかりとした自分という軸を持っていただきたいのです。
いかがだったでしょうか?
相手の愚痴や自分の悪口なんて聞きたくもないですが、
「人の振り見て、我が振りを直せ」という言葉が思い浮かぶ人も
多いでしょう。
例え、愚痴を聞かされたり自分の悪口を言われてしまっても、
以上のような方法で自分の心にうまく落とし込んで、
大人として、それなりに付き合っていきましょう。